秋吉ブログ

20年以上にわたり様々なゲームをやりまくっている、ゲーム大好きな管理人「秋吉」が書くブログです。ゲーム情報を盛り沢山出していきます。ゲーム以外の情報も時々…

【FFオリジン】神ゲー?クソゲー?プレイレビュー・評価まとめをしてみた!

今回は、「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」をプレイした感想と、このゲームの良い点、悪い点をまとめていこう。

(2022/4/13 時点の情報である)

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2022/3/25に発売されたゲーム「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」。

FFシリーズの外伝に当たる作品で、これまでのRPG主体のFFとは異なり、がっつりアクション路線に舵を切った作品となっている。

アクションゲーム好きの筆者はもともと気になっていたこともあり、エルデンリングをちょうどクリアしたと同時に本作を購入!ストーリークリアと、やり込み要素を10時間ほど、全体で25時間ほど遊んでみたため、どんなゲームなのか、感想をまとめてみたい。

…しかしなんだこのゲームタイトルの長さは…あまりに長いので、本記事では「FFオリジン」と略して記載する。

 

 

◆個人的感想

総評

仁王シリーズを作成した会社が開発しているが、仁王とは違い、かなりスタイリッシュでかっこいい戦いができる点は、斬新で素晴らしい要素だった。特に、通常攻撃と特技を組み合わせて敵を完封できた時は、恥ずかしながら自身のプレイングに惚れ惚れするほど。

が、そんな戦い方ができるようになるのは、時間をかけて数多くの操作に慣れ、高レベルの装備を入手できてから。それまでは、理不尽とも感じる雑魚敵の群れを相手に蹂躙されて終わってしまう。

また、ストーリーは良くわからない&短いので、FFシリーズの壮大かつ濃厚なストーリーを期待するのも難しい。

つまらないわけではないが、めちゃめちゃ面白いというわけでもない、端的に言えば「凡ゲー」といった印象だった。

 

どんな人にオススメ?

  • ハクスラゲーや高難易度ゲーの初心者
  • 「FINAL FANTASY 1」のストーリーに思い入れがある
  • 無双シリーズとも違うスタイリッシュ戦闘がやりたい

という人は楽しめるだろう。逆に、

  • ストーリーにボリュームや深みが欲しい
  • 超本格的ハクスラゲーが好き
  • 効率厨な動き方はしたくない!成長しながら1つずつクリアしていきたい!

という人には合わないだろう。

 

◆このゲームの特徴

スタイリッシュ×高難易度のアクションゲーム

本作は、通常攻撃や特技、魔法、アビリティを組み合わせ、スタイリッシュな戦闘が可能なアクションゲームとなっている。

全8種類の武器ごとに攻撃力やリーチ、攻撃速度が異なる上、それぞれ固有の特技を持っている。特技には

  • 火力が高いが隙が大きいもの
  • 特殊効果を付与してくれるもの

等、様々な特徴があるため、自分が使いやすいものを選び、状況に応じて使い分けていく。

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武器ごとに用意された特技を駆使し、敵を撃破していく

魔術師であれば魔法を使うことが可能。魔法は即発動できるが火力の低い「ファイア」「ブリザド」等から、溜め時間が必要だが高火力かつ広範囲な技が撃てる「ファイガ」「ブリザガ」等までを、その場で使い分けて攻撃する。

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魔法は溜めれば溜めるほど強力な魔法へと変わる

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最大火力の魔法を使えば、強力な範囲攻撃で一気に敵にダメージを与えられる

特技や魔法以外に、アビリティを発動して特殊能力を一定時間付与することもできる。アビリティは最大4つまで装備可能で、発動すれば

  • 攻撃と同時に体力が回復したり
  • 特技や魔法を連発できたり
  • 溜め時間を短縮できたり

といった様々な効果を付与できる。アビリティを使い分ければ、ピンチの状況を脱出することができる。

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アビリティ「カオスブリンガー」を使えば、一定時間特技や魔法を連発できる

特技や魔法、アビリティの使用には、それに準じたMPが必要になる。通常攻撃をすればMPを回復できるため、特技や魔法に合わせ、通常攻撃もはさんでいくこととなる。

特技や魔法で敵を攻撃すると、敵の「ブレイクゲージ」を削ることができる。全て削り切れば、「ソウルバースト」というどんな相手でも1発で撃破可能な技が使える。「ソウルバースト」で敵を倒せば、その任務での最大MP値を増加させられるため、積極的に狙っていきたい。

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敵をブレイク状態にすると、一撃で敵を葬れる「ソウルバースト」が使える。爽快な一撃で敵を撃破!

