秋吉ブログ

20年以上にわたり様々なゲームをやりまくっている、ゲーム大好きな管理人「秋吉」が書くブログです。ゲーム情報を盛り沢山出していきます。ゲーム以外の情報も時々…

【ジャッジアイズ:死神の遺言】プレイした感想、良い点、悪い点をレビューしてみた!

今回は、PS5版としてリマスター化された「JUDGE EYES:死神の遺言」をプレイした感想と、このゲームの良い点、悪い点をまとめていこう。

(本記事は2022/12/29時点の情報をもとにしている)

 

なお、本作はDLCコンテンツ無しの状態でのレビュー記事となる。

また、あくまでPS5向けに作られたリマスター版のレビューであり、元となったPS4版の内容では見ていないため、PS4版の人には参考にならない点があることは留意してほしい。

 

 

◆個人的感想

総評

超濃厚なストーリー、まるでドラマを見ているような豪華キャスト陣のフェイスキャプチャーを利用した熱演、膨大なやり込み要素と、正に非の打ち所がない、神ゲーとも言える作品だった。

戦闘システム面を中心に、細かな不満面はポロポロあったものの、それを持ってあまりあるほどの面白さを有しており、是非とも遊ぶべき作品に仕上がっている。

迷うことなくポチっと購入して、本作の世界観を是非とも堪能して欲しい!

 

どんな人にオススメ?

正直、どんな人にもオススメできる。強いて言うなら、

  • アクションゲームが本当に、ガチで苦手な人
  • ゲームをやるならオンライン対戦しかやらないと言う人
  • あまり長時間のゲームはできないという人

はおすすめできないくらい。

上記に当てはまらないなら、とりあえず買ってやってみても全く後悔は無いといえる良作であった。

 

◆このゲームの特徴

「神室町」という箱庭を舞台にした半オープンワールドアクションゲーム

本作の元作品である「龍が如く」作品は、歌舞伎町をモチーフにした架空の町「神室町」の中で繰り広げられる事件を解決しながら、様々なサイドクエストをクリアしていく、箱庭型の半オープンワールドゲームである。本作にもその制度はそのまま踏襲されている。

「神室町」には、「歌舞伎町」に実在する店舗や施設がそのまま出てたり、類似の施設が出てたりと、本当に「歌舞伎町」そのものを舞台にしているような、リアルな街並みが描かれている。用意されている施設の多くには実際に入ることも可能だ。

戦闘はアクションゲームがベース。□ボタンで弱攻撃、△ボタンで強攻撃と、基本的なアクションゲームのスタンスをそのまま引き継ぎ、多くのごろつきを相手にリアルタイムバトルを行うこととなる。ストリートファイトがメインのため、町中に落ちている看板やコーンなども武器として使用可能。どんな手を使ってでも、その場を切り抜ける力が必要になる。

 

ピッキング、尾行、観察等の、探偵業を活かしたミニゲーム要素

主人公が探偵である本作では、探偵らしい様々なアクションを楽しむことができる。

まずは「サーチモード」。物語の重要場面にて、一人称視点となって、人物や証拠の探索などを行い、事件解決に向けた様々な手掛かりを手に入れていく。

主観視点となり、周囲から事件解決に必要な情報を集める「サーチ」

続いて「尾行」。ターゲットとなる人物の背後を、付かず離れずの距離を保ちながら着いて行き、ターゲットがどこに向かうのか追跡する。相手に気づかれるような行動を取ると、「警戒ゲージ」というゲージが上昇し、ゲージが最大まで到達してしまうと尾行がばれて失敗となる。ゲージが上がり切る前に、身を隠せるカバーポイントに身を隠しながら尾行しなければならない。

ターゲットに気付かれないように尾行し、決定的な証拠を手に入れよう

更に、調査が必要な建物への潜入や、アイテムが隠された扉を開ける際に行う「鍵開け」。「ピッキング」「サムターン回し」「暗証コード解除」「鍵束」など、鍵のタイプにより複数の鍵開けが存在する。状況によっては、決められた時間内に鍵を開けないといけないような場面もあるため、慎重ながらも素早い操作が求められる。

