秋吉ブログ

20年以上にわたり様々なゲームをやりまくっている、ゲーム大好きな管理人「秋吉」が書くブログです。ゲーム情報を盛り沢山出していきます。ゲーム以外の情報も時々…

【バイオハザード RE:4】神ゲー?クソゲー?プレイレビュー・評価まとめをしてみた!

今回は、PS5版の「BIOHAZARD RE4」をプレイした感想と、このゲームの良い点、悪い点をまとめていこう。

(本記事の情報は2023/4/16時点を元にしている)

バイオシリーズのナンバリングタイトル4作目に当たる「バイオハザード4」。原作は20年ほど前に発売されており、非常に評価の高い作品だった。筆者はWii版の原作をプレイ済みで、最高難易度「プロフェッショナル」をクリアするくらいまではやり込んだ、非常に好きな作品だった。

その人気作「バイオハザード4」をベースにリメイクした作品である「BIOHAZARD RE4」が発売する、ということで、「これはプレイしなくてはならない!」という使命感からゲームを購入!

一通りのゲームモードをプレイしてみたため、感想をまとめたい。

 

 

◆個人的感想

総評

とにかく面白い!この一言につきる!

原作を大きく改変することはなく、原作をリスペクトし、その中に最新技術や新要素を織り交ぜることで、もともと面白かった作品が、より面白くなっていた。

パッドだとちょっとやりづらいエイムや、若干のボリューム不足を感じるものの、それらを凌駕するほどの圧倒的なアクション面、グラフィック面の向上は、さすがとしか言いようがない。

多くの人に勧めたい神ゲーだと思った。

 

どんな人にオススメ?

  • バイオハザードシリーズが好き
  • シューティングアクションゲームが好き
  • 謎解きとアクション、両方を楽しみたい
  • 同じステージに繰り返し挑戦し、高スコアを目指すのが好き

という人にはオススメできる。逆に

  • ストーリークリアまでのボリュームは大ボリュームがいい
  • ストーリーを一度クリアしたら、もうやらない

というのに当てはまるなら、フルプライスでの購入は避けた方が無難だと感じた。

ただ面白いのは間違いないため、セールなど値段が下がったタイミングを狙って是非ともやってみて欲しい!

 

◆このゲームの特徴

遅い来る敵を倒しながら進むTPSシューティングゲーム

本作は、2005年に発売されたサバイバルホラーゲーム「BIOHAZARD 4」をもとに新たに作り替えられたリメイク作品である。

原作「BIOHAZARD 4」は、

  • 操作キャラの背後にカメラが置かれ、視点移動に沿う形で流動的に動くカメラシステム
  • 次々に襲い掛かる敵を、様々な銃火器や爆薬、体術、ナイフ術を使用して撃破していく戦闘スタイル
  • 撃つ場所によって敵の挙動が変わる、各キャラの行動デザイン
  • 戦闘パート、探索パート、謎解きパート、防衛パート等の様々なゲームパートが用意されたステージデザイン
  • ショップでのアイテム購入や武器成長ができる育成要素
  • 救助、殲滅、脱出など、アクションゲームに登場する様々な要素を持ち合わせたストーリー

など、昨今のゲームとして見れば当たり前だが、発売当時は限られたゲームでしか実現できていなかった要素を、非常に高い出来栄えで組み込んでおり、「TPSシューティングゲーム全体のあり方を大きく変えた」と言っても過言ではないほど、非常に洗練されたゲームであった。

TPS視点のガンアクションゲームの金字塔であった原作「バイオハザード4」

画像引用元:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000012855.html

本作「BIOHAZARD RE:4」は、この世紀の神ゲーである「BIOHAZARD 4」を、様々な武器を状況に応じて使い分けて戦うガンアクション、所々に登場する謎解き要素など、原作の要素はそのままに、グラフィックの向上やゲームプレイの最新化、原作では少し説明不足だったストーリーテリングの見直し等、様々な改良を重ねた上でリメイクされた作品となっている。

多数の襲い来る敵を撥ね退け、戦うTPSのアクションゲームが、更に進化して登場した本作

 

銃撃戦に体術、ナイフ術に加え、新たなアクション「パリィ」の追加

本作はガンアクションゲームに当たる作品である。そのため、

  • ハンドガン
  • ショットガン
  • ライフル
  • サブマシンガン

など、様々な銃火器が登場し、これらを状況に応じて切り替えながら、敵を撃って倒していく。

しかも同じ武器種の中にも、全ての性能が標準に収まる使いやすいタイプや、火力には優れているが連射速度やリロード速度が遅いタイプ、火力は低いが貫通性能が高いタイプなど、様々な特徴を持っている。各武器の特徴を把握し、自分の使いやすい武器を選んで使っていくことになる。