 

最大3人で挑むミッション。オンラインマルチも可能

本作では、プレイヤー以外にNPC2名を連れてミッションに挑む。NPCはそれぞれ自分の思う通りに攻撃、回避、防御、回復を行う優秀な立ち回りをしてくれるため、まるで常に3人のプレイヤーと一緒に戦っているような感覚でプレイできる。

特技や魔法で集中攻撃してほしい場合は、専用のコマンドを使えば積極的に攻撃を仕掛けてくれるため、使い分けて指示出しすることで、プレイヤーがピンチの状況を助けてくれることも多い。

 

また、オンラインマルチで他プレイヤーと3人まで一緒に遊ぶことも可能。ホストとなる人がミッションを選び、他のプレイヤーが参加して、選択したミッションをクリアしていく。

 

全28種類のジョブから最適なジョブを選択

本作では、基礎ジョブ8種、上位ジョブ10種、最上位ジョブ10種の合計28種類にも及ぶジョブの中から、自分が使いたいジョブを2種まで選び使用できる。各ジョブには

  • 近接攻撃力の高さがウリの「大剣士」や「ナイト」、「パラディン」
  • 様々な魔法を駆使して戦う「魔術師」や「黒魔導士」、「賢者」
  • トリッキーな技で戦う「短剣士」や「シーフ」、「忍者」

等の様々な特徴がある。敵の特徴、装備品の内容、自分のプレイスタイルから、使いたいジョブを選んでいこう。

 

各ジョブには、専用のスキルツリーが存在する。ジョブを使い込みレベルが上がると、ジョブポイントを入手できるため、それを消費してスキルを解放することで、ステータスを上昇させたり、特技を解放できたりする。どのスキルツリーをどのような順番で開放するかは、プレイヤーの手で自由に決めることができる。

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各ジョブにはスキルツリーが存在する。ここで手に入れたスキルの中には、他のジョブでも使用できるものもある

 

武器毎に異なる能力が付与されたハクスラ要素

本作では、武器ごとにランダムな効果が付与されるハクスラ要素を採用している。

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ステージクリア時に入手できる大量のアイテム。このドロップ感はまさにハクスラゲームそのもの

装備品にはレア度が設定されており、レア度が高くなるほど、専用特技が習得できたり、高性能な効果が付いてくれる。どの効果が付くかは完全ランダムだ。

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各武器には、最大3つのランダム付与効果と、JOB適正値を上昇させる効果を持っている

また、本作特有の厳選要素として「ジョブボーナスの厳選」がある。各武器には、ジョブボーナスを指定の%分増加させる効果がランダムで付与される。ジョブボーナスが上がるほど、そのジョブが持つより良い能力を発揮できるようになるため、自分が集中してあげたいジョブボーナスを上げてくれる装備を厳選していくことになる。

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画像はジョブ「賢者」のジョブボーナス画面。装備品にあるジョブボーナスを指定の%まで溜めれば、より強力な効果を付与できる

決めた装備セットは、プリセットとして保存しておくことが可能。お気に入りのビルドを登録しておけば、わざわざメモってつけなおして…といったことをしなくても、自動でビルド変更ができるお手軽さがある。

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プリセットに登録すれば、自分が作ったお気に入りビルドをすぐに引き出せる

 

