今回は、「Monster Hunter Wilds」の「歴戦王ヌ・エグドラ」をソロで10分未満で討伐し、Sランクを獲得するための装備と立ち回り方法をまとめてみた。
(本記事の情報は2025/10/30時点である)

うねるような動きと炎のエフェクトの組み合わせで、何をやっているのかイマイチ掴みにくく、非常に戦いにくい敵である「歴戦王ヌ・エグドラ」。歴戦王となったことで、元個体では持ってない技や、一瞬で致命傷になるほどの火力を持った技をひっさげてきており、かなり難易度が高い印象だ。
そんな強力な歴戦王ヌ・エグドラを、歴戦王ヌ・エグドラ装備、及び鑑定護石を使わず、討伐で10分切りが出せる装備と立ち回り方法を見つけたのでまとめていきたい。

ヌ・エグドラ ソロ討伐(装備編)
装備はこんな感じ。何かあったときのために、各防具のレベルは上げられるなら上げておいた方が安全だ。


武器
武器は双剣がおすすめ。次点で太刀辺りだ。
ヌ・エグドラの攻撃モーションは大振りなものが多く、双剣での回避が狙いやすい。また攻撃後の硬直も多いので、鬼人連斬にもつなげやすいためだ。
ガード系の武器であれば、小回りが利いてジャスト回避もしやすい「片手剣」辺りがおすすめできる。
ウズトゥナは水属性弱点のため、アーティア武器「ティルトクライス」を採用。パーツは全て「基礎攻撃力増強」にしている。復元ボーナスは、理想は基礎攻撃力強化3つに切れ味強化2つだが、筆者は基礎攻撃力が1つだけ会心になった状態で妥協した。
スキルは「攻撃珠Lv3」と「攻撃珠Lv2」で基礎攻撃力を増加させ、残りは「業物・巧」のペアスキルを装備して、白ゲージを可能な限り長い間キープするようにした。
サブ武器は使うことはないのでなんでもよい。
防具
| 部位 | 装備 | スロット |
|---|---|---|
| 頭 | 無垢ナル龍冠β |
連撃珠【3】 逆襲珠【2】 持続珠【1】 |
| 胴 | レギオスメイルβ |
逆襲珠【2】 強走珠【1】 |
| 腕 | レギオスアームα |
反抗珠【3】 強走珠【1】 |
| 腰 | レギオスコイルβ |
挑戦珠【3】 適応珠【1】 強走珠【1】 |
| 足 | レギオスグリーヴβ |
適応珠【1】 |
| 護石 | 体術の護石Ⅴ | - |
| 装衣 | 回避の装衣 | - |
色々試したが、火耐性と環境適用を両立させたうえで双剣で素早く倒すには、会心よりも攻撃を上げる構成がよかった。
回避により火力が一定時間上がる巧撃は最大Lvまで増加、怒り状態の時にも基礎攻撃力が挙げられるため、挑戦者も最大Lvまで増加させている。
2スロの空き枠には、事故って吹き飛ばされた時に火力が上がるよう「逆襲」をセットしている。戦闘をもう少しやりやすくするなら、ここを「スタミナ急速回復」に当てても良い。
炎をまとったヌ・エグドラのそばにいるとスリップダメージを受けるため、それを無効化するための「環境適応Lv2」を発動。残り1スロの空き枠は、バフアイテムが長い時間効果を持てるように「アイテム仕様強化」を設定している。
ヌ・エグドラの火属性攻撃を受けると火やられ状態になってしまうので、火耐性20以上は必須。このビルドでは火耐性は上げていないが、レギオスシリーズの持つ標準の火耐性値が高く、料理摂取による属性耐性向上も合わせれば耐性値が20を超えるので、火耐珠は設定していない。
無垢ナル龍冠βを手に入れるにはゾシアを討伐する必要がある。まだゾシア討伐ができていない、という人は、以下記事を参考にしてほしい。安定周回できる方法をまとめている。
ヌ・エグドラ ソロ討伐(立ち回り編)
サポートハンターは採用しない方がよい。初期設定のままだと勝手にサポートハンターが入ってきてしまうので、切っておくようにしよう。