鍵のかかったドアを開けるピッキング。ロックが解除できる個所を慎重に選び、解除していく必要がある

これ以外にも、逃げる敵を追いかけて捕まえる「チェイス」、人を説得するために、手に入れた証拠の中から最も適した証拠を差し出す「証拠提示」、相手の目を欺き、潜入捜査を行いやすくする「変装」など、探偵らしい様々な行動も用意されている。

逃げる敵を捕まえる「チェイス」

 

SPを消費してスキルを習得

戦闘で勝利した時や、ストーリーおよびサブクエストをクリアした時等、様々な場面で「Sp」という専用のポイントを入手できる。このSpを必要量消費することで、体力や攻撃力の増加、回避コマンド数の増加、戦いで使用できる攻撃手法の追加等の戦闘で役立つ側面や、尾行やピッキング等の探偵業をより攻略しやすくなるスキルの習得等、ストーリーを進める上で非常に役立つ能力を身に着けることができる。

Spを消費し、ゲームを進める上で役立つ様々な能力を身に着けられる

 

やり込み要素である「サイドケース」「フレンドイベント」「プレイスポット」

メインとなるストーリー要素以外にも、本作には様々なサブクエストや、ミニゲームをプレイできる。

 

まずは「サイドケース」。メインストーリーとは異なり、「八神」の生業である探偵の仕事にスポットを当てたミッションである。神室町の住人や掲示板に届いたメッセージなどから依頼を受け、その解決を目指すこととなる。

依頼の内容は、借金の踏み倒しをしている人を捕まえてきたり、パンティ泥棒を捕まえたり、輩に絡まれている人を助けて回ったりと、実に様々でバラエティに富んでいる。

「サイドケース」を攻略することで、神室町で使えるお金や、前述のSpを入手できるため、メインストーリーの攻略と合わせ、積極的に進めていきたい。

プレイヤーの元には、探偵としての腕を見込んで、様々な依頼が依頼がやってくる。それらを解決するのが「サイドケース」だ

メインストーリーには無い、ギャグテイストな物語を楽しめる

続いて「フレンドイベント」。「サイドケース」とは異なり、神室町に住む住人1人1人にフォーカスを当て、彼らと仲良くなることを目的としたイベントだ。

神室町中には、ショップ店員、学生、ホスト、占い師などの様々な人間が生活している。そんな彼らは、様々な悩み事を抱えながら生活をしている模様。彼らと交流し、悩みを解決していくことで、親密度がアップする。親密度が最大まで上がれば、様々な場面でプレイヤーの手助けをしてくれる、頼もしい存在となる。仲良しになった人の数が増えれば増えるほど、街の中でのプレイヤーの評判が上がり、更なる「サイドケース」の依頼がやってくる。

神室町内で様々な悩みを抱えた人たちと交流し、彼らとの仲を深めていく

彼らの依頼を達成し、親密度を上げていくことで、街の評判も上がっていく

一部の女性とは、より進展した関係である「ガールフレンド」となり、一緒にデートすることも可能だ。デートでは、ダーツなどで一緒に遊んだり、カフェで会話を楽しんだりと、実際にそのキャラとデートしているような感覚で楽しめる。

 

最後は「プレイスポット」。麻雀や将棋などのボードゲームから、ゲームセンター、バッティングセンター、ドローンを使ってレースゲームをする「ドローンレース」など、数多くの遊びスポットが用意されており、かつそのどれもしっかりと作り込まれている。戦闘に疲れた時の息抜きにぴったりだ。

「プレイスポット」で遊べるミニゲームの中には、コントローラーを2つ持ち込むことで、1つのソフトで2人まで遊ぶことができるようなものまで用意されている。

バッティングセンターでホームランを目指す

ドローンを操作して1位を目指すドローンレース

ゲーセンお馴染みのUFOキャッチャーや、「ハ○スオブザデッド」的なシューティングゲームをプレイすることもできる

 

2つの戦闘スタイルを切り替え戦うアクション

街中には、多数のゴロツキやヤクザなどが蔓延っており、プレイヤーを見つけると襲いかかってくる。それらを相手に、「龍が如く」作品ならではの「誰でも、簡単に、カッコいいアクションバトル」をコンセプトにした戦いをすることができる。