「FINAL FANTASY 1」に至るまでの物語

1987年に発売されたゲーム「FINAL FANTASY」。売上本数52万本と、新規IPにも関わらず大きな売り上げを叩きだし、スクエアエニックス社(発売当時はスクエア社)の看板タイトルとなるきっかけとなった作品である。筆者はゲームボーイアドバンス移植版で過去に遊んだことがあった。

「FINAL FANTASY」に登場するボス「ガーランド」は、2000年もの時を超え、プレイヤーたち光の戦士を待っていた、といったような発言をしているが、「FINAL FANTASY」内ではその意味、および黒い甲冑に包まれた「ガーランド」の中身はそもそも誰なのか、といったことは明かされないまま終わる。

この謎を回収した作品が本作「FFオリジン」である。

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FINAL FANTASYのボス「ガーランド」。彼がなぜ生まれたのか、その背景を知れるストーリー

本作の主人公「ジャック」は、中々に脳筋かつ荒々しい性格の男性だ。記憶喪失でありながらも、そんなことは一切気にせず、自分の胸の中にふつふつと浮かぶ「世界を乱す存在であるカオスを倒す」という気持ちだけで行動するような人である。

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カオスを倒すことを胸に秘め戦う戦士「ジャック」が主人公

コーネリアに到着したジャックは、コーネリア王から、カオス神殿に巣くうカオスを倒すことを言い渡される。カオス神殿に到着したジャックは、そこにいた「カオスとなる者」と戦闘し勝利するものの、実際に倒した敵は「カオス」ではないことが判明する。

その後、仲間と共に旅をする中で、自分が何者なのか、自分が持っている黒水晶が何なのか、なぜ何度もこのコーネリアに来たことがあるような気がするのか、といった、自分の置かれている状況を思い出していく。

最後に待っている結末は何なのか、どのようにして「FINAL FANTASY」のストーリーが始まるのか…本作をプレイして、是非そのストーリーの繋がりを確認してみてほしい。

 

◆このゲームの良い点

スタイリッシュでかっこいい戦闘が楽しい!

数多くの技を組み合わせ、いくつもの敵をなぎ倒していく本作の戦いは実にかっこいい。

耐久力のある敵も、特技や魔法、アビリティを駆使して攻撃し、最後にソウルバーストで粉砕した時には、非常に爽快さを覚えた。

もちろん、高難易度ゲームにあるような、回復アイテムも尽きたギリギリの状態で勝利を収める!といった緊張感もしっかりある。特にボス戦の緊張感は半端ではなく、無双シリーズのように単調プレイで終わる、と言ったことはなかった。

このスタイリッシュ戦闘感は、個人的にはかなり楽しくやれて好評だった。

 

ビルド構築が他ゲーよりわかりやすい!

ハクスラゲームの楽しさは、自分独自のビルドを考えるところにある。

が、このビルド構築を実際に全部自分で考え、必要装備を揃えるのは非常に大変。同じステージを何度も周り、高レアリティの装備を手に入れ、装備に付いている特殊効果が望んでいるものでなければやり直し…ということを繰り返す必要があるため、膨大な時間と気力が必要となる。

本作のビルド構築は、欲しいジョブのボーナス値が高い装備を入手できれば基本はOK。非常にシンプルでわかりやすい。

ハクスラゲー初心者の入門編にはちょうど良いのではないかと感じた。

 

高難易度ゲー初心者から上級者まで楽しめる!

高難易度ゲーは雑魚敵ですら攻撃力が高く、油断すると一瞬でやられてしまう。このようなタイプのゲームをやっていないプレイヤーであれば、まともにクリアできず苦戦するだろう。

だが、本作はそのような高難易度ゲームの中でも、全体的に難しさは抑え目な印象だった。

敵の攻撃時には、敵がこれから使う技の名前が表示されるため、それを見てから、敵の攻撃をガードするか、回避するか、無視して攻撃を続けるかの選択ができる。敵の技の中にはガードができない技もあるが、しっかりとガード不能攻撃をしてくることが表記されるため、対処がしやすい。

また、広範囲を一瞬で攻撃してきたり、ありえないほどのディレイ攻撃でこちらの回避タイミングをずらしたり、といった技を持つ敵もほぼいない。素直に回避、ガードができるので、対応しやすい印象だった。