食事は、回避性能を最大レベルまで上げること、及び火耐性を20以上にするために、「アズズ飯」を摂取しておきたい。
そのほかは、鬼人薬グレートや鬼人の粉塵など、バフアイテムは使えるだけ使おう。
また、エリア移動時のショートカットで使うことになるので、「エリア14 鉱脈洞窟」にキャンプを設営しておこう。
動き方
1.奇襲攻撃で初期ダメージ
まずは奇襲攻撃。当たり所によってはこれ1回で300〜400のダメージを与えられるのでやらない手はない。
2.○→△→△→△の直後に回避して鬼人身躱し状態へ
奇襲攻撃後はすぐに鬼人化し、○→△→△→△で攻撃したのちすぐに×ボタンで回避すると、ヌ・エグドラの咆哮を利用してちょうど鬼人身躱し状態になるので、その後の展開も容易になる。
咆哮の実施タイミングが見ただけではわからず、非常に厄介なので、とにかくテンポ感で覚えるようにしよう。

3.基本は前脚の中心、狙えるなら顔か背中を攻撃
ヌ・エグドラの弱点は、顔と各足の先端だ。ただ、ヌ・エグドラの周囲には多数の脚が蠢いているので、毎回顔まで近づいて攻撃するのは難しい。また、脚の先端を攻撃しようと意識すると、脚が動いた際に攻撃範囲から外れてしまうリスクもある。
よって、基本的には前脚の中心か付け根か辺りを中心に攻撃し続けるようにし、顔や足の先端を攻撃できる機会が現れたら、適宜攻撃箇所をシフトするように意識しよう。特に左前脚の付け根あたりには歴戦傷が存在しているので、攻撃し続けることで歴戦傷を狙いやすくなる。
また、背中は弱点ではないものの、歴戦傷が形成できるポイントがあるので、背中を攻撃し続けて歴戦傷破壊をすることで大きな攻撃チャンスを得られる。少し難しいが、背中側へ移動できるチャンスがあったら狙ってみよう。
4.乱舞Ⅲをとにかく当てる
乱舞は、双剣の攻撃中で一番火力の高い攻撃。特に乱舞Ⅲは、最後の2撃の火力が非常に高い。乱舞Ⅲをいかに多く当てられるか、によって討伐時間に差が出る。絶対ではないが、鬼人ゲージを回収するよりも優先して実施してもいいほどだ。可能な限り乱舞Ⅲまで繋げ、ダメージを稼ごう。
ただし、乱舞Ⅰと乱舞Ⅲは技モーションが長く、硬直時間を取られる。どんな場面でも使っていいわけではないので、ちゃんと使うべき場面、使わないべき場面は見極めたい。
乱舞Ⅲまで繋げる方法は大きく2種。
1つは、鬼人化状態で○+△を押す、一番メジャーな方法だ。○+△→○+△→○+△と3回押すことで、最速で乱舞Ⅲまで繋げられる。怒り状態が解けた時や、歴戦傷を壊した時などでダウンした時は、とにかくこの速攻乱舞ループを繰り返してダメージを稼ごう。鬼人強化状態でも○+△→○+△→R2で乱舞Ⅲまで繋げられるので覚えておこう。
もう一つは、鬼人回避後に○+△を押す方法。鬼人身躱し状態になると使える鬼人回避後、そのまま◯+△を押せば、乱舞の途中から始めることができる。鬼人化状態の場合は、鬼人回避→○+△→○+△で乱舞Ⅲへ、鬼人強化状態の場合は、鬼人回避→○+△→○+△→R2で乱舞Ⅲまでつながる。このコマンドは頻繁に利用することになるので、ぜひ体得しよう。