ゲーム開始時から使用できるハンドガンで、襲い来る敵を倒していく

大量の弾薬を連射できるサブマシンガンを使用して、複数の敵を一気に倒していく

ヘッドショットしたり、足元を撃つことで、敵を大きく怯ませることができる。その状態で近付くと「メレー」という近接攻撃を出すことが可能だ。「メレー」はかなりの高火力を持っており、かつ周辺の敵を撒き込みながら攻撃できるため、弾薬の節約や、敵に囲まれた場合に非常に役に立つ。

ひるんだ敵に近付き、回し蹴りをする「メレー」。銃撃にも匹敵する火力がある

本作が原作よりも大きく発展したのは「ナイフアクション」である。

まずは「パリィ」。敵の攻撃に合わせてL1ボタンを押すことで、敵の攻撃をはじくことのできる「パリィ」を使えるようになった。原作では、敵に近付かれる前に倒す必要があったが、「パリィ」の登場により、敵に近付かれてもはじき返して耐えられるようになった。

敵の攻撃が当たりそう!そういう状況でも…

ナイフがあれば、タイミングよくボタンを押すことでパリィができ、攻撃をはじき返すことができる

続いてバックスタブ。敵に気付かれずに背後から近づき、ナイフコマンドを押すと、1発で敵を倒せるバックスタブができるようになった。これにより、複数の敵が登場するステージでも、可能な限り敵を減らして戦えるようになった。

こちらに気付いていない敵の背後からゆっくりと近付き…

ナイフを使ってバックスタブで1発キルができる

ここまでナイフアクションが強化されたためか、原作とは異なりナイフに耐久値が存在するようになった。その為、可能な限りこちらに近付かれる前に銃や体術で敵を撃退し、危なくなったらパリィで回避する、というような戦いが大切になった。

画面右下にある小さなゲージが、ナイフの耐久値。これが無くなると、そのナイフは使用できなくなる

 

弾薬、回復薬、武器を自分で考え、管理するアタッシェケース制度

原作のバイオ4から投入され、後発の様々なバイオ作品で採用されることになった、アタッシェケースによるアイテム管理制度を、本作でももちろん踏襲している。

手に入れた武器やアイテムは、全て手持ちのアタッシェケース内に格納される。アタッシェケースは細かなマス目上に区切られており、手に入れたアイテムが占めるマス目の大きさに応じて、アイテムの配置を考えていく。

武器を沢山アタッシェケースに詰めれば、その分戦闘時の対応力が増えるが、回復アイテムや予備弾薬などのサポートアイテムがあまり入れられない。反面、武器の数を絞れば沢山のサポートアイテムを入れられるが、特定の武器のみで危機を切り抜ける必要がある。

原作にもあった、アイテム持ち込みの取捨選択が非常に大切になってくるのだ。

マス目上に区切られたアタッシェケースに、手に入れた武器やアイテムを丁寧に配置し、格納する

アタッシェケースに入れられないアイテムは、捨てるか武器商人に売るかするしかない。そのため、「もう持てないけど、この武器は売りたくないな…」という場面にちょくちょく遭遇する。

本作では、そういった場面を解消すべく、アタッシェケースとは別に、格納量が無限のアイテムボックスが配置されるようになった。これにより、売りたくないが手持ちでかさばっている武器を保管できるようになった。

弾薬や回復アイテムは格納できないため、そこだけは注意が必要だ。

セーブポイントでは、アタッシェケースとは別にアイテムを格納できるボックスにアクセスできる。不要なアイテムの整理が可能だ

 

武器の購入、強化や、スピネル交換によるお得アイテムが手に入る武器商人

原作にも存在した、プレイヤー向けに武器やアイテムを売ってくれる武器商人。本作にももちろん登場している。

 

武器商人とのやり取りでは、マップで手に入れたptasという通過を消費して、武器やアイテムを購入したり、すでに持っている武器のステータスを向上させたり、壊れたアイテムの修理ができる。

武器商人にptasを支払うことで、武器やアイテムなどを購入できる

お金を払い、所持している武器の性能を向上させることもできる

また、マップの各地に点在している青い張り紙を入手し、そこに書かれている依頼事項を達成することで、「スピネル」というアイテムを入手できる。「スピネル」を一定量集めることで、武器商人からptasでは購入できない特別なアイテムを交換してもらうことができる。

