今回は、Apex Legendsのランクマッチで、プラチナ帯プレイヤーが野良でダイヤモンド帯に行くには、どのようなことに気を付けていれば良いか、についてまとめてみた。
ゴールド帯までは脳筋プレイしても問題なく戦えるプレイヤーも多いが、プラチナに入ると途端に難易度が跳ね上がるため、「プラチナ帯に入った途端全く勝てなくなった…」という人も多いのではないか。
かくいう私もその一人。プラチナまでは問題なく上がれるが、入ってからしばらくはプラチナⅣ〜プラチナⅠをウロウロすることが多く、難易度の高さに愕然とした。
そんな中、シーズン9スプリット2にて初のソロダイヤを達成!いやぁ…本当に大変だった…
どんなことに気をつけながら、ダイヤ帯まで野良で到達したのか、筆者が気をつけたことをまとめてみたので参考にして欲しい。
なお、プラチナ帯ともなると「この立ち回りをすれば絶対正解だよ!」というものは無い。野良プレイとなると尚更だ。チームメンバーの力量、初期降下位置とそこでの物資量など、状況に応じて柔軟に立ち回りを変えていく必要がある。ここにまとめるのは、私が考える「野良ダイヤを目指すなら最低限身につけたい知識」なので、まずはこれらを習得し、そのあとは何度もプレイしてプラチナ帯での立ち回りを体に覚えさせて欲しい。
また、本記事はシーズン12までランクシステムをもとにしている。
◆私の戦績
シーズン4の終わり際からApex Legendsを始め、シーズン4ではプラチナⅣまで到達。シーズン9スプリット2で初のダイヤ帯に到達、以降はシーズン12スプリット1、およびスプリット2でもダイヤ帯に到達した。
ランクシステムが大きく変わったシーズン13では、スプリット1はプラチナⅣ、スプリット2はプラチナⅢまで到達した。
いずれも完全野良プレイである。
◆プラチナ帯の立ち回り
【その1】事前準備編
キャラは強いとされるキャラをピック
Apexには沢山の個性的なキャラが存在しており、中には「性格も含めてこのキャラが好き!」という、強さ以外の基準でキャラを選んでいる人もいるだろう。しかし、もしあなたがそのキャラを使って一向にRPを盛れないのなら、使うキャラを変えるのも一考すべきだ。
野良プラチナで勝つためには、場面を選ばずアビリティを汎用的に使えるキャラを優先的に選ぶのが良い。野良の腕前に依存する必要が無く、アビリティが腐りにくいのだ。オススメどころでいうと、
- ブラッドハウンド
- ジブラルタル
- パスファインダー
- レイス
- オクタン
- バルキリー
あたり。野良ダイヤを目指すなら、これらのキャラをどれも使いこなせるように練習するのが良い。ちなみに筆者は、プラチナⅣ~Ⅲはパスファインダーやオクタン、プラチナⅡ~Ⅰはブラッドハウンドを主に使っていた。
自分の得意武器、バッグ構成を事前に決める
プラチナ帯を勝ち上がるのに、戦闘や立ち回り以外の重要な要素として、
- 安定して敵に弾を当てられる武器選び
- すぐに必要材料を準備し、目的地に移動する漁りの速さ
が挙げられる。このためにも、自分の得意武器2つの組み合わせを事前に決めること、事前にバック構成を決め、その構成になるようにアイテムを集めることを意識しよう。
武器に関しては、初動で自分の得意武器が拾えない時も、次の拠点で得意武器を見つけたら、率先してその武器に持ち替えるようにしたい。さすがに拠点2つ目まで移動しても得意武器が手に入らなかったら、デスボから拾えるまでは諦めて入手武器で戦おう。参考までに、私が優先的に選んでいた武器は以下の通りだった。
中遠距離用(以下から1つ) | 近距離用(以下から1つ) |
---|---|
R-301 | ボルトSMG |
ボセックボウ | EVA 8 |
ロングボウ | R-99 |
スピットファイア | フラットライン |
バック構成は、バック無しからレベル3までそれぞれ構成を考え、その構成になるようにアイテムを収集していた。この方が、「今回はどれにしようかな〜」と悩む時間が無くなり、漁りが早くなる。
ここは自分なりのバッグ構成があるはずなので、「私はこれがいい!」というものを事前に見つけてほしい。参考までに、私のバック構成は以下の通りだった。
【その2】動き方編
初期の降下場所は絶対に被らせない
