秋吉ブログ

20年以上にわたり様々なゲームをやりまくっている、ゲーム大好きな管理人「秋吉」が書くブログです。ゲーム情報を盛り沢山出していきます。ゲーム以外の情報も時々…

【ライズ オブ P】神ゲー?クソゲー?プレイレビュー・評価まとめをしてみた!

今回は、PS5版の「Lies of P」をプレイした感想と、このゲームの良い点、悪い点をまとめていこう。

(本記事の情報は2023/10/5時点を元にしている)

「Neowiz Games」と「Round8 Studio」より、2023/9/19発売された本作。ダークソウルやデモンズソウルといった、いわゆる「ソウルライク」に該当する高難易度ゲームである。

筆者はこれまでいくつかのソウルライク作品をいずれもクリアまで実施しており、本作も「やらねば!」という衝動で購入!クリアまでプレイしてみたため、どんなゲームなのか、神ゲー、クソゲーのどちらだったのか、まとめてみたいと思う。

 

 

◆個人的感想

総評

ボスも雑魚も、誰も彼もが強く、少しでも油断すると一気にゲームオーバーになるシビアなゲーム性でありながら、相手を注意深く観察して隙を突くことで、少しずつでもクリアまで近付ける絶妙な難易度は、負けず嫌いな自分の気持ちを奮い起こし、夢中になってプレイさせる要因になってくれた。

本作オリジナルのビルド要素も非常に良く、「ただのソウルライク作品としては終わらせない!」という開発側の思いをひしひしと感じるほど。

更に、ソウルライク作品であれば謎に包まれて終わりがちなストーリー面も、非常に面白い展開で作られていた点は良かった。

ただ、いかんせん「難し過ぎる」部分もあるような気がしてならない…ソウルライク作品は人を選ぶが、本作はそう言った中でも更に人を選ぶ作品になるだろう。

 

「ソウルライク」作品らしい、というかほぼ「ソウルライク」そのものと言ってもいいようなゲームで、筆者的には面白く、オススメしたい作品ではあるが、「高難易度なアクションゲーム」である点をしっかり理解して購入すべきだとは感じた。

 

どんな人にオススメ?

  • 高難易度ゲームが好き
  • ダークな世界観のあるゲームが好き
  • オリジナルビルドを色々考えるのが好き
  • ソロプレイのゲームしかやらない
  • ソウルライクでもストーリー性が欲しい

という人にはオススメできる。逆に

  • アクションゲームは苦手…
  • ゲームでは多少の理不尽も味わいたくない…
  • ソウルライク作品をやるなら原作の方がいい
  • オープンワールド作品がいい

という人は、本作は合わないため、オススメしない

 

◆このゲームの特徴

基本一本道のソロ向け高難易度アクションゲーム

本作は、「ホテル クラット」というエリアを起点に、シームレスに繋がっているマップを踏破し、道中の雑魚敵、および区画の最後にいるボスを倒すことを目的とする、基本一本道のアクションゲームである。

オープンワールドゲームでは無いので、行ける範囲は限られている。サイドクエスト的な要素もあるにはあるが、オープンワールドどころか、昨今のRPGと比べても実装数は少ない。

また、アクションゲームの中ではやれるアクション数が少なく、アクションゲームをあまりやらない人でも、少しプレイすれば操作方法を理解できる。

基本一本道なルートを辿りながら、道中の敵を倒していくアクションゲーム

「そんな一本道でアクション少な目なゲームなら、クリアなんて余裕じゃん」と思うだろうが、そんなことは一切ない。雑魚敵であっても、敵から受けるダメージ量は尋常ではないほど高く、油断すると一気に体力が無くなってゲームオーバーとなる。ちゃんと敵の攻撃を見極め、ガードや回避でいなした上で、敵に攻撃を数発当てて逃げる、といった堅実な戦いが求められてくる。