ボス戦は難しいものの、敗れてしまった後には攻略のためのヒントを提示してくれるので、敵の倒し方を知った上で再戦しやすい。

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ボスに詰まっても、攻略のコツを教えてくれる

更に、負けてしまった時のペナルティも、特技や魔法を使うために必要なMP上限が減るのみ。減ってしまったMP上限は「ソウルバースト」で敵を倒したり、「ソウルシールド」で敵の攻撃を防いだりすればまた増やせる手軽さもよい。

それでも難しい人向けに、難易度変更まで完備。難易度は全3段階(ストーリークリアしたら4段階)から選べ、一番下の難易度「ストーリー」にすれば、敵の攻撃力も耐久力も大きく下がり、普通のアクションゲームとなってくれる。慣れてきたら、徐々に難易度を上げていけばよい。

高難易度ゲームに触れたことが無いが、挑戦してみたい!という人にはオススメの作品といえる。

 

ただし、難易度「カオス」は別だ。ここまでくると、難易度部分にも不満感が出てくるようになるのだ…

 

◆このゲームの悪い点

高難易度×スタイリッシュアクションの組み合わせは正直…

高難易度ゲーム×スタイリッシュアクションという組み合わせは本作が初だと思われるが、この組み合わせは正直あまり嚙み合っていないな、というのが感想だった。特に雑魚戦では特にこれを感じてしまった。

 

このゲームを深くまで楽しむには、難易度「カオス」という最高難易度をプレイする必要がある。

難易度「カオス」では、雑魚敵であっても攻撃力や体力が飛躍的に上がり、非常に強くなる。それだけであれば、フロムソフトウェア社が作る「ダークソウル」シリーズでも同じことが言えるが、正直これらに登場する雑魚敵よりも強い。「ダークソウル」シリーズであれば弱攻撃4、5発で倒せるような敵が、本作では20発以上当てないと倒せない。

雑魚敵の数が1体や2体であれば何とかなるが、本作では3体以上との同時戦闘は当たり前。かつ1体に攻撃すれば、周囲の敵もこちらに気付いて攻撃してくるため、各個撃破する立ち回りもできない。

更に、雑魚敵の多くがスーパーアーマー(攻撃を受けても怯まない)持ちのため、本作の良さでもある各種技を駆使した連続攻撃中に反撃されてしまい、そのまま負けることも多い。

そうなると、最終的には味方を盾にし、遠距離から魔法攻撃を当てるのが最適解になってしまう。せっかく色んな攻撃バリエーションがあるのに、魔法しかまともに使えないバランスはかなり残念だった。

 

一応、ビルドや装備強化をちゃんとすれば、近接戦闘でも戦える。が、この要素にも粗がある。詳細は次にまとめる。

 

ハクスラ要素、能力強化要素はかなり大味…

良い点に書いたビルド構築のわかりやすさ。が、裏を返せば深みがなく、かなり大味であることの裏返しでもある。

武器ごとに最大3つ付いているランダム効果も、「与ダメージ+1%」というような微々たるものだけ。鍛冶屋で強化すれば性能を上げられるが、それでも「+4%」くらいまでしか強化できないので、あってないようなもの。

結局、ハクスラ要素の中核になっているのは、武器についているJOB適正値の増加のみ。ハクスラ要素がこのレベルまでしか無いというのは…数多くのハクスラゲームをやり込んだプレイヤーからするとちょっとがっかりだ。(ハクスラが初めて!という人には、シンプルでわかりやすいからいいかもしれないが…)

 

また、能力強化要素が雑なのも残念。

よくあるRPGは、装備やスキルとは別に、経験値を溜めてレベルアップし、体力や攻撃力を上げるシステムがあるが、本作にはそれが無い。本作でステータスを上げるには、今の装備品より高レベルの装備を集めるしかないが、装備集めには、今の装備の適正レベルよりも高いミッションに挑む必要が出てくる。そうなると雑魚敵ですら異常に強く、中々クリアできない。