5.傷口には△攻撃を3回ほど当ててから集中弱点攻撃
傷口ができたらからとすぐに集中弱点攻撃を当てると、傷口を攻撃することで発生したはずのダメージ倍率増加の恩恵をあまり受けられなくなる。傷口はざっと△攻撃を3回ほど攻撃を当ててから、集中弱点攻撃で潰すようにしたい。
なお、ぎりぎりを攻め過ぎて逆に傷口を普通に破壊してしまうと、ダメージ倍率が悪くなってしまう。「3回当てたら集中弱点攻撃する」というように自分の中でルールを決めておいた方がよい。
6.落とし穴、シビレ罠を積極利用
ヌ・エグドラには落とし穴もシビレ罠も両方適用される。ダメージを叩き込む絶好のチャンスを生み出せるので、積極的に利用しよう。
怒り状態になった際に利用すると、火力が上がった状態で一方的に攻撃できるため、怒り状態になったかどうか確認した上で使用するのがおすすめだ。
なお、乗り攻撃はタイムを縮める上で効果的な手法ではあるのだが、双剣で戦う場合は、鬼人身躱しからの乱舞を叩き込む流れを繰り返した方がDPSが高い気がするので、使用していない。プレイングの仕方によってはもしかすると乗り攻撃をした方がタイムが縮められる可能性はあるかもだが…
7.落石ポイント2つは当てる。ポイントへ行かないならリスタート
歴戦王ヌ・エグドラは体力が非常に大きいため、固定の大ダメージを与えられる落石を狙っていかないと高速討伐は難しい。そのため、落石は積極的に利用したい。
ヌ・エグドラが移動するエリアの中で、落石があるエリアはエリア14のみ。1つは、ヌ・エグドラがエリア移動後に到着する場所の直上だ。ここは、ヌ・エグドラがこちらに気付く前に落石をしてしまえば簡単に当たってくれる。
更に、この落石ポイントのそばには「ネムリガスガエル」がおり、落石すると一緒に眠りガスを起動するので、ヌ・エグドラが眠ってくれ、攻撃の機会を作れる。ただし、ヌ・エグドラの正面にいるとこちらもガスを食らってしまうので、落石後は背中側に回り、そこで攻撃しよう。


もう1つは、エリア12に繋がる途中にある場所だ。ここは目印がなく非常にわかりにくい。確実に当たるなら、通路と段差の真ん中あたりに罠を設置して動けなくしたところで落石させると良い。

なお、初期エリアのエリア17での戦闘後、エリア22とは別の場所に移動することがある。その場合、10分切りを目指したいならクエストリタイアをした方がよい。落石2つ分、ざっと2700ダメージを自分で稼がなくてはいけないので、かなり骨が折れるためだ。
10分切りを目指さず、ただSランクだけ取れればいいのであれば、リトライをしなくてOKだ。
8.怒りの咆哮のタイミングを覚える
炎をまとう際にはヌ・エグドラが吠える。耳栓スキルをつけていない場合はここでしばらくの間行動が抑制されてしまい、この時間が非常にもったいない。
怒り状態に移る時は、ヌ・エグドラの体全体が青白く光る。その後、縮こまっていた足が伸びたタイミングで咆哮する。この縮こまりを見てから回避すると、ちょうど咆哮を回避できる。


特に気を付けたい攻撃
以下では、ヌ・エグドラの攻撃の中から、筆者が個人的に気を付けるべきと思ったものをピックして列挙するが、どれもこれも、慣れるまでは予備動作の見極めが難しい。
ヌ・エグドラの攻撃が来るときは、足先、ないしは足の中間が一度硬直するような動きを見せる。移動の時はずっとうねり続けるので、ここが大きな違いと思ってほしい。ここを意識しながら観察するだけでも、攻撃に対する対処がやりやすくなるはずだ。
1.火炎放射
その場で止まって大きく縦方向に伸び、左肩を上げる予備動作の後、前方へ扇状に火炎放射を放つ。
その場で縦に伸びるモーションが見えたら、ヌ・エグドラの左右の足の根本辺りまで言っておけば攻撃が当たることはない。双剣であれば常にヌ・エグドラの体に張り付きながら戦うので、対処は非常に簡単だ。


この攻撃時は非常に長い硬直時間が発生するので、双剣の乱舞をⅠ→Ⅱ→Ⅲまでフルセットでつなげよう。
2.ミニマスタードボム
歴戦王になってから体得した大技だ。前方に油を放った後、大きく後退し、油を落とした場所の周辺へ大爆発を引き起こす。爆発の範囲、火力ともかなりのもの。また、爆発後は油のあった場所に一定時間炎が残り、その上を通るとスリップダメージを与えてくるので、「環境適応」スキルはこの点でも必須。
明確なダメージ範囲がつかめないが、ヌ・エグドラの後方に移動すれば爆破範囲から逃れられるのは確実。そのため、油を吐くモーションが見えたら、すぐにヌ・エグドラの後方に向かうようにしよう。完全に後方にいる必要はなく、「後方に移動しよう」と意図的に意識しながら移動し続ければ範囲から逃げられるので覚えておこう。