画面左上にある赤いバーが体力ゲージ。雑魚敵でも、1発食らうだけでここまで削れてしまう

ボス戦に至ってはもっと鬼畜。怒涛の連続攻撃や、高火力かつ広範囲にわたる攻撃をいくつもぶつけて来ることばかりであり、初戦ではまず勝てない。

たった1発食らうだけで、体力ゲージが半分にまで下がってしまうほどの火力…

敵の攻撃への対処として、プレイヤーはスタミナにあたる「気力」を消費することで、ガード、または回避という行動が取れる。

が、本作はただのガードでは完全に攻撃を防ぐことはできず、一定のダメージを受けてしまう。受けたダメージは、直後に相手を攻撃する事で回復する(ガードリゲイン)ことが可能なものの、ボスなどの強敵から来る連続攻撃を全てガードしていては、体力が大幅に削られてしまう。

また、中にはガードだけでなく回避すらできない「フューリー攻撃」を行ってくる敵もいるため、ガード一辺倒という手段はとれないシステムになっている。

これに対し、本作では、相手の攻撃が当たるタイミングで同時にガードすることで「ジャストガード(所謂パリィ)」が用意されている。これにより、ガード時のダメージを無くし、「フューリーアタック」すらもいなして戦っていくことができる。

通常のガードではダメージを負う。連続攻撃をされようものなら、全てガードできても大ダメージを受ける

敵の攻撃と同時にガードするとジャストガードが発生。ダメージを受けず、敵の武器を破壊できたり、怯み値を上げることができる

体力が0となりゲームオーバーになると、直前のセーブポイントからすぐにリスポーンが可能。何度も何度もやられては挑みなおし、敵の攻撃のクセや隙がどこにあるのか知識を増やしながら、的確に攻撃を与えて体力を削っていく戦いが求められる。まさにプレイヤー自身の発見と成長をいくつも繋げながらクリアを目指すゲームだ。

 

なお、他のソウルライク作品では、オンラインでの協力プレイや対戦プレイができたが、本作は完全ソロのオフラインゲームとなっている。

 

レベル上げ、武具の装備や強化、P機関による育成要素

ボスはもちろん、雑魚敵すら強い本作で攻略の鍵となるのは、

  • 戦闘スタイルの選択
  • キャラのレベル上げ
  • 武具の装備と強化
  • P機関の解放

にある。

 

ゲームを起動してしばらくすると、初期ステータスを選択する画面が出てくる。ここで、ゲーム開始時のステータスと、初期装備武器を選択する。武器は後でショップから購入できるものの、初期ステータスは以降取り消しが効かないため、自分の戦闘スタイルに合わせて慎重に決めていく必要がある。

ゲーム開始後、3種類ある戦闘スタイルから、自分の初期武器と初期ステータスを決める。この選択が、後の育成方針に大きく関わる

キャラのレベル上げは、敵を倒したり、指定のアイテムを消費したりすることで手に入る「エルゴ」を使用する。エルゴはこのゲームで言う通貨の役割も果たしており、後述する武器の強化や、商人からのアイテム購入等にも使用する。

キャラのステータスは、体力、気力、積載力、動力、技術、進化の6つのジャンルに分けられており、それぞれが体力やスタミナ、攻撃力等に繋がっている。エルゴを必要量消費し、前述した6つの中から自分が望むスタータスを一つ上げることでレベルアップできる。レベルを上げるほど、レベルアップに必要なエルゴの量も上がってくるため、無駄使いは厳禁だ。

エルゴを使用し、6種類あるステータスから好きなものを選び、向上させていく

プレイヤー身に着けることのできる装備品は、武器、防具、アミュレットという3ジャンルに分けられている。

本作には、短剣や斧、長剣、鈍器など、多種多様な武器が登場する。武器はショップで購入したり、フィールド内の宝箱から入手したりすることで獲得可能だ。

武器ごとに攻撃モーションが異なっており、突きや縦振りを中心としたリーチの長さを主体とする攻撃から、横振りを繰り返す範囲攻撃など、同じ長剣だったとしても、一つとして同じような武器はない。

更に、武器には「フェーブルアーツ」と呼ばれる、いわゆる特技的なものが用意されている。力を溜めて強力な一撃を繰り出すものや、敵からの攻撃を一定時間耐えるもの、次の1発の攻撃力を向上させるもの等、様々な種類が用意されている。「フェーブルアーツ」の使用には専用のゲージが必要だが、このゲージは敵を攻撃すれば溜まっていく。

