今回は、「Call of Duty Modern Warfare Ⅱ」に登場するタクティカルについて、効果の違いとおすすめ度、使い分け方をまとめてみた。
(本記事は2023/4/13時点の情報である)
スタングレネード、スモークグレネード、スティム等、補助的な役割を担うタクティカル。攻撃能力を持たない上、使い方を間違えると味方にも影響を与えることにもなりかねないため、使うタイミングが難しい装備でもある。
ただし、タクティカルを使い分けることで、武器やリーサルではどうにもできない場面を打破できるのも事実だ。タクティカルごとのオススメ度と、どんな場面で主に使うのか、それぞれの特徴をまとめてみたので参考にしてほしい。
◆おすすめのタクティカル
フラッシュバン (オススメ度:★★★)
地面や壁にぶつかった直後に起爆し、周囲に閃光を放つ。閃光の範囲内の敵は、約3秒間、視界と聴力が奪われ、他のプレイヤーがどこにいるのか、目の前が壁なのか道なのか、全く分からなくなる。
角を曲がった先に敵がいるか確かめるとき、敵を無力化して攻め込むチャンスを作りたいときなど、色んな場面で活用できる。敵がいるか確かめたい時に、ポイっと投げ込むだけで、敵の存在を確かめられる手軽さもよい。
アプデで効果が弱くなったことで、パーク「バトルハーデン」を付けているプレイヤーに対して投げ込んでもあまり強さを発揮できなくなった。以前よりも万能な投げ物では無くなったので注意が必要だ。
また、自分が効果範囲内にいると、自分も効果を受けてしまうため注意してほしい。
あくまで敵の視力と聴力を奪うのみで、移動や射撃は問題なくできる。上手いプレイヤーだと、フラッシュが起爆した瞬間に視点を変え、目眩し中でも物陰に移動して隠れる、といったことまでできる。建物の影に隠れて待っているようなプレイヤーを相手にする時に投げ込むと、最も効果的だ。
ショックスティック (オススメ度:★★)
電気を帯びた小さなスティックを投げる。スティックは地面、壁、扉のどこにでも接着可能。スティックから出ている電気に触れると、プレイヤーの意思に関係なく銃を撃ち続けてしまう。
ショックスティックからはかなり見やすい光が出るため、敵に当てて使う、というのはあまり効果的ではない。どちらかといえば、通り道に事前にショックスティックを配置し、敵の足止めをする運用が1番安定する。
足止め系の投げ物、というと「モロトフ」などのリーサルが一般的だが、タクティカルでも同じようなことができるため、採用の選択肢には入る。
スポッタースコープ (オススメ度:★)
高倍率レンズがついた双眼鏡。約1.5秒ほど、レンズに敵を捉え続けると、敵をマーキングでき、一定時間は壁越しでも敵の位置を把握できるようになる。
敵の足止めや妨害効果は皆無で、完全に支援系のタクティカル。
ただ、6vs6にあるような入り組んだ構造が多いマップの場合、スポット効果の適用前に敵がスコープからいなくなり、スポットができないで終わる場合の方が多い。また、スコープの出し入れにも若干の時間がかかるため、その間に敵に攻撃されようものならひとたまりもない。
グラウンドウォーなどの大人数戦の場合には、マップも広くスポットもやりやすくなるため、そういったルールでは採用候補に上がってくるが、通常マルチのマップではまず持ち込む必要は無い。
スモーク (オススメ度:★★)
地面や壁にぶつかると、その場所を中心に広い範囲に白い煙を発生される。煙の発生時間は約8秒。
スモークグレネードの主な使い方は3つ。
1つ目は射線切りだ。敵から狙われると厄介な場所にスモークを投げ、射線を塞ぐことで、こちらが自由に動けるようにしたり、カバーすべき場所を一時的に減らしたりする際に使われる。
2つ目は目眩し。敵から撃たれている場面で、一時的に身を隠す煙玉として使用する。
3つ目はサーマルスコープと組み合わせ、敵の位置を一方的に把握して攻撃する方法。スモークの中の敵に対しても、サーマルスコープによる赤白表示はしっかり現れるため、敵はこちらの位置が分からないのに、こっちは相手の位置が丸わかり、という一方的な戦いを仕掛けることができる。
スモークの中に入っても、ダメージを受けたり行動が制限されることはないが、周囲がほとんど見えなくなってしまう。また、Padプレイヤー限定の効果として、スモークの中の敵、およびスモーク内から外の敵を狙う際はターゲットエイムアシストが無効化される。
他のタクティカルとは異なり、視界不良とターゲットアシストの無効化は味方プレイヤーにも効果が及ぶので、使い所を間違えると味方にとってかなり迷惑になる点は頭に入れておこう。
スタングレネード (オススメ度:★★★)
投擲後、約1秒後に起爆し、周囲にいる敵を約3秒間スタンさせる。スタン状態になった敵は、移動速度と視点移動速度もかなり遅くなるので、逃げたり、咄嗟に振り向いて反撃したり、といったことが出来なくなる。さらに、爆破により、多少のダメージを与えられるため、回復中の敵に撃ち込むことで、回復を阻害することができる。
角を曲がった先に敵がいるか確かめるとき、敵を無力化して攻め込むチャンスを作りたいときなど、色んな場面で活用できる。とりあえず敵がいるか確かめたい時にポイっと投げ込むだけで良い手軽さもよい。