初動で敵と被ってしまうと、「いかに強い武器やアーマーを敵より早く引き当てるか」という運ゲーになってしまう。勝てたら良いが、負けたらそのまま即「-36RP」であり、あまりにリスクが大きい。確実にランクを上げていきたいなら、初動は絶対被らないよう注意して降下位置を決めよう。
野良プレイだと、とにかく激戦区即降りをしたがったり、迷いに迷った挙句敵と同じ位置に後降りしたり…といった野良がジャンプマスターになってしまう恐れもある。初動被りを避ける動きを安定して行いたいなら、自分がジャンプマスターを買って出よう。ジャンプのやり方は別記事にまとめているので参考にしてほしい。
絶対に安全でない限り、味方から離れない
プラチナ帯ともなると、単独行動しているところを見られたら、敵部隊3人から一気に叩かれ、そのままダウンとなりかねない。
時折、物資の確保や漁夫を狙うために、味方を置いてけぼりにして一人で移動していく人がいるが、プラチナ帯から抜け出したいなら周りを確認し、周囲に絶対に敵部隊がいない、と目視できない限り、味方から離れて移動するのは絶対にやめよう。
もちろん、のんびり移動して問題ない、というわけではない。漁りが遅い味方がいた場合は、「ここに移動する」とピンを出し、「移動するぞ!」という意思表示をしっかり示そう。
味方が戦闘狂の場合、逃げられるよう少し後ろにつく
プラチナⅣのプレイヤーに特に多いが、ひたすらに動き回り、敵を見かけ次第、有利不利を考えず戦闘を始めるプレイヤーがいる。大体の場合、そういったプレイヤーはすぐやられる。そんな味方について行ったら、自分も即デスボ化してマイナスRP、までが一連の流れだ。
そんな「明らかな戦闘狂」が味方にいるとわかった場合、味方に何かあっても自分だけは逃げられるよう、味方の少し後ろをついていこう。戦闘時も、中距離武器を使って味方を支援し、敵がダウンしたら一気に詰め、逆に味方がダウンしたら逃げる準備をしておこう。
安地内やその周辺の有利ポジションを把握し、先に確保
安地がわかったら、その中の有利ポジを把握し、その場所をいち早く確保するよう動こう。
安地内の有利ポジを確保できるのが理想だが、そのためには激戦区を通る必要があったり、着いたはいいものの他の部隊に有利ポジを先取りされている場合は、安地すぐ近くの拠点で敵を待ち、安地収縮に合わせて中に入り込む、というのも手だ。状況に応じて使い分けよう。
ここで大事なのは、「次の安地(今が第2ラウンドなら第3ラウンドの安地)の位置を予想し、その安置の有利ポジを確保すること」だ。
Apexの安地決定処理は、大体ラウンド1の安地の寄り方に従う。ラウンド1の安地が右下に寄っていれば、ラウンド2やラウンド3も右下に、左上なら左上になるのだ。Apexの安地決定の仕組みを知っていれば、パスファインダーやブラッドハウンドなどの調査ビーコン使用可能キャラがいなくても次の安地予想ができるので、是非マスターしておこう。
自分達がすでに安地内の有利ポジを確保しているなら、物資が不足している場合を除き動き回ることはせず、じっとポイント確保に努めよう。下手に動き回り、有利ポジを敵に取られてそのまま全滅、となる方がもったいない。
敵がいそうなルートは極力避けて通る
安地を目指す時に考え無しに動いてしまうと、複数の敵部隊とぶつかり、挟み撃ちにされてそのまま全滅…となってしまう。これを防ぐために、安地へ向かうルートの中で、敵がいなさそうな場所を事前に予想し、その場所を避けて通ることが非常に大事になる。
ではどうすれば敵を避けて移動できるのか。「絶対安全!」という方法は無いが、ある程度敵を回避できる方法がある。安地に向かってストレートに突っ込むルートは、他の拠点から安地に入り込む他の敵部隊も多く使用するため、誰かしらの敵部隊と遭遇する可能性が高い。逆に、安地の端側(マップの端っこ側)から安地に入るルートは、そのルートを通る敵部隊の絶対数が少ないので、敵に遭遇する確率は下がる。
具体的なイメージは以下の通りだ。
このように、敵と遭遇したくないなら、マップの端を通るように安地へ入り込もう。
ピンを全種類使い分け、何をしたいのかしっかり伝える
ゴールド帯までは、「ここにいく」「ここに敵がいる」だけでも戦えるが、プラチナ帯で勝ち上がるためにはそれだけではNG。ピンには
- ここを守る
- ここを攻める
- ここを監視する
- ここに移動する
というコマンドもある。更には他プレイヤーが出したコマンドに賛成、反対の意思を示すことまでできる。また、ピンだけでなく、アタッチメントや武器にカーソルを合わせてR1を押せば、どのアイテムを欲しているかチームメンバーに周知できる。
