今回は、「Call of Duty Modern Warfare Ⅱ」のゲームモード「HardPoint」を始めたばかり、という初心者を対象に、どのようなことに意識して立ち回るべきなのか、を紹介する。
チーデスやドミネ等の有名モードはやったことがあるものの、HardPointというモードは名前を聞いたことがあるのみで、やったことはない、というプレイヤーも意外といるのではないか?
実は「HardPoint」は、CoD の競技シーンで採用されるゲームモードの1つであるほど、有名なゲームモードなのである。どんなゲームモードなのか、勝つためには何を意識して立ち回ればよいのか、まだあまりわからない…という初心者は、本記事を参考にして、立ち回り方の参考にしてほしい。
◆HardPointのゲームルール
マップごとにおおよそ5~6個のポイントが用意されており、それぞれのポイントが60秒ごとに順番に入れ替わっていく。ポイントの中にチームメンバーが入ると、入った秒数分チームに点数が加算されていき、先に250点(250秒)分、ポイントに入り続けたチームが勝利となる。
1人でもポイントに入っていれば点数が加算される。ポイント内の人数が増えても、加算ポイント数は変わらない。
ポイント内にどのチームも入っていない、またはポイント内に両チームのメンバーが入っていると、どちらのチームにも点数が入らず、代わりに試合時間が消費される。試合時間は最大で5分。5分経過してリミット点数に到達したチームがいない場合、その時の獲得点数が多いチームが勝利となる。
マップごとに、どこがポイントになるのか、どの順番でポイントがローテーションするのか、ポイントを確保し続けるためにはどこを防衛すれば良いか、などを把握する必要があるため、中級者から上級者向けのゲームモードである。
◆HardPointの立ち回り方
ポイントを覚える
勝ちたければ何よりこれを覚えないと始まらない。各マップで、どこが何番目にポイントとなるのか、ゲームプレイする前からしっかりと覚えておこう。
カスタムマッチで各マップの練習をするのが、他のプレイヤーにも迷惑が掛からない良い方法だが、個人的にはマルチプレイを通して体感で覚えてしまうのが一番手っ取り早い気はする。
真剣に、ちゃんと覚えるようにしながらプレイすれば全く問題ない。頑張って覚えよう。
リスコントロールを意識しよう
HardPointで勝利するには、今のポイントのそばで自チームメンバーがリスポーンできるような位置取りを常に行うのが大切だ。そのため、次のポイント(ネクストポイント)に切り替わる前に、リスポーン位置をなるべくネクストポイント付近に固定するよう、率先して動いていこう。
理想的なリス位置を確保できているなら、リス位置から離れた場所にはあまり移動せず、しっかりとリス位置を固定するように構えておこう。
ネクストポイントにリス位置を固定しに向かうのは、時と場合に寄るので一概には言えないが、大体平均して残り時間が20秒前後になったタイミングがよい。残り20秒の時にダウンしたプレイヤーや、ポイントから少し離れた場所を陣取っているプレイヤーは、どんどんネクストポイントに移動していこう。
ポイントを陣取っているプレイヤーも、残り10秒になったら今のポイントを離れ、ネクストポイントに移動するようにしたい。今のポイントとネクストポイントが真反対に位置する場合、折角ネクストポイント付近まで移動してくれたプレイヤーのリス位置を遠ざけてしまう恐れがあるからだ。
ポイントには率先して入る
折角リス位置コントロールをしても、ポイントに入らなければ全く点数にならない。率先してポイントに入り、点数を稼ぐようにしよう。
建物など、閉鎖的で至近距離戦闘が多くなりがちな箇所がポイントなら、SGやSMG持ちのプレイヤーが、見晴らしの良い箇所が多いポイントならARやLMGが、ポイントに入るようにしたい。
ただし、何でもかんでもポイントに入ればよい、というわけでは無い。味方が既にポイントに入っているなら、ポイントには入らず、その周辺で敵の侵攻を防衛することも大切になる。詳細は次にまとめる。
味方が見ていない箇所をカバーし、味方を信じる
HardPointは、ポイント内の人数が何人になろうとも、獲得できる点数は変わらない。そのため、すでにポイント内に味方が入っているなら、ポイント内の味方からは見えない地点を監視すべく、ポイントの外に出て敵を迎撃していく動きも大切になる。
たとえポイント外で敵を待ち伏せし、倒せななかったとしても、ポイントへの侵入通路を足止めできていれば、敵はその通路を使用して攻め込めなくなるため、ポイント内の味方にとっては警戒すべき地点が減り、防衛しやすくなる。この、「スコアにもキルレにもならない防衛」というのが、HardPointの勝利にはかなり重要だ。
また、もし味方が見ている方向で撃ち合いが発生したとしても、即座に援護に向かうことはせず、自分の防衛ポジションを守り続けよう。そばで撃ち合いが始まったから、と、自分の防衛ポジションを手放してしまうと、自分が本来見ておくべき方向から敵がきても気付けず、そのまま挟み撃ちされてしまうためだ。少し不安に思うかもしれないが、そこは味方を信じよう。
ただし、そばで戦っている味方がやられてしまった時は、即座にカバーに行くようにしたい。
キルストリークは使うタイミングに注意
折角溜まったキルストリーク。すぐに使いたくなる気持ちもわかるが、HardPointの場合は使用タイミングに気をつける必要がある。
室内にポイントがあり、すでに敵に確保されている場合、航空攻撃系のキルストリークを使っても攻撃が届かず、ポイント奪取には貢献できない。ネクストポイントが屋外であれば、そこを確保された時用に温存しておく方が効果的だ。
このように、今および次のポイントの状況、キルストリークの内容から、どのタイミングにキルストリークを使うか、しっかり考えよう。
考え方としてはざっとこんな感じ。偵察機系スコストはいつでも積極的に使ってOKだ。
- 今のポイントが室内、敵が確保中:航空攻撃系キルストは使わず保有。室内攻撃可能なキルストは積極的に使用
- 今のポイントが室内、自チームが確保中:航空攻撃系キルストは使用して敵を足止め。室内攻撃可能なキルストは使わず保有。
- 今のポイントが屋外、敵が確保中:航空攻撃系、室内攻撃可能キルスト共に積極的に使用。
- 今のポイントが屋外、自チームが確保中:航空攻撃系キルストは使用して敵を足止め。室内攻撃可能なキルストは使わず保有。
接戦ならタイムアップを狙うのも手
両チームとも保有点数が200点を超えており、敵に少しでもポイントを確保されると負けに繋がる恐れがある場合は、あえてポイントに入らず、5分の試合時間を削り切るのも作戦の一つだ。
ポイントに入ると、そのチームの点数が加算されるが、試合時間はその間タイマーを停止する。残り試合時間が30秒ほどと少なく、自チームがギリギリ優勢、という場合は、ポイントの手前で陣を張り、ポイントに入ろうとする敵を一方的に叩き続け、試合時間を使い切る勝利も充分狙える。
逆に、敵がポイントに入っている、という場合は、無理矢理にでもポイント内に入り、チーム競合による試合時間の消耗を狙うのも一手だ。
◆まとめ
事前に覚えるべきことや、考えて動くことの多い、難しいゲームモードである「HardPoint」。しかし、ほかのゲームモードには存在しない、最後の最後で大逆転ができるような刺激的なゲームモードでもあるため、実際にプレイしてみれば白熱することは間違いなしだ。
まだ未経験のプレイヤーはぜひともプレイしてみてほしい。
では!