今回は、「Call of Duty Modern Warfare Ⅱ」に登場する武器「HCR 56」を使い込んでみて感じた、本武器の特徴や感想をまとめてみた。
(本記事の情報は2023/3/17時点を元にしている)
※本作では具体的な武器数値が掲載されていないため、数値評価はざっくり値しか記載できない。主に筆者の使用感に頼った記載となることをご了承いただきたい。
◆HCR 56の使用感
どちらかというとAR気質の強い武器。LMGにしては機動力やファイアレートが高く、更に取り回し面を向上させるアタッチメントが豊富に用意されている点からも、「ARとしての運用もできるよ」という運営の意図を感じる。火力も結構高めで、ARよりも高いTTKが実現しやすい。
ただ、LMGに期待するような、トリガーハッピーでマガジン残数を気にせずにバシバシ撃てるわけでもなく、長距離を高火力でバリバリ倒せる、と言った感じでもない点は注意が必要。また、仮にARのように立ち回ったとしても、結局はARの中で強いといわれる武器を使った方が安定して勝てるため、どの方向に調整しても、ちょっと残念な感じがしてしまうのは否めない。
総じてあまりオススメはできない武器だ。
約25mまでは3発キル可能で、ファイアレートは約750RPM。TTKは約0.17秒と高めの火力を出せる。ただし、胸以上に2発以上は当てないと3発キルできないため、実際にTTK約0.17秒を達成するのは中々難しいのが現実だ。
約25mという射程も、LMGにしては短い。この射程を超えると、胸以上に2発当てても4発キルで、TTKが約0.23秒となってしまうのも残念だ。
反動は全体的には上方向に上がっていくだけのシンプルな反動。ただ、細かな横ブレが頻繁に発生するのが地味に痛い。胸以上を狙う必要のある、狙いどころがシビアな武器にも関わらず、この横ブレはネックだ。
エイム速度はLMGの中では早め。と言っても、エイム速度を上げるアタッチメントを色々つけていかないと、遭遇戦で他武器に撃ち勝つのは難しいので、素の性能で前線を張るのは難しいところだ。
マガジンサイズは標準で60発。アタッチメントによって42発にしたり30発にしたりできる。30発マガジンにまで下げてしまうと、エイム速度がかなり早くなり、すごくARに近くなる。
アイアンサイトは左右の突起が邪魔で、視野全体を塞いでしまう見辛い形をしている。近距離全体の武器でもないので、サイトアタッチメントは付けたいところだ。
◆おすすめアタッチメント
筆者が個人的におすすめと感じたアタッチメント構成はこんな感じ。
- (マズル)KOMODO ヘビー
- (サイト)SZ ミニ
- (ストック)BRUEN MX9ストック
- (マガジン)42ラウンドマガジン
- (リアグリップ)BRUEN Q900 グリップラップ
ちょっと重ためではあるものの、反動が比較的素直になるような形にしたAR、といった構成。
ストックとリアグリップでエイム速度やダッシュ後射撃速度を上げ、マガジンサイズを42発にすることで更に機動力を上げることで、ARとトントンな形にしている。
また、大きめな横反動を抑えるためのバレルと、見にくいアイアンサイトを改善するサイトを付ければ、中距離も狙いやすいARへと化けてくれる。
武器レベルを最大にすることで使用できる調整でも同様に、エイム速度とエイム時の安定性を主軸に上げることで、取り回し面とADS時の狙いやすいさを改善している。
◆HCR 56を使った立ち回り
エイム速度を上げるようなアタッチメント構成にしていけば、ARのように、前線あたりまで出ていって、オブジェクト間を転々としながら、頭出しをして倒していく、いわゆるARの運用ができる。遠距離を狙うならリーンを使っていき、狙ったところに飛ぶようにしていきたい。
遠距離を待ち過ぎると、横ブレやTTKの低さからまともに撃ち合えないし、近寄り過ぎると機動力で負けてしまう。20mくらいの、正にARが得意とするような距離感を常に意識して立ち回っていきたい。
◆まとめ
LMGにも関わらず、比較的高めな機動力を持って戦場を走り回ることのできる武器である「HCR 56」。
AR化して使うなら純正ARを使った方が使いやすいし、LMGとして使うなら他の純正LMGの方が強力、と、全体的に不憫な性能をしている点は残念だが、「動けるLMGが欲しい!」と思っている人は、一度持ってみてもいいのではないだろうか。
では!