3.ツイスト攻撃
その場で体をツイストさせる回転攻撃。全方位への当たり判定がある上、開店後は周囲に炎の塊を多く噴き出すため、距離を離しても炎の塊に当たらないように注意する必要がある。
攻撃が来る前は、頭で腕をクロスするようなモーションを見せる。その後、捻った腕が動いた瞬間にツイスト攻撃をしてくるので、この腕をよく見ておこう。ツイスト攻撃の瞬間にヌ・エグドラの周囲を回るように回避すれば全ての攻撃から逃れられる。


回避性能をLv5にしておかないと、攻撃の残置に当たって吹っ飛ばされたりダメージを受けたりしてしまう。そのためにも、回避性能は必ずLv5まで上げておこう。
4.2連続の足はたき
前方の足で一度叩きつけたのち、場所を変えて反対の足で叩きつける攻撃。攻撃がくるタイミング自体はわかりやすいので、しっかり動きを見ておけば回避は容易なはず。2回目は移動してから放ってくることは忘れずに。
なお、2回目の攻撃後には他の様々な攻撃へつながることが多いので、乱舞などの硬直の激しい技はやらないように。


5.踏み込み足攻撃
左右の足のうち、どちらかを大きく前方につきのばして攻撃してくる技。
攻撃前には足を2本持ち上げ、足先の白い部分をこちらに見せてくる。これをした直後に攻撃が飛んでくるので、回避の準備をして、飛んできたと同時に回避しよう。

この攻撃後は長い時間の硬直が発生するので、鬼人身躱し→乱舞Ⅱ→乱舞Ⅲの流れまで続けて攻撃しよう。
6.掴み攻撃
全ての足を前方へ飛ばし、プレイヤーにヒットするとそのまま掴み状態まで遷移する。△ボタンを連打すれば、最初の1回はノーダメージ回避できるが、2回目以降は必ずダメージを受ける。また、回避できたとしてもダメージを与えられない時間が長いこと発生するので非常にもったいない。
脚を大きく広げてから約1秒後に攻撃が飛んでくる。攻撃がくるタイミングの明確な判断基準は無いので、タイミングで覚えよう。回避性能Lv5を積んでおけば、そこまでシビアにならなくとも回避できる。


7.前方への脚バタバタ攻撃
ヌ・エグドラの前方広い範囲を足で何度も攻撃する技。攻撃範囲がかなり広く、逃げる難易度は高め。回避性能Lv5を積んで、鬼人回避とスクリュースライサーを繰り返せば回避できるが、それでも絶対ではなく、1発だけくらってしまうことも有るので、その時は素直に受け入れよう。
攻撃が来るときは、4本の足先の白い光をこちらに見せてくる。その後は、後ろの2本の脚から攻撃を仕掛けてくるので、ヌ・エグドラの周囲を回るようにしながら鬼人回避とスクリュースライサーを繰り返して回避しよう。


8.前方のしかかり
前方向にのしかかる技。予備動作は非常にわかりやすいが、他攻撃よりもディレイが強めにかかっているのが厄介。回避の目安も、胴体真ん中が僅かに動いたのを見て回避する、といった位でわかりやすい瞬間もないので、タイミングで覚える他ない。

この攻撃の後は、長い硬直時間が発生するので、乱舞Ⅲまで繋げるチャンスだ。なお、2回目ののしかかり終了後は、口元が弱点状態になるが、集中弱点攻撃をするよりも乱舞Ⅲまで繋げた方がダメージが出るので、正直やる必要はない。

9.後ろのしかかり
後ろにいる敵を攻撃する際に使用する技。攻撃の予備動作なのか移動モーションなのかがわかりにくく、慣れないと被弾回数が非常に多い。
攻撃をする際は、後ろ足2本が軽く弧を描くような形で構える。これが来た後に一気に体を起き上がらせ、のしかかり攻撃をしてくる。体を起き上がらせてから叩きつけるまでの時間が非常に短いので、「起き上がったらすぐに攻撃が来る」と構えておこう。

この攻撃の後は長い硬直時間が発生するので、乱舞Ⅲまで最速でつなげて攻撃しよう。
まとめ
かなり厄介なモーションをひっさげた、めんどくさい強敵である「歴戦王ヌ・エグドラ」。モーションに慣れるまでは、討伐するだけでも苦労する強敵だろう。
ここで紹介した方法を利用して、モーションを頑張って覚え、歴戦王ヌ・エグドラのソロSランクを是非ともやってみてほしい。
では!