「龍が如く」の戦闘は、無骨なパワー系、といった戦い方がメインだが、本作はそれらを一転し、

  • 壁を蹴って跳び上がる
  • 敵の頭上を跳び越えて攻撃する

など、非常に立体的でアクロバティックな動きをしながら戦うスタイルが楽しめるようになっている。

壁を蹴って敵の攻撃をかわし、そのまま追撃をするなど、非常にアクロバティックな戦い方ができる

また戦闘時は、攻撃範囲の広い足技で集団を圧倒する「円舞」と、敵のガードを打ち破る強力な攻撃でタイマンを有利に進められる「一閃」という2つのバトルスタイルを任意に切り替え、戦況に応じて戦い方を変えることができる。その他、チャージすることで威力の上がる攻撃や、タイミングよくボタンを押すことで火力が上がる攻撃など、様々なコマンドが用意されている。

長めのリーチを活かし、複数の敵に一気に攻撃を浴びせるバトルスタイル「円舞」

ガードも崩す強力な攻撃を敵に浴びせるバトルスタイル「一閃」

バトル中に攻撃したり、専用アイテムを使用したりすることで、「EXゲージ」というゲージが溜まっていく。これを使用することで、「EXアクション」または「EXブースト」という強力な技を繰り出すことができる。

「EXアクション」は、「EXゲージ」を一つ消費し、雑魚敵であればほぼ1発で倒せるほどの強力な攻撃をお見舞いできる。スキルを習得することで、プレイヤーがピンチの状態を切り抜け、逆に大ダメージを与えられる「EXアクション」も追加されていくため、戦闘の幅が増えていく。

専用ムービーが流れ、敵に大ダメージが与えられる「EXアクション」

複数の敵を一気に攻撃できる「EXアクション」もある。攻撃のムービーもかっこいい

「EXブースト」は、溜まっているEXゲージを断続的に消費し続けることで、その間のプレイヤーの身体能力を飛躍的に強化する。敵の攻撃では怯まなくなり、専用の高火力技が出せ、EXゲージの消費が通常より少ない状態で「EXアクション」を行えるようになるため、強力なボス戦では非常に頼りになる。

バトルスタイル「一閃」状態のEXブースト。敵のガードを崩せる高火力を持ちながら、敵の攻撃を受けても怯まない、無敵に近い状態で戦える

 

神室町で巻き起こる複数の事件の闇を暴くリーガルサスペンスストーリー

本作の主人公「八神隆之」は、神室町の雑居ビルの一角にある小さな探偵事務所「八神探偵事務所」で、探偵業を営む男である。助手である「海藤正治」と共に、浮気調査や人探し、ペットの捜索など、何でも屋的な仕事をしながら、何とか食い扶持を見つける生活をしていた。

そんな「八神」だが、元は同じ神室町に拠点を構える「源田法律事務所」に所属していた弁護士だった。ある日、とある殺人事件の容疑者「大久保新平」の弁護を担当した「八神」は、誰もが「大久保」の有罪を疑わなかった中で奇跡的な無罪判決を勝ち取り、一躍有名弁護士の仲間入りを果たす。

しかしその後、釈放された「大久保」が、自分の恋人を殺害した上で放火をするという、衝撃的な事件を引き起こす。再度「大久保」の弁護を担当した「八神」だが、自分が無罪判決を勝ち取って釈放された被告人が別の事件を起こしたことで、「この事件は自分のせいで起きた」と感じてしまい、納得のいく弁護をしきれず、結果的に「大久保」には極刑が言い渡されてしまう。また「八神」に対しても、「大久保」を一度無罪へと導いたため、周囲から多数のバッシングを受けることとなり、「八神」は自責の念に追われ、弁護士の資格は保有しながらも、弁護士としての仕事からは完全に撤退していた。

誰もが有罪と思っていた事件で逆転無罪を勝ち取り、一躍有名人となった弁護士「八神」が主人公

「八神」が弁護した「大久保」が、釈放後に自分の恋人を殺し、放火するという新たな事件を起こす

ある日、探偵としての仕事をこなす「八神」に対し、古巣である「源田法律事務所」から、神室町で起きたある殺人事件の弁護に向け、事件の証拠や情報を集めてきて欲しい、という依頼を受ける。遺体はなぜか眼球が抉られた状態で見つかっていた。

事件の情報を集めていく中で、「八神」はこの眼球抉られ事件が、「大久保」が起こした恋人殺人事件や、「八神」が過去に無罪を勝ち取った事件とも、うっすらとであるが繋がっていることを見つけていく。

果たして「大久保」は本当に犯人だったのか、なぜ眼球が抉られた遺体が出てきたのか、最後には、プレイヤーを驚かせる衝撃的な結末が待っている。

神室町で見つかった眼球の無い遺体。なぜこのような事件が起きたのか、犯人は誰なのか、これが壮大な物語の始まりであった…

 

◆このゲームの良い点

ストーリーが非常に凝ってて面白い!