ただし、自分が効果範囲内にいると、自分も効果を受けてしまうため注意してほしい。
敵の視界をぼやかしはするものの、完全に封じるわけではないので、起きエイム状態で待っているプレイヤーにはそのまま迎撃されてしまう可能性があるため、注意しよう。
デコイグレネード (オススメ度:★★)
投げると、しばらくの間、爆発しながらはじけるデコイを投げる。このデコイから発する音は発砲音と判断されるため、敵のミニマップやコンパスに、周期的に赤点標準するようになる。
主な使用方法は赤点による敵の誘導。敵のミニマップやコンパスに赤点表示される為、「すぐそばに敵がいる!」と誤認させることにより、僅かであるが敵の動きを遅くしたり、隙を作らせたりすることができる。
通常時はあまり大した強みは発揮できないが、敵がストリーク「UAV」を出してきた場合は別。ミニマップに赤点を出す限られた手段である「UAV」が出た時は、皆ミニマップの赤点を頼りに戦うようになる。その時に、様々な場所でランダムに赤点を出す「デコイ」を適当に投げ込むだけでも、敵を大きく混乱させることができる。
また、敵のそばにデコイを投げた状態で味方が敵をキルすると、デコイで混乱状態を敵のキルを手助けした、として武器経験値が15EXP入る。これを繰り返すだけで、武器レベル上げがしにくい武器でも、かなりポンポンと上がってくれる。
ただし、自分ひとりだけが「デコイ」を使うのみでは、上記の場合でもあまり効果は見込めない。味方3人くらいで同時に投げまくることで、初めて真価を発揮できる。そのため野良プレイでは、前述した武器レベル上げ目的以外でこれを使うのはそこまでオススメはしない。
スティム (オススメ度:★★★)
自分に注射器を指し、体力を高速で最大まで回復できる。1回使い切りのため、1ライフ中の連続使用はできない。
通常であれば、自動回復が開始するまで約4秒ほどかかるが、回復までのラグを即座に埋め合わせられるため、複数人の敵と連戦する時や、敵から襲われて逃げる時などにあると心強い。
非常に強力そうなタクティカルだが、いくつか弱点がある。
1つ目は、あくまで自動回復までのラグを無くすのみで、回復速度が上がるわけではない点。
2つ目は、スティムを撃って回復が始まるまでの動作が即時ではないうえ、その間はADSできないため、次々に来る敵を捌きながらスティムを撃つ、というようなスーパーマンのような戦いはできない点だ。
筆者は昔からスティムをよく使って突撃するプレイングをしていたので、本作でもよく使っている。同じような戦い方をするプレイヤーは採用して良いだろう。
心拍センサー (オススメ度:★)
タクティカルボタンを押し続けている間、画面左下にタブレットを表示する。タブレット上には一定周期でパルスが出ており、近くに敵がいた場合は、その敵の位置をタブレット上に表示する。
パルスの効果範囲は結構狭く、また一々取り出したりしまったりする時間が取られるため、せっかく敵を見つけても取り逃したり、逆に片付けてる隙に敵に攻撃される可能性があるなど、効果的なアイテムではないのが実態。
サーチ&デストロイのようなリス無しルールだったら、ワンチャン採用の余地はある。それ以外のルールでは基本的には採用の必要性はない。
スナップショットグレネード (オススメ度:★★)
投げて地面に落ちるとその場でパルスを発生させ、パルスに巻き込まれた敵の姿が、壁越しでも赤くハイライト表示される。ハイライト表示は味方プレイヤーにも共有される。ハイライト効果は約2秒。
ハードポイントやヘッドクォーターなど、同一拠点内にずっと留まっているようなゲームルールの場合には、敵に拠点を取られている際に、どこに潜んでいるかを索敵できるため、便利である。ハイライト効果は味方にも共有されるため、全員が攻め込む位置を把握し、効率的に攻め込めるようになるため、拠点陥落は楽になる。
上記以外のルールでは目立つ場面は無いため、使用用途は限られるものの、試合に持ち込むプレイヤーも少ないため、「キルというより味方の支援をしたい!」と思うプレイヤーは採用してもいいだろう。
ただし、ボーナスパーク「コールドブラッド」を付けている敵には効果がないため注意しよう。
催涙ガス (オススメ度:★★)
投げ込んだ場所の周辺に、約5秒間停滞するガスをばら撒く。ガスに触れた敵はリロードやADSなどの様々な行動が強制キャンセルされる。
オブジェクトルールで使われることの多い印象のタクティカル。芋プレイヤーも、戦闘終わりで傷ついている敵も、一時的に行動を制限できる。
敵からすれば、ガスを撒かれるとその場所から撤退せざるを得ないため、敵の有利ポジを無理やりはがすこともできる。
ただし、強制的なリロード、ADS解除効果は一時的しか発動せず、1秒もするとガスの環境下にいてもADSやリロードができる点は注意。
「スタングレネード」か「催涙ガス」か、自分が使いやすい方を選んでみると良いだろう。
◆まとめ
「リーサル」よりは目立たないものの、使いどころを間違えずに使用すれば、絶好のチャンスを作ったり、危機的状況を打破できる「タクティカル」。
自分のプレイスタイルに合わせ、使いやすいタクティカルを選び、使ってみてほしい。
では!