素早い連撃をするものや、強力な溜め攻撃をするものなど、フェーブルアーツの種類は豊富

手に入れた武器はそのまま使用するだけではなく、必要素材とエルゴを消費することで強化することができる。専用の強化素材は、敵を倒したり、道中で拾ったり、ショップから購入することで入手可能だ。

素材とエルゴを消費し、武器の火力を上げる。1つ上げるだけでも、攻撃力が大幅に変わる

防具は全部で4種類を装備可能。防御力だけでなく、敵からの属性攻撃への耐性を増加できるものもある。

「アミュレット」は、武器とも防具とも異なる、プレイングを補佐するアイテムのようなもの。プレイヤーのステータスを底上げしたり、敵から獲得できるエルゴを増加できたり、特定の敵に対して与えるダメージを上げたりすることができる。

特定の敵への火力を上げたり、部分的なステータスを向上させたり、特別な能力を発揮する「アミュレット」

ただし、武器、防具、アミュレットとも、高性能なものほど重量が増える。プレイヤーが一度に装備できる武器の重さには制限があり、制限を超えるように沢山装備をしていくと、行動内容に制限がかかってくる。

防具を沢山装備する代わりに武器やアミュレットの内容に制限をかけるのか、武器を2つ装備する代わりに防具を削るのか、プレイヤーの選択が大切になる。

 

最後の育成要素が「P機関」。他ゲームで言う「スキルツリー」のようなものだ。

道中で手に入る「クオーツ」を消費することで、「P機関」を開放し、特殊効果を手に入れることができる。手に入るクオーツの数には限りがあるため、どの能力を優先して解放するのか、考えて選んでいく必要がある。

P機関の解放でしか入手できない特殊スキルがある。どのスキルを体得するか、によって、成長の方向性が変わってくる

 

オリジナル武器を作る武器改造、プレイヤーの動きを補佐するリージョンアーム

手に入れた武器は、一部を除きいずれも「刀身」と「柄」という2つに分解することができ、別の武器の「刀身」や「柄」に付け替えることができる。

「刀身」は攻撃力や武器の重さに起因し、「柄」は火力の補正値や攻撃モーションに起因する。武器の改造はノーコストで行うことができ、自分で好きなように試すことができる。

武器は最大2つまで持ち込むことが可能。目的ごとに改造を行ったオリジナル武器を持って、場面に応じて切り替えながら戦うことができる。

刀身と柄を組み合わせ、望んだ能力を持った武具を作成できる

武器の柄には、主人公の「動力」「技術」「進化」の値によって、攻撃力に補正値が入る能力が付与されている。刀身強化以外にも、前述のステータス割り振りの結果によって、武器の火力に大きな変更を与えることとなる。

この補正値は、専用アイテムを消費することで、ある程度改変することが可能だ。

柄の補正値は、専用アイテムを消費して、ある程度いじることができる

武器とは別に、プレイヤーの左腕に「リージョンアーム」と呼ばれる専用装備品を装備できる。「リージョンアーム」は、

  • 敵にワイヤーを飛ばして一気にこちらに引き寄せるもの
  • 前方に炎を飛ばして火炎ダメージを与えるもの
  • 地面に地雷を設置して、近付いた敵にダメージを与えるもの

など、全部で8種類が存在する。初めから使用できる1種類を除き、いずれも使い勝手が良い強力なものが多いが、使用には専用ゲージを消費するため、ゲージが切れてしまえば使うことができない

自分が使っている武器や、自分の戦い方、相手の特徴に合わせて、どの「リージョンアーム」を使っていくか、装備した「リージョンアーム」をどのタイミングで使うか、といった戦い方の切り変えが重要になる。

腕から炎を出すもの、敵を一気に引き寄せるワイヤーを出すもの等、能力が大きく異なる。採用するリージョンアームにより、戦い方も変わってくる

 