本作を一通り遊んでまず思ったことは、とにかくストーリーが非常に良く作り込まれていることだ。

このゲームのストーリーは、前半と後半で大きく分けることができる。前半は個別に起きていた複数の事件の真相を見つけ、本当の黒幕を特定するパート、後半は手に入れた事件の真相を、物的証拠をもとにどうやって裁判で証言するか、戦略を練っていくパートだ。

 

ゲーム序盤では、「大久保」による恋人殺人事件や、神室町で起きた眼球抉られ事件は、それぞれ全く関連しない、個別の問題であるように感じられる。しかし、物語が進むにつれ、別々と思っていた事件が細くて小さな線で緻密に繋がっていき、最後には壮大な陰謀の元に生まれた事件の連鎖であることがわかっていく。各謎を解いていくまでの導線が実に見事で、プレイヤーを「あっ!」と驚かせるような作り込みには、非常にワクワクしながらプレイできた。

事件の真相が分かっても、それを裁判で証明しないといけないわけだが、その物的証拠集めも一筋縄ではいかない。事件の裏に潜む様々な人間から妨害を受け、「こんなのどうやったら裁判で証明できるんだよ!」というような絶望感を、見ているプレイヤーに与えてくる。その後に現れる新しい展開の連鎖に、続きがどうしても気になってしまい、本作の止め時には本当に困ってしまった。

 

また、ただ悪役がいて終わり、というわけではない。ストーリーを進めていくと、敵側にもそれ相応の強い信念があって行動していることがわかるため、一概に「悪」と言えない部分も見えている。

あなたが本作を遊んだ後、本当に敵側を「悪」とみなすことができるだろうか…勧善懲悪ではない、非常に考えさせられるストーリー展開がされている点も、実に良かったと感じた。

 

ボリュームの多さがピカイチ!

「龍が如く」シリーズは昔から、濃厚で重厚長大なストーリーに加え、膨大なやり込み要素をもったボリューム満点のゲームであった。本作にもその要素はしっかり継承されている。

まず、メインストーリーだけでもかなり長い。筆者はサブクエスト系をほとんどやらず、真っ先にストーリーを進めていく形を取ったが、それでもクリアまで27時間はかかった。それでいて、ただ長いだけでなく、前述の通り非常に面白いストーリー展開をしている上、ストーリーに関わる部分は全てフルボイスで臨場感まで付いているものだから、「無駄に長くてつまらない」と言うことも起きなかった。

これに加え、フレンドイベントやサイドケースなどのサブクエストをクリアしていくと、それこそ50時間は優に超える。

更には、ダーツやゲーセンなどのミニゲームで指定のスコアを達成する、飲食店のメニューを全部食べる、などと言った、クエストとは別の称号も用意されており、それらまで全部達成しようものなら、100時間は遊べてしまうボリュームだった。

プレイヤーが取った実績がまとまっている「KAMGO」。これを全部埋めるのもやり込み要素の一つだ

 

登場人物達の描写が非常に綺麗でリアル!

本作では、主人公の「八神」を演じるキムタクをはじめ、数多くの芸能人がモーションキャプチャーで参戦している。その投影度合いが実にリアルで凄まじい。本人の写真を横に置いて比べてみても、全く違いが無いほどに丁寧に作り込まれている。

神室町の夜景をバックに佇む「八神」。モデルであるキムタクの姿が、そっくりそのまま投影されており、まるでドラマを見ているかのよう

同じくゲーム内に実際の姿で登場している俳優「中尾彬」。ゲーム内にそのまま入り込んだかのようなリアルなグラフィックだ

モーションキャプチャーで登場した実在する芸能人だけでなく、架空のキャラに対しても、表情一つ一つが丁寧に作り込まれており、「実在する俳優なのではないか?」と感じてしまうほど。

それらの映像美が、ムービー中だけでなく、ただの会話の場面や戦闘中でも充分に堪能できる。ゲームの世界にその芸能人がそのまま入り込んだかのような、まるでテレビドラマを見ているかのような感覚に包まれながらゲームをできた点は、過去に「龍が如く」シリーズで数多くの芸能人をゲームに取り入れてきた技量が充分に活かせていると感じた。

戦闘中のムービーの1場面。キムタクが強力な敵相手に、炎に囲まれた状態で戦う様が、実にリアルに描かれている

 

ロードが早くて快適!処理落ちもなし!