青い張り紙に書かれている依頼内容は、

  • メダルを一定数破壊せよ
  • 特定のアイテムを入手してきて売ってくれ
  • 特定の敵を撃破せよ

など、いくつかのバリエーションが用意されている。中にはクリアするのに骨が折れるようなものもあるが、そのような依頼は、解決時に手に入る「スピネル」の量も多くなるため、自身の腕前やリソース量と相談して挑むかどうか決めることになる。

マップの各地には、青い張り紙が張られることがある。そこには様々な依頼事項と、達成時に獲得できる「スピネル」量が記載されている

依頼を達成すれば「スピネル」を獲得可能

手に入れた「スピネル」は、武器商人とのアイテム交換に使用できる

 

決められた時間内に数多くの敵を倒すミニゲーム「ザ・マーセナリーズ」

2023年4月のアップデートで追加された要素である「ザ・マーセナリーズ」。決められた時間内にどれだけ多くの敵を倒し、高スコアを達成できるか、を目指す、バイオハザードではお馴染みのミニゲームである。

どれだけ多くのポイントを稼げるかを競うミニゲーム「ザ・マーセナリーズ」

敵を倒すとポイントが加算され、連続で倒していけばボーナスポイントを獲得できる。更にヘッドショットで倒したり、体術で倒したりといった倒し方によってもポイントが加算され、更にはわずかではあるものの制限時間の延長までできる。

キャラは記事執筆時点で4種類。各キャラは

  • 様々な銃火器を保持している「レオン」
  • 威力が高い武器が多いものの、近距離戦は苦手な「ルイス」
  • 保持する武器はマシンピストルのみで、非常に特殊な体術を持つ「ハンク」

など、キャラ毎に特徴が大きく異なっている。また、一定数の敵を倒すことで、攻撃力と機動力が大幅に上昇したり、どんな敵も1発で倒せる強力な体へと変形したりできるスペシャルアビリティを使用できる。ピンチからの脱出や、連続キルでの高得点を狙うのに非常に役立つ。

決められた時間内に、数多くの敵を連続で倒すことで、高得点を狙える。操作するキャラ毎に使える武器、スキルも違う

獲得スコアは、インターネットを通じて世界中に共有できる。スコアトップ50000位までは、自分のプレイヤーネームとスコア、使用キャラが開示される。

腕前を極め、世界中のプレイヤーとランキングを競っていく

 

ラクーンシティの惨劇を生き延びたレオンによる壮絶な脱出劇

本作の主人公「レオン・S・ケネディ」は、過去作「BIOHAZARD 2」および「BIOHAZARD RE:2」から登場するキャラクターだ。前作では新米警察官だった「レオン」は、配属当時にラクーンシティで発生した未曽有の生物災害「ラクーン事件」を辛くも生き残り、その実績を買われたことで、事件発生から6年経つ間に大統領直属のエージェントへと昇進していた。

エージェントとしての任務を重ね、経験をつんだ「レオン」のもとへ、何者かに誘拐されたアメリカ大統領令嬢「アシュリー」の救出任務が下る。彼女の消息を追い、ヨーロッパの小さな村へと向かった「レオン」が目にしたのは、人間の生活を模倣しながらも、生きている人間を見つけ次第襲い掛かってくる、狂気に塗れた村人達であった。

誘拐された大統領令嬢「アシュリー」を救いに、ヨーロッパの田舎町に向かう

彼らは一体何者なのか?このような村になってしまったのはなぜなのか?そして「アシュリー」を無事に救出することができるのか?エージェントとなった「レオン」による壮絶な救出任務の幕が上がる。

怪しげなオーラを放つ人物。彼は一体何者なのか…

「アシュリー」を守るエージェント「レオン」。壮大な救出劇の幕が上がる

 

◆このゲームの良い点

丁度良いアクション、ホラー、謎解きの噛み合いが絶妙!

