MW2今回は、「Call of Duty Modern Warfare Ⅱ」に登場するリーサルについて、効果の違いとおすすめ度、使い分け方をまとめてみた。
(2023/7/5時点の情報である)
フラグ、投げナイフ、モロトフ等、別名「投げ物」と呼ばれるリーサル。銃と違い、1回のライフで使用できる回数に限りがあり、かつどの場面でも使えるようなものであは無い。しかし、銃では対応できない場面で役立つことが多いのも確かだ。
リーサルを使い分けることで、更に戦術の幅が広がる。リーサルごとのオススメ度と、どんな場面で主に使うのか、それぞれの特徴をまとめてみたので参考にしてほしい。
◆おすすめのリーサル
フラグ (オススメ度:★★★)
どのシューティングゲームにも必ずと言っていいほど出てくる「フラグ」。
ピンを抜いてからしばらく経過すると爆発し、周囲の敵に大ダメージを与える。与えるダメージ量は、「フラグ」のすぐそばにいる時に最大ダメージとなり、その時はパーク「ボムスクアッド」ありでも1発で倒せる。
時間経過で爆発するため、壁の跳ね返りを利用し、壁裏や上階にいる敵を狙って攻撃することが可能だ。
R1ボタン(リーサル投擲ボタン)を押すとピンを抜き、その後は放物線上に投擲する。R1ボタンを押したままにすると、投げずに手元に持ち続け、中央のマークが4回「ピコン、ピコン」と動いた後に爆発する。3回ピコった後に投げ込むと、着弾してすぐに爆発するため、相手にとっては回避不能に近い爆撃ができる。
もし誤ってピンを抜いてしまった場合は、もとに戻す手段は無い。使い所は慎重に見極めよう。
爆発前のフラグは投げ返すことが可能で、投げ返されるとその「フラグ」は敵のものとして判定されてしまう。投げ返されないよう、ピンを抜いた後も可能な限り手元で保持し、敵のいる場所に投げ込んだ直後に起爆するよう調整しよう。
センサーマイン (オススメ度:★★★)
円盤状の地雷を地面に設置する。設置した地雷周辺に敵がくると飛び上がり爆発することで、周囲にダメージを与えられる。
よくあるクレイモア系の設置物。一度設置してしまえば、長時間にわたりその場に居続けるため、敵に入られたくない場所に設置しておき、入ってきた敵を倒す運用が鉄板になる。
基本的に、どの方向からの接近でも反応してくれるため、使い勝手は1番良い設置物になる。
ドリルチャージ (オススメ度:★★★)
投げた先にある壁やオブジェクトに張り付き、約1秒かけて小さな穴を開け、その後は壁やオブジェクトを貫通する形で、反対側にグレネードを放り込む。ちなみに人や盾にも張り付けることができる。
壁裏で待っている敵を倒したり、壁に囲まれたオブジェクトを占領している敵を倒したりするのに重宝する。爆弾の攻撃範囲や威力も「フラグ」に近く、申し分ない。非常に強力でお勧めできるリーサルだ。
ただし、穴を開けている最中のドリル音はかなり大きく、音をよく聞いている相手には、「ドリルチャージ」が投げ込まれたことがバレやすい。なるべくなら乱戦の最中に投げ込むか、敵の位置を強制的にずらすためのアイテムと割り切って使うかする方が、活躍の機会は増える。
「ドリルチャージ」本体が地面に当たると、約1秒後にその場で爆発する、普通のグレネードになるので、あまりうまみは無い。
モロトフ (オススメ度:★)
着弾すると、その周辺に約7秒間炎をまき散らす。炎の上に乗っている敵は延焼ダメージを受ける。
火炎ダメージは高く、約1秒ほど炎に触れ続ければキル可能。ただし攻撃範囲が狭く、炎に触れている間のデメリットも特にない為、実際にキルできるか、というとその確率は低い。
主な使用用途は、長めな燃焼時間を活かして敵の侵入経路を塞ぐような場面。ただ、自分が炎の上を走ると、敵と同じくダメージを受けてしまうため、投げる場所を誤ると自分の動きを制限してしまうことにもなりかねない。
総じて、オススメできるリーサルではない。
セムテックス (オススメ度:★★★)
R1ボタン(リーサル投擲ボタン)で放物線上に投げた後、約1秒後に爆発する。爆破前に壁や床にぶつかった場合、着弾地点に張り付くことができる(敵に対しても張り付けることが可能)。手に持っている時間は爆破カウントには計上されないため、「着弾と同時に爆破させる」といった調整はできない。
敵からすれば、投げ込まれたことに気付いた直後にはすでに爆発しているため、綺麗に投げ込まれた際はまず逃げることはできない。爆発の効果範囲は少し狭めだが、それでも傷ついた敵に留めの一撃を与える際に重宝する。
