今回は、「Call of Duty Modern Warfare Ⅱ」に登場する武器「RAAL MG」を使い込んでみて感じた、本武器の特徴や感想をまとめてみた。
(本記事の情報は2023/3/29時点を元にしている)
※本作では具体的な武器数値が掲載されていないため、数値評価はざっくり値しか記載できない。主に筆者の使用感に頼った記載となることをご了承いただきたい。
◆RAAL MGの使用感
超高火力な反面、取り回しが超絶悪い、短所と長所が明確に分かれている武器。
火力面では他のLMGと差し置いてトップクラスで高く、上手く敵に弾を当てることができれば、非常に速いTTKで倒すことができる。
ただしエイム速度は非常に遅く、かつファイアレートも遅いため、動きまわって戦うことはほぼ不可能であり、相手も当てるのが難しいラインから一方的に攻撃するような動きができないと、活躍はしにくい。
芋プレイヤーを量産することになりかねないため、オススメできるか、というと頭を悩ませるが、ちゃんとポイントの防衛やキル獲得に貢献できる立ち回り力を有しているプレイヤーであれば、非常に使える武器であることは間違いない。
約40mまでは、なんと胴体以上で2発キルが可能。ファイアレートは約550RPM。TTKは約0.11秒と化け物じみた高さ。フルオート系武器の中で、ヘッドショットしなくてもここまでの火力を出せる武器は存在しない。ここまで火力が高いため、たとえ1発外して3発キルになったとしても、約0.31秒で倒せてしまう。
下半身や腕に当たってしまった場合は3発キルになるものの、それでも約0.21秒のTTKは魅力的だ。
反動形式はほぼ上方向。上方向にかなり大きく跳ね上がる点や、若干右側にブレる点が気になるものの、そもそもの必要キル数が少ないことや、狙いどころをそこまでシビアに考える必要が無い点等から、反動制御も比較的しやすい部類の武器であると言える。
ただし、エイム速度およびエイム中の移動速度はLMGの中では最も遅い。動きまわってキルしたり、正面戦闘で敵の攻撃を避けながら戦うような動きは全く持ってできない。よって、この武器の火力に魅了され、そのまま芋プレイヤーになってしまうかも…そのような運用はなんとしても避けたいところだ。
マガジンサイズはデフォルトで75発。リロード速度は長いものの、ファイアレートが低い上、キルに必要な弾数も少ないため、弾切れに悩むことはそうそうない。
アイアンサイトは、リアサイトの突起が若干邪魔ではあるものの、全体的な視野が確保されていて見やすいサイトをしている。
ただし、連射時の画面ブレが大きく、サイトアタッチメントを付けないと、正確に狙い続けるのは難しいと感じた。画面ブレが気にならない人は、アイアンサイトのまま運用しても良いだろう。
◆おすすめアタッチメント
筆者が個人的におすすめと感じたアタッチメント構成はこんな感じ。
- (マズル)BVM-338
- (バレル)21 EXFライノバレル
- (サイト)CORIOエンフォーサーサイト
- (ストック)FSS ライオットストック
- (リアグリップ)BRUEN Q900 グリップラップ
いっそのこと機動力は捨て、より正確に、遠距離から敵を高TTKで叩きのめすことに主眼を置いた構成。
もともと上方向へ大き目だった反動を、マズルとバレルで軽減させ、より正確に敵を狙えるようにし、画面ブレを抑制した上で遠距離の敵も正確に狙えるよう、1.5倍率のサイトを付けた。
ここまでの反動軽減系アタッチメントを付けるとさすがにエイム速度が遅くなりすぎるため、ストックとリアグリップで取り回し面の向上を図っている。
武器レベルを最大にすることで使用できる調整では、エイム速度とエイム時の安定性を主軸に上げることで、取り回し面とADS時の狙いやすいさを改善している。
◆RAAL MGを使った立ち回り
とにかく、取り回し面が究極に遅いため、敵が来そうな場所に予めエイムを合わせて置き、敵が来次第すぐに撃って反撃する、というスタンスばかりで攻めることになる。前線に出ていくにも、一歩手前で構えたり、または味方のフォローをするような戦いが必要だ。
基本的には待ちスタイルでの戦いがメインとなるため、敵に侵入されると面倒なルートの足止めや、ARやLMGではカバーしきれないルートの防衛がメインな仕事となる。そのために、如何にマップ構造の理解をし、ポイントの有利不利を理解し、先に有利ポジションを確保しておくか、というマップ理解力が問われてくる。
- このポイントからはどこが見えるのか
- このポイントからどこへ繋がるのか
といったマップの理解をするように心がけよう。
◆まとめ
高火力と低機動力、という非常に振り切った性能をしている「RAAL MG」。
始めて使う時は「なんだこの重たくて使いにくいLMGは!!」とびっくりするだろうが、武器の特徴を把握した上で、相手からすると「嫌らしいな…」と思うようなポイントに先回りして待ちプレイしておくことで、他武器を持った敵からは反撃すら許さないような、一方的な防衛プレイができること間違いなしである。
この尖った性能に惹かれたプレイヤーは、是非ともこの武器を手に取ってみてほしい。
では!