原作のアクションも非常に楽しかったが、本作ではその良さがさらに引き上げられている。

  • 敵の動きは早くもなく、遅すぎるでもないちょうど良い動き
  • ちょうど良い人数を同時に相手にする
  • ヘッドショットすれば敵は大きく怯んでくれるし、怯んだ敵に近付いて体術を繰り出せば大ダメージを与えられる
  • 体術の攻撃範囲が横に広く、まとめて複数の敵を蹴り飛ばすことも可能
  • ヘッドショットや体術を駆使すればすぐに倒せるが、胴体を狙った場合は倒すのにちょっと苦労する、絶妙な敵の硬さ

など、原作にもあった良いアクション要素をしっかりと踏襲し、誰でも手軽に、そしてカッコよくガンアクションを決めることができるようになっている。

また、使いたい武器やグレネードなどの投げ物は、十字キーの各方向に2つずつ、合計8個まで配置できるため、様々な武器をその場で臨機応変に切り替えながら、ノンストップで敵を捌いていける。この要素は原作には無く、本作から初実装で、より爽快感のあるガンアクションの実現に一役買ってくれていた。

 

アクション要素の強い原作には、ホラー要素はかなり薄かった。しかし、本作は前作と比べ、暗く見通しの悪い場面が出てくる頻度が上がり、全体的にホラーテイストさが増している。「ヤバい場所に入り込んでしまったんだなぁ…」という感覚をしっかり感じられた。かといってガチガチのホラゲーか、というとそんなことはなく、あくまで「テイストとしてちょっと入っている」くらいなため、ホラゲーが苦手…という人でもプレイできるほどだ。

一部パートでは、銃器を持てず、暗い中を逃げ回りながら脱出する場面も…ホラーゲームらしい要素もしっかりと用意されている

さらに、バイオシリーズといえば各所で出てくる謎解きが有名だ。本作でも、ステージを先に進めるために、いくつかの謎解きが用意されている。

中には少し頭を捻る必要のあるものもあるが、バイオハザード1などにあるようなガチの謎解きではなく、比較的シンプルに作られているため、「アクションがやりたいのに謎解きが分からなくて詰む!」ということもない。

ちょくちょく現れる謎解き要素も、ちょうどいい難易度で、良いアクションポイントになっている

アクション、ホラー、謎解き、そのどれをとっても、絶妙なバランスでちょうどよく作られているため、やっていて非常に楽しめた。

 

原作プレイ勢が「懐かしい!」となる要素が満載!

リメイク作品である本作では、新要素以外に、原作にも存在していた要素もしっかりと踏襲し、原作ファンを唸らせる出来となっていたのは凄かった。

原作でも少し頭を悩ませた謎解きには、「懐かしい!どうやって解くんだったっけな…?」といった気持ちを思い出させるし、原作で驚異的な強さを持っていたチェーンソー男もしっかりと登場してプレイヤーの恐怖を掻き立ててくれる。登場マップの端々にも、「そうそう、このマップはこんな構造だったな〜次にこんなのが出てくるんだよな〜」と言った、記憶の奥に眠る懐かしい思い出を蘇らせてくれる。

原作にも存在していた、教会のステンドグラス合わせの謎解き。原作プレイ勢には非常に懐かしい気持ちになる

原作に登場した、多数の敵に追われる渓谷ステージ。原作と少し構造が異なるものの、全体的な雰囲気は似ている

1発でも切りかかれると即ゲームオーバーになるチェーンソー男も登場する。麻袋を被った巨大な体格が、原作同様恐怖を煽る

そのような原作リスペクトな要素が多いからこそ、本作オリジナルの要素が際立ち、新たなゲームプレイ感覚を呼び覚ましてくれた。

 

グラフィックは圧倒的に向上!

原作は20年ほど前に発売されたゲームハード向けの作品だった。原作当時でもそれなりに綺麗なグラフィックではあったものの、やはり少し粗いグラフィックなのは間違いなかった。

リメイクにあたり、グラフィックは最新ハードに合わせて一新されており、建物の形から服装の影、キャラの表情など、細部に至るまで綺麗なグラフィックとなっていた点は、プレイしていて驚きを隠せなかった。

大きく変わったと感じるのは、登場人物の姿だろう。何より、ヒロインである「アシュリー」の見た目は、原作から大きく変わり、非常に大人びた大人の女性へと変わっている。この綺麗さには本当にびっくりした。

原作から見た目に最も大きな変化があった「アシュリー」。原作よりももっと大人びた、美しい姿をしている…

そのほかにも、ルイスやエイダなど、本作を彩る上で欠かせないキャラも一新され、よりそのキャラの魅力が引き立てられるようになっていた点は良かった。

ストーリー中に時々出会うことになる「ルイス」。ひょうきんな見た目は原作そのままに、全体的なグラフィックがよりリアルになっている

謎の女性「エイダ」の姿は、RE2の時と変わらず、変わらず美しい…「美魔女」という表現がぴったりくる

 

即ゲームオーバーとなるQTEが廃止された!