また、盾を持った敵に対し、盾に直接貼り付ければ、そのままキルすることができるため、盾持ちの相手には非常に効果的な攻撃手段になる。
ただし、リーサル投擲ボタンを押してから投げるまでに0.5秒ほど時間がかかる。この投げ込み遅延が地味に致命的。すぐには投げられないことは常に念頭に置こう。
C4 (オススメ度:★★)
爆弾を絡ませた物体を投げ、壁や床に当たるとその場に張り付く。投げただけでは起爆せず、R1ボタン(リーサル投擲ボタン)、または□ボタンを素早く2回押すことで初めて起爆する。起爆範囲や威力は「フラグ」よりも少し広めくらいだ。
起爆前の爆弾を撃っても爆発する。
すぐそばの遮蔽物の陰に隠れている敵や、段差上に隠れている敵がいる場合、投げ込んで即起爆することで、ほぼ確実に倒すことができる。「フラグ」と違って、起爆タイミングを調整する必要もなく、即効性があるのが強みだ。
ただし、遠方に投げることができないため、敵のすぐそばまで近付く必要がある。近づくまでの間に敵と交戦する可能性が高く、使用タイミングが限定されてしまうのが弱みだ。
汎用性は無いが、マップやルールによっては活きる場面もあるため、状況に応じて使い分けよう。
クレイモア (オススメ度:★★)
地面に爆弾を設置する。片方から出るオレンジ色のレーザーに敵が触れると即座に爆発する。設置したクレイモアに近付いて□ボタンを長押しすれば拾うことが可能。
オレンジ色のレーザーに触れない限りは起爆しないため、設置方向には気を付ける必要があるが、「センサーマイン」よりも高速に爆発するため、敵を確実に仕留められる点が利点。
建物が多いマップでは、採用の選択肢になる。
ただし、設置の仕方を間違えると簡単に存在がバレる。ちょっと使い方が難しいため、「センサーマイン」の方が総合的にはお勧めだ。
テルミット (オススメ度:★)
投げ込むと、着弾した個所に張り付き、周辺に火花をまき散らす。また、火花のそばにいる敵に火炎ダメージを与える。火花の効果時間は約5秒間。
どこにでも張り付いてくれる点は便利…と言いたいところだが、張り付いた個所の周辺にずっと居続ける敵はいないので、せっかく敵がいるところに投げ込んだとしても、多少ダメージを与えただけで逃げられてしまうことが多い。
また、炎の当たり判定がかなり狭く、しっかりと敵がいる場所目掛けて投げ込まないと効果を発揮しない点も残念。
同じような火炎攻撃なら「モロトフ」の方が威力も継続時間もあるので、「テルミット」を敢えて採用する必要性は低い。
投げナイフ (オススメ度:★★)
当たった敵を1発で倒すことができる小さなナイフを投げる。投げた後は、軽い放物線を描いて飛んでいく。また、ナイフは再利用可能で、落下地点を通過すれば勝手に拾ってくれる。
ナイファーや盾プレイヤーが、遠距離戦闘用に持ち歩いている印象のリーサル。
腰撃ち状態のまま、レティクルの中心に敵をしっかり当ててから投げる必要があるため、かなりのエイム力が必要になる。さらに、放物線上に飛ぶことを考慮して投げないと、思った場所まで飛んでくれないため、その偏差を考えて投げる必要もある。
が、これができるようになれば、高速で動くことができ、構え時間もほぼなく、1発で敵を倒せる強力な武器となる。
我こそはエイム力に自信がある、という人は使ってみてもよいが、外した場合のデメリットが大きいため、自身のスキルと相談して、採用するかどうか決めよう。
手裏剣 (オススメ度:★)
放射線状に飛ぶ手裏剣を投げる。所持数は5発。ヘッドショットできれば1発キル、そうでなければ2発当てることがキルが可能。
投げる速度が特別早い訳でもなく、威力も低く、射程距離もそこまで長くはなく、再利用もできず、弾速も速くない、と、強くない要素がこれでもかと出てくる残念なリーサル。2発キル時のTTKは約0.3秒ほどで、これならサブ武器に持ち替えて戦った方がいいまである。
開放するには投げナイフで50キルする必要があるが、その苦労に見合う性能は全く持ってない。ただ投げるモーションがかっこいい、位だろう。
総じて、オススメできないリーサルだ。
◆まとめ
それぞれの強み弱みや使い方を把握し、ポイントを抑えて使用すれば、大きな手助けとなる「リーサル」。自分のプレイスタイルに合わせ、使いやすいリーサルを選び、使ってみてほしい。
では!