野良で戦うなら、これらのピンを全種類使用し、自分が何を考えているか、しっかり周囲に共有しよう。
【その3】戦闘編
部隊数が10部隊になるまでは可能なら戦わない
「キルポを稼がないと上がれないから」と、まだ部隊数が減ってない状態で戦いを挑むのは、もし負けてしまった時のリスクが大きい。特に、
- こちらは平地で相手は建物内と言った不利ポジション
- お互い中距離から撃ち合うだけで前に進めない
というような状態で戦うのは、無駄に戦闘を長引かせて漁夫られるリスクが上がったり、回復アイテムを不必要に消耗したりする事態となる。敵を牽制する目的以外では、可能な限り部隊数が半分に減るまでは戦うのはやめよう。
戦うのは、たまたま立ち寄った拠点で敵とかち合った時や、安地に向かう唯一無二のルートに敵がいる時だ。それ以外では極力戦闘は避けよう。
戦うなら漁夫を意識!漁夫以外の戦いは速攻終わらせるか諦めて逃げる
敵に戦いを仕掛けるなら、漁夫を狙うのはもはや必須。漁夫の方針は2つあるのでそれぞれまとめる。
一つ目は、マークスマンライフルやスナイパーライフルで中遠距離からちょっかいを出して、ラッキーキルを手に入れる方法。こちらの部隊の全滅リスクを抑えたままキルポを入手できる方法で、近接戦闘スキルが無いプレイヤーでもRPを稼げる。特に部隊数が多いマッチ序盤で活きる漁夫方法だ。
二つ目は、戦闘終了間際に漁夫を仕掛け、敵部隊を丸ごと全滅させる方法。「漁夫」と聞いて一番イメージする方法だろう。
ただし、逆にこちらの部隊が全滅するリスクもあるので、攻撃を仕掛けるタイミングには気を配る必要がある。戦闘中に仕掛けてしまうと、戦い合っている2部隊からそのまま狙われる恐れがあるので、どちらかの部隊が全滅したのを見計らって漁夫に入りたい。戦闘状況が目視できない場合は、「銃声が止んだと同時にキルログに一気に3人分の名前が並んだ」ことを基準に漁夫を仕掛けよう。
建物内など、戦闘状況が分かりづらい個所で戦っている敵に漁夫を仕掛ける場合は、特に注意が必要。建物の中にいられると、接敵するまでのタイムラグが長くなりがちなため、その間に敵は回復完了してしまっている可能性がある。このような状況で漁夫を仕掛けたい場合は、戦いが終わる前に建物の屋根上まで移動し、銃声が止んだタイミングで3人一気に突っ込むよう動こう。
ミニマップを頻繁に確認し、キャラのアナウンスを聞き逃さない
戦闘が始まると、どうしても先に映る敵に意識が集中してしまい、
- 味方がどこにいるか
- 味方が詰められる状態なのか
- 他の敵が漁夫しに来ていないか
- 味方がどんなメッセージを出しているか
といった様々な情報に気付かなくなりがち。気付いたら自分だけ置いてけぼりになったり、別部隊に奇襲を受けてそのまま撃沈…といった事態になりかねない。これらの情報を漏らさないようにする為にも、戦闘中であっても以下を徹底するよう常に意識しよう。
- 必ず5秒に1回はミニマップを見て、味方の位置や見ている方向を確認する
- 味方の体力とシールドを見て、詰められる状態か確認する
- 味方から「別部隊」「奇襲」「こっちに行こう」といったアナウンスが出ていないかしっかり聞く
- ミニマップと照らし合わせ、味方以外の足音が周囲からしていないか聞く
味方が倒されたら見捨てる意識を持つ
- 急に別部隊から撃たれ、味方がダウンしてしまった
- 一人で不必要に突っ込んだ味方が倒されてしまった
このような時は、味方を切り捨てる判断が非常に大切。敵もダウンし、2v2や2v1の状態に持っていけているならよいが、そうでないのならそのまま全滅する流れが基本だ。
全滅してRPが下がってしまうよりも、少しでも生き残ってRPの減少を防止した方が、後々プラチナ帯を抜け出しやすい。後で味方から文句を言われる可能性もあるが、それより自分が生き残ってRPを下げないようにする方が圧倒的に大事だ。時には非情な判断も必要になることを肝に銘じておこう。
◆まとめ
なんだかんだ書いてきたが、最終的に必要になるのは、
絶対昇格するんだ!という諦めない心
である。精神論になってしまうが、これは本当に大切だった。
この強い精神に加え、本記事で紹介した内容を意識して立ち回ることで、比較的安定した立ち回りができるようになる。常に念頭に置いてプレイしてみよう。
では!