「ピノッキオの冒険」をベースにしたダークなストーリー

本作は、「ピノッキオの冒険」という昔からある童話をベースに、非常に大人向けでダークな世界観に染めたストーリーが展開される。というより、登場人物が似ているだけで、全くもってピノキオの原作ストーリー要素は出てこない。

 

ストーリーの舞台は、「クラット」という中世ヨーロッパ風の街や村だ。ここでは「ゼペット」という男が考案した自動人形が、人間を補佐する形で一緒に生活していた。また、「エルゴ」と呼ばれる物質の発見と利用により、人々は非常に繫栄した生活を送っていた。

しかし、とある時を境に人形たちは暴走し、人々を襲うようになる。更には、「石化病」という謎の病が蔓延し、感染した人間は一人残らず息絶えてしまうようになる。「クラット」はこれまでの繁栄した姿から一転、まさに絶望の街へと変貌してしまった。

 

そんな中、とある列車の中で目を覚ました、機械人形である主人公。主人公は他の人形たちとは違い、人々を襲うことは無く、更には人形では絶対に行えない「嘘をつく」という行為ができる特別な個体だった。

主人公は、自身を作りだした「ゼペット」を探し、彼の協力の元、この絶望に塗れた状況から抜け出す方法を模索することになる。果たして主人公は、残された人々、および「クラット」を救い出すことができるのか。

列車の中で目を覚ます美少年が本作の主人公。彼を操作し、人形の暴走の真相と、石化病の改善方法を探すこととなる

 

なお、本作はストーリーの要所要所で、

  • 本当のことを言うか
  • 嘘をつくか

という選択を迫られることがある。ここでどのような選択をしたか、によって、ストーリーの結末が変わる「マルチエンディング」制度を導入している。

ストーリーの各場面で、正直に話すか、嘘をつくか、選択を迫られる。ここでの答えによって、ストーリーが分岐されていく

 

◆このゲームの良い点

何度も挑み、試行錯誤すれば必ずクリアできる絶妙な難易度!

ソウルライク作品の一番魅力的な点と言えば、超絶難易度でも、どこかに必ず隙があり、何度も挑んでその隙を見つけて戦っていけば、必ずクリアできるように作られている点だろう。本作もこの良い点をしっかりと受け継いでいる。

 

ボスだけではなく、雑魚敵ですらも、やたらと広い攻撃範囲、いつ終わるのかわかりにくい連撃などをしてくるため、敵の攻撃を捌くだけでも超大変。それに加え、本作特有の「ガードしてもダメージを受ける」というところから、「とりあえずガードして様子見」ができない。相手のモーションを常に凝視し、適切なタイミングでジャストガードを狙ったり、回避を行ったりと、非常にシビアな判断を常に求められる。中には理不尽とも思える戦いを強いられることも。

筆者も、1回もゲームオーバーにならずに突破したボスは1,2体ほどで、平均的には4,5回はゲームオーバーになっていた。ボスによってはあっさり倒せるものもいるが、苦戦したボスはそれこそ10回はやり直した。

でも、何度も挑戦し、敵の攻撃をじっと見ているうち、敵の攻撃パターンやリーチの長さ、隙などが見えて来る。

  • 連撃は3回までで、3回目が終わったら弱攻撃2発だけできる隙があるな
  • この攻撃、こっち方向に回避すると必ず攻撃が当たらないな
  • この攻撃の時は安パイを取って回避、この動きの時は攻撃テンポが一定だからジャストガードが狙えるな

などといった、対応方法に気付けるポイントがある。そこを突いて、少しずつでも確実にダメージを与えていけば、必ずクリアできるようになっている。

この絶妙なバランスは「さすが!」としか言いようがない。苦労してボスを倒した時の達成感は、何者にも変え難い感動を与えてくれること間違い無しだ!

大ボスを倒した時のELIMINATED画面…これを見れた時の達成感は半端ではない

 

オリジナルのビルドを組める要素が幅広い!