これはPS5を使っていることによる部分が大きいだろう。

ファストトラベルをしたときや、ステージに入った時などの読み込みも、3秒ほど待つだけですぐに画面が切り替わる。無駄に待つことがなく、非常に快適にプレイできた。

戦闘などで画面がコロコロ入れ替わったとしても、処理落ちやテクスチャ乱れもなく、綺麗な画面でプレイし続けられたため、本作の世界観に常に没頭できる点は良かった。

 

◆このゲームの悪い点

戦闘システムには色々不満有り…

本作のメインである戦闘システム。ただ、アクションゲームとしてみると、本作は不満要素の多い戦闘システムをしており、個人的には微妙な部分が多かった。これまで数多くのアクションゲームをやってきたが、ここまでやり辛いアクションゲームは初めてだった。

 

ロックオンが使いづらい

戦闘ではタイマンバトルよりも、ちょっと強い敵と、その他の雑魚複数人を相手にする集団戦の方が圧倒的に多い。その集団戦での操作がやりづらく、最後まで慣れることができなかった。

まず、ロックオン先を自由に固定できないのが辛い。R1を押すことで相手をロックオンできるのだが、ロックオン後にロックオン先の変更ができないため、目的の敵をロックオンできなかったら、一度解除し、敵を見つけてからロックオンし直す、ということが必要になる。集団戦だと敵がそこら中にいるため、指定の敵をロックオンするのは難しく、ここはなんとかできなかったのか、と感じた。

さらに、ロックオンするとダッシュができなくなる点も辛い。敵の攻撃からダッシュで逃げたい時や、敵に囲まれた状態から抜け出したい時には、わざわざロックオンを解除して走る必要があるため、せっかく狙いたい敵をロックオンできても、またロックオンからやり直しになるのだ…

 

戦闘スタイル「円舞」が息してない

集団戦用の戦闘スタイルである「円舞」。しかし、「円舞」の強みである全体攻撃ができるのは、弱攻撃を2、3回やった後に強攻撃を連続使用して初めて実施できるものであり、それまでは火力の低い単体攻撃しかできない。範囲攻撃自体のリーチもそこまで長くないため、開けた場所で戦う時は、2人くらいにしか攻撃が当たらないことが頻発する。それでいて「円舞」の時の攻撃力はそこまで高くないのだから、結局この戦闘スタイルを使う意義が見えなくなってしまった…

 

地面に倒れた敵への追撃がやりにくい

敵を吹っ飛ばすと地面に倒れ込むことがあり、そのまま追撃を加えられる。ただ、追撃も普通の攻撃も、◻︎ボタンおよび△ボタンで固定されていて、使い分けができない。どっちの攻撃モーションを取るかは、ゲーム内で自動で判断される。

敵が倒れた直後であれば、地面にいる敵目掛けて追撃してくれるが、倒れてからちょっとでも時間が経つと、地面の敵への追撃判定ではなく、普通のパンチ判定になるため、敵がいない空を殴る意味のないモーションになる。せめて方向キーと組み合わせれば任意で攻撃箇所を指定できるようにしてくれればいいのだが…

 

攻撃後の硬直が長い

コンボ中に別の敵の攻撃が飛んでくるのが見えたため、回避コマンドを押して回避しようとしても、攻撃後の硬直がずっと残り、結局避けきれずにダメージを受けるのが頻発したのが非常に気になった。

一応、スキルの中に、攻撃モーションを回避でキャンセルできる「硬直キャンセル」が存在するが、それを身に着けていても、そこまで硬直時間が短くなったような感覚にならなかった。

筆者は最終的に、多少ダメージを受けても、受けたダメージ分回復できるように、回復アイテムを事前に買い込んでおく、という方法で切り抜けたが、もう少し硬直自体を短くするようにしてくれないかな、、、という感覚にさいなまれた。

 