QTEとは「クイックタイムイベント」の略だ。ムービー中やゲームプレイ中に突如として現れ、指定されたコマンドを実行できればプレイヤーの有利に、実行できなければ不利に働くことが多い。

原作では、数は多くはないものの、プレイ中の各所にQTEが出現し、かつコマンド入力に失敗すると即ゲームオーバーになってしまうため、ゲームテンポの悪さに悩まされたものだった。

本作でもQTE自体は少しばかしあるものの、数は大幅に減り、かつ失敗してもダメージを受けるだけで、即ゲームオーバーとはならなくなった。個人的に、これはかなり快適であり、非常に好感触だった。

 

◆このゲームの悪い点

パッドにはエイム操作が少し難しい…

パッドプレイヤー向けにエイムアシストが存在しており、敵の近くに銃口を持ってきてエイムボタンを押せば、勝手にエイムが敵に吸い付いてくれる。

これ自体はいいのだが、問題はエイム時のスローダウンが発生しないため、動きまわる敵に対して細かくエイムを向けていくのが非常に難しく、なんだかんだ狙った場所へ的確にエイムを向けるのが難しかった。

(これは、シューティングゲームを普段やらない人には伝わりにくい感覚だろうが…)

 

筆者は良く、「CoD」や「Apex」などの、対人型オンラインシューティングゲームをプレイする。これらの作品では、敵のそばまでエイムを持っていくと、急激なスローダウンが発生するため、動きまわる敵に対しても、少しのパッド操作で狙った場所までエイムが向かってくれる。

画像はFPSゲームの1場面。画面中央にいる敵にエイムを合わせると、視点移動速度が遅くなり、正確な操作がしやすくなる

本作は、エイムする時にだけ、強烈なエイムアシストが働くが、その後は敵目掛けてスローダウンが発生することが無いため、敵が少しでも動いて狙いどころが外れると、かなり繊細なエイム力が要求されてしまう。

ヘッドショットできるかどうかで攻略難易度が大きく変わるゲーム性だが、動き回る敵の頭にエイムが合わせにくいため、無駄弾を消費することが多いのが大変だった。(筆者が下手、と言ってしまえばそれまでなのだが…)

特に、体の中に存在する複数の弱点を全て潰さないと倒せない敵を相手にした際には、ゆらゆら動きまわる敵に対して、スローダウンが発生しない状態でエイムして当てていくのは、相当長い時間シューティングゲームをやってきた筆者でも難しかった。

 

1周の長さは少し短め…

筆者は難易度ノーマルでいくつかの依頼を達成しながら進め、ゲームクリアにかかった時間はおおよそ13時間弱であった。ゲームの費用が定価で8000円ほどすることを考えると、あまりボリュームは多くはない。

また、原作に登場していたステージの一部や、一部ボス自体が削除されてしまってる部分もあり、ステージの全ボリューム自体、少なめになっている部分が見受けられた。

更に、原作には用意されていた、キャラ「エイダ」を操作した裏ストーリーも、本作ではまだ実装されていない。(DLCで追加されるのかもしれないが…)

ミニゲームである「ザ・マーセナリーズ」を徹底してプレイすれば、相応のゲームボリュームにはなるものの、このゲームモードはストーリーとは一切関係ないため、ミニゲーム自体やらない、というプレイヤーに取っては変わらずボリューム不足に感じるはずだ。

 

ただ、バイオシリーズはそもそも1周クリアして終わり、というゲームではなく、難易度を変更したり、更に好成績を収めるように頑張ったりするゲームだ。その前提を抑えた上で、バイオのゲームを購入するようにしてほしい。

 

アシュリーの…パン○ラが…封印された…

原作の人気ポイントの一つに、大統領令嬢の「アシュリー」を下から見上げると、パ○ツが見える、という点だった。これをとにかく楽しんでいるような人もいたのではないか。

が、本作では、この要素が完全に無くなってしまった…「アシュリー」の服装がまずそもそもスカートではなく、ショートパンツスタイルのため、どれだけ頑張っても見れない!

…別にこんなことは悪い点でもなんでもないのだが(笑)この要素を楽しみにしているような邪推な気持ちがある人はちょっとがっかりするだろう。

 

 

 

◆まとめ

もともと評価が高かった原作をリメイクした作品である「BIOHAZARD RE:4」。

原作の良さはそのままに、グラフィック、ゲーム性等のあらゆる点が向上し、正に「神ゲー」の領域に至っている、最高傑作なゲームだと思えた。

原作をやったことがある人もない人も、是非とも本作をプレイして、この凄さを体感してほしい。

 

では!