キャラのレベリング、武器の「刀身」&「柄」の付け替え、防具や「アミュレット」の切り替え、「リージョンアーム」の選択」、「P機関」によるスキルツリー構築など、ビルド構築の幅が広く、自分の中でのオリジナルビルドを組む楽しみがあった点は良かった。

 

個人的に特に良かったのが、用意されている武器の多さと、「刀身」と「柄」の組み合わせ変更によるオリジナル武器構築要素だ。

1つのマップだけで、探索を繰り返すと2,3個の武器が手に入り、それぞれでモーションや特徴が違うため、「どんな武器なのかな」と実際に使ってみて試すようなことをして見たくなる。また、一度「これをメイン武器にしよう」と思ったとしても、

  • この刀身の攻撃力は良いんだけど、柄の補正値がステータスと噛み合ってないな…
  • 攻撃モーションが気に入らなくて使いにくいな…

というのがちょくちょく発生するが、そういった際にこの「刀身」と「柄」の組み合わせ変更を行うことで、火力もあり、モーションも「フェーブルアーツ」も望み通り、という、正に「自分だけのお気に入り武器」を作れたため、非常に良かった。

 

筆者は「動力」「積載」を中心に上げたビルドにし、振りは遅いが高火力広範囲な武器を振り回しながら、敵からの多少の被弾は覚悟した上で脳筋で戦うスタンスでプレイした。これを「技術」ビルドにすれば、短剣や槍などを用いて、回避を主体としたスピード感ある戦い方ができるし、「進化」ビルドにすれば、相手を状態異常にしながら戦う、一風変わったトリッキーなプレイングもできるはずだ。

他のソウルシリーズにある「魔法攻撃」が無いのはちょっと残念だったが、近接武器だけでも様々なビルドができる点は、魔法攻撃の無さはそこまで気にならないほどだと感じた。

 

ストーリーの作り込みがよい!

筆者がこれまでやってきたソウルライク作品は、どれもこれもただプレイするだけではストーリーがよくわからないものが多く、色んなアイテムや文献を読み込まないといけないものが多かった。

が、本作はストーリー全体がかなり理解しやすく、尚且つ意外性のある流れになっている点が非常に良かった。

何故人形達は暴走したのか、石化病は何故蔓延したのか、道中で手に入る「エルゴ」とはなんなのか、など、プレイ開始時点では謎に包まれている物事が、ストーリーを進め、少しずつ真実が明らかになっていく。その中で、プレイヤー自身が嘘をつくのか、真実を言うのか、と言った選択を迫られるが、それらの噛み合いが非常に優れており、先が気になる作りとなっていた。

 

全エンディングを見るならかなりのボリューム!

筆者は、複数あるエンディングのうちの一つをクリアし、それ以外にもサブクエ全てやその他やり込み要素をある程度クリアした段階で、プレイ時間は約26時間だった。

他のストーリーを見たければ、クリア後に解放される2周目にて、別エンディングとなるように遊ぶ必要がある。2周目ともなると敵のステータスが大きく増加する為、よりプレイヤーの育成に力を入れる必要が生じ、プレイ時間もその分長くなってくる。

全エンディングを見ようとしたら、それこそ70時間程は遊べると感じた。

 

グラフィックは美麗!ダークな世界や奇妙な敵の姿がまさにリアル!

PS5でプレイしているためか、やはりグラフィックは一級品。

ムービー中に流れる景色は、崩壊した「クラット」の街並みを薄暗く、不気味に照らし、「これからこの先のダンジョンを攻略しに行かないといけないのか…」と、グラフィックに圧倒されながら進むこととなる。

ムービーだけでなく、プレイ中の映像も滑らかで、町中を探索する楽しみを見出すことができた。

夕焼けに照らされる巨大な教会の姿…美しいながらも、どこか得体のしれない恐怖を与えてくる…

プレイ中の風景。荒廃した世界が色濃く描かれている

ボスの登場シーン。見るからに気味の悪い、それでいて強そうな存在感を放ってくる…

 