ボスのスーパーアーマーが異常に強い

アクションゲームのボスにはよく見られる、プレイヤーの攻撃を受けても怯むことなく行動できるスーパーアーマーが、本作のボスにも採用されている。ただ、その強さが異常だと思えた。

基本的に、ボスは常にスーパーアーマーの効果が発揮され、まともに連続攻撃をすることはまず不可能。敵の攻撃を交わし、隙目掛けて反撃しても、弱攻撃を2回当てたらもうスーパーアーマーが発生し、こちらの攻撃をもろともせず反撃してくる。強ボスともなると、ガードと回避まで組み合わせた上でスーパーアーマーまで使える状態になるため、隙なんて全くないといってもよい。

結果的に、ひたすらに敵の周囲を走り回り、隙の大きな大振り攻撃を避けた後に弱攻撃を2回だけ当ててまた走る、という行動を繰り返すしかなくなり、アクションゲーム特有の連続攻撃の楽しさが消えてしまっているように感じた。

 

尾行任務がひたすらにつまらない…

探偵アクションの一つである尾行。これが非常につまらないにも関わらず、長い。

ただただ、ターゲットの背後をゆっくりついて行って、時々急に振り返ってくるので物陰に隠れてやり過ごして…を繰り返すのみで、やりごたえ的な部分は全くと言っていいほどにない。それでいて、長い尾行だと10分弱もやらされるため、かなりイラッとした。

尾行任務はメインストーリー中にも結構な頻度でやらされるため、これが出てきた時はかなり退屈でつまらなく感じてしまった。

 

素材集めがやり辛い…

ドローン用のパーツを集めたり、身体能力を向上させる秘薬を作る際に使用する素材。これの回収がかなり骨が折れた

素材は街中を探索して拾うことになるのだが、そこら中に大量に落ちているわけではなく、ポツンポツンと置かれてるのみで、一個拾っても手に入るのは一個のみとかなり渋い。戦闘で敵を倒して入手するのもかなり稀だ。それでいて、要求される素材量は普通に5個6個と要求されるため、街を走り回って頑張って集めても、一瞬で全て消えてしまう。

雑魚敵での戦闘でも、もう少し頻発に手に入るようにしてほしかったな、というのが実態だった。

 

「致命傷」は無くして欲しい…

ボスだけが持つ強力な攻撃を受けると、「致命傷」という状態異常に陥る。こうなると、体力の上限が低下してしまい、かつ低下した体力上限はただの回復アイテムでは回復しない。

この「致命傷」状態は、戦闘が終了してもそのまま継続し続けるため、連戦中に「致命傷」状態になると、専用のアイテムを持ってない限りはかなりの苦戦を強いられる。この専用アイテムも入手頻度は低く、購入にも高額な金額が必要になるため、使い所を間違えると最悪詰んでしまう。

このようなステータスを用意するのはいいが、せめて戦闘が終わったら解除されるような仕様にはすべきだと感じた。

 

推理にあまり緊張感が無い…

本作は探偵や弁護士をメインに扱っているため、プレイ中ではちょくちょく、証拠を整理した結果導き出される結論はなんなのか、や、相手に物的証拠を突きつけるには何を出すべきか、といったような推理が必要な場面が出てくる。よくある推理ゲームの場合、そういった場面で間違った回数が何回まで到達するとゲームオーバーになったり、違うエンディングを迎えたりすることになるため、推理一つ一つにかなり集中したいくことになる。

が、本作は推理を間違えてもペナルティも何もない。もう一度同じ場面から選択をやり直すだけだ。しかも、ストーリーの場合は、間違った選択肢用にもちゃんとフルボイスでセリフが用意されているため、全台詞を聞きたいなら敢えて間違いを選ぶことまでできてしまう。

せっかく推理物を扱ってるのだから、推理パートはもう少し緊張感を持って、プレイヤー側でもしっかり「推理」する感じが欲しいと思った。

 

 

 

 

◆まとめ

「神ゲー」と言っておきながら不満点を結構書いてしまっているが、とにかく「良い点」に上げた内容が、不満点を全てもってしても上回るほどによくできており、どんな人でも「やってよかった!」という感想になること間違いなしだ!

筆者がプレイしたリマスター版であれば、2000円前後で購入ができるため、見つけたらとりあえず購入してやってみてほしい!

 

では!