一応、効率を重視した裏技を使えば、そこまで苦労せずに高レベルのミッションをクリアすることもできるが…1ゲーマーとして、そのような方法はあまりいい印象は抱かなかった。

 

操作方法、用語、システムなど、覚えることが非常に多い…

本作の操作方法は、筆者がこれまでやってきたアクションゲームの中でも、特に複雑でビックリした。

通常攻撃も、ただの連打から、長押しでの溜め攻撃、スティックを前後左右に倒して出す攻撃など、バリエーションが多い。武器種によって個別に存在する攻撃コマンドまであるため、色んな武器を使い分けたいなら、非常に多くのコマンドを頭に入れておく必要がある。

また、ガードにも2種類存在する。ただ攻撃を防ぐ通常ガードと、MP上限値の増加や敵の技の習得ができるがスタミナ消費が大きい「ソウルシールド」の2つを使い分ける必要がある。敵の技の中には、これらのガードでも防げない攻撃もあるため、その時にはステップ回避も組み合わせていく必要が出てくる。

特技や魔法、アビリティも、使うボタンが色々違っているのだ。

 

また、操作方法や各コマンド、ゲージ等の一つ一つに専門用語が設定されている。後々「TIPS」という形で確認することができるものの、一発で全て覚えるのはまず不可能。

 

全てを覚えて使いこなせるようになると楽しいが、ここまで複雑だと、「アクションゲームはやらないけど、FFシリーズファンだからやってみたい」という人は、嫌気を指してやめてしまうのではないか、と若干気になった。

 

ストーリーは意味不明…かつ短い…

本作のストーリーは、FFシリーズあるあるのわかりづらいストーリーが続く。全く分からないわけではないが、

  • ジャックがどういう存在なのか
  • ジャックはなぜ生まれたのか
  • そもそもルフェイン人という高度知能生命体が何がしたいのか

などなど、このゲームの中核となる内容が筆者はイマイチわからなかった。後々、ストーリー解説動画を見てやっと理解できたほどだ。(これは筆者だけなのかもしれないが…)

また、RPGではよく掘り下げられるような、マップや登場人物、世界観等の背景説明がかなり端折られているため、なんだか非常にそっけなくストーリーが終わるのも味気ない。そのせいか、ストーリークリアまでにかかる時間も15時間程度しかなく、値段の割にストーリーボリュームが少ないのも残念。

「FINAL FANTASY」をプレイしていて思い入れがあるような人であれば、「FINAL FANTASY」に繋がるストーリーとして楽しめるだろうが、「FINAL FANTASY」をやったことが無い人は、あまりに淡泊さなため、ストーリーに期待して購入するのは避けた方が良いだろう。

 

その他細かな不満要素…

大きく話題に上げるほどではないが、細かな不満点はチラホラあった。

まず、ミニマップが無い点。今自分がどこにいて、どの方向に向かえばよいかわからなくなることが多い。特定のマップは拠点間をワープしたり、同じところを何度か行き来する必要のある場所があるため、そういった場所では迷子になることが多かった。

 

次に、敵のバリエーションが無い点。最初のダンジョンから最後のダンジョンまで、大体出てくる敵が一緒で代わり映えしない。ここはもう少し種類が多く欲しかった。

 

最後に、グラフィックがちょっと粗い点。筆者はPS5でプレイしたが、PS5の性能を活かすほどの高画質だったか、というと…PS4後期に発売されたゲームのグラフィック、という方が近かった。全体的にギラギラ光るエフェクトやマップが多い中でグラフィックの粗さが目立つので、ずっとやっていると目が疲れてくる感覚に襲われることがあった。

 

 

 

◆まとめ

そこまで悪いゲームではないと感じたが、「誰にでもオススメできる良ゲーか」と言われると頭を悩ませる作品であった「FFオリジン」。セールになり、値段が安くなったタイミングを見て購入するのが、本作を最も効果的に楽しめるように感じた。

そのタイミングを待ってから、気になるなら購入してみてほしい。

 

では!