◆このゲームの悪い点

あまりにも既存のソウルシリーズに似すぎている…

ソウルシリーズを出しているフロムソフトウェア社以外のメーカーで出しているソウルライク作品というと、

  • 仁王シリーズ
  • FFオリジン
  • REMNANT FROM THE ASHS

辺りが挙げられる。これらの作品は、強敵に何度も挑みながら攻略していく点や、敵を倒して入手できる強化ポイントを用いてレベルアップや武具強化をする点は同じだが、ステージが一本道ではなく選択制になっていたり、軽快な攻撃モーションが取れる武器や技があったり、そもそもメイン武器が銃だったりと、色々とオリジナル要素が用意されていた。

が、本作はあまりにも、元となっているソウルシリーズに似ている。

  • 薄暗くダークな世界
  • 軽量武器でも少し重めな攻撃モーション
  • 一度倒したボスは、周回プレイしないと復活しない
  • 音声は英語のみで、日本語字幕によって補佐する

等、ゲーム性からUI関連に至るまで、あらゆるものが近しい。

その再現度は驚愕の一言。元となるソウル作品のゲーム性の良さもあって、やっていて非常に楽しいは楽しいのだが、これまでのソウルシリーズ作品とは違う新要素を期待していた筆者としては、そういった要素がなく、最初から最後まで既知感を覚えたのは少し残念だった。

 

ジャストガードの難易度が高すぎる…

本作の戦闘は、全体的に「ジャストガード」が要求される場面が多い。にも関わらず、ジャストガードの受付可能時間が尋常ではない位短く、そうそう成功することは無い。失敗すれば甚大なダメージを受けるため、あまりにもリスクが大きく、それでいて成功したらダメージを受けないただのガード扱いになるだけで、使いにくい。

にも関わらず、ゲーム後半になればなるほど、通常攻撃の中にフューリーアタックを混ぜ込んでくる嫌らしい敵が増えてくるため、否応にもジャストガードが必要になる場面が増える…

 

実は、ジャストガードを使わなくても、ガード不可な「フューリーアタック」すらいなすことができる手段がいくつか用意されている。そちらの方が圧倒的にリスクが少ないため、筆者は最終的には相当なことが無い限りジャストガードは狙わないようになってしまった…

数フレームでも、ジャストガードの許容時間を伸ばしてくれるだけでも、だいぶやりやすくなるのだが…

 

ロード時間が気持ち長い…かも…

ステージ間を移動する時や、ゲームオーバーになってリスポーンする時等に、約4秒~5秒のロード時間が発生する。ロード自体がそこまで頻繁に発生することはないため、気にならない、と言えば気にならないのだが、昨今のPS5ゲームに慣れてきた筆者的には、「PS5にしてはロード時間が長くないかな?」と少々気になった。

本作はPS4版も発売されているため、そちらのロード時間が気になるところだ…

 

重量制限が厳しい気がする…

武器を2つ持てたり、様々なアミュレットや防具を身につけられるのだが、その際の重量制限がかなり厳しいのが気になった。

最大積載量の60%を超えると、スタミナ回復速度やダッシュ速度が遅くなってしまうため、基本的には60%に抑える必要があるが、そうなると武器を2つ持ったり、アミュレットや防具を好きに組み合わせることが中々できない。

筆者は重量級武器を使うようなビルドにしていたため、武器そのものが重く、かつスタミナ消費も激しい為、どうあがいても武器を2つ持つことができなかった。また、アミュレットも、P機関で強化すれば3つ4つを多く付けられるようになるが、こちらも重量制限がきつい為、デフォルトである2つでも、かなり装備内容を制限された。

一応、ステータス「積載力」を上げたり、積載量を上げられるアミュレットもあるなど、回避手段もありはするし、2週目等の集会プレイでどんどん積載力を上げていけば、このあたりの不満点は解消されてくる。が、初めからもう少し重量制限は緩くしてくれても良かったのではないかな…?というのが筆者の思いだった。

 

 

 

◆まとめ

ソウルシリーズに非常に良く似た、それでいて出来の良かった作品である「Lies of P」。

ジャストガードのシビアさや、あまりにもソウルシリーズに似すぎている点に引っかかったプレイヤーに取っては、あまりいい印象は持たないかもしれないが、筆者的には非常に楽しくプレイできた作品だったため、高難易度ゲームを求めている人は、是非とも購入してみることをオススメしたい。

 

では!