今回は、Amazonのオーディオブックアプリ「Audible」を使ってみた感想を述べていきます。
最近は、本は読むよりも聴く時代になりつつある、という話をどこかしらで聞きました。調べてみると、Amazonがオーディオブックアプリを提供しているじゃないですか。初期登録後、1ヶ月間は無料期間だということなので、「Audible」を1ヶ月間使ってみた感想を書いていきたいと思います。
◆使ってみた感想
始めてオーディオブックを使ってみて、すごく便利だな、と感じました。1か月1500円で、ビジネス書も小説も聞き放題と、非常にコスパもよく、ありがたかったです。しばらくは使い続けたいと思います。
ただし、人によっては向き不向きが出るな、とも思いました。
◆どんな人にオススメ?
- 専業主婦の方など、読み書きをするわけではない作業時間が多い方
- ランニングなどのトレーニングが好きで、よく行っている方
にはおすすめできます。
ただし、
- 移動中に、スマホなどのツールを用いて読み書きをすることが多い方
- 読む本はビジネス書ばかり、という方
にはあまり向かないですね。
◆このアプリの良い点、悪い点
【良い点】手が空くので、他作業と併走できる!
オーディオブックの最も良い点だと思います。洗濯物干しや掃除機掛けなどの家事をしながら、または通勤、通学途中の歩き時間に本を読むことができるのは非常に便利です。
1週間の中で、家事や歩き移動が占める時間って意外とあるのではないでしょうか?掃除機掛けで1時間、洗濯物関係で20分×7日、お風呂掃除で1時間など...移動時間も、1日1時間くらいは歩いているのでは?これらをやってる間って、耳はかなり暇しているはずです。オーディオブックであれば、この隙間時間を有効活用できるので、読書効率(読む、というより聴く、ですが)が格段に上がった、と思いました。
私のオススメの聞き方は「お風呂に入りながら聞く」ですね。お風呂に入るときは耳も空いていることが多いと思います。ジップロックなどの密閉容器にスマホを入れ、音量を大きくすれば、シャワーを浴びながらでも音を聞くことができるので、オススメです。
【良い点】様々な本を聞くことができる!
Audibleで聴くことのできる本は、ビジネス書、小説、英会話本等、全部の種類を合わせると40万冊以上あります。他のオーディオブックアプリと比較しても多いです。ここはさすがAmazonさんです。
Amazonが出しているもう一つの読書ツール「Kindle」と比較するとまだまだ数は少ないですが、有名どころの本は大体そろっているので、「聞きたい本が無い…」となることはありませんでした。
【良い点】月額1500円で、どんな本でも、何冊でも聞くことができる!
本の返品、という手間を踏む必要がありますが、Audibleは月額1500円でどんな本でも聞き放題です。
まず、Audibleの本購入の手順をご説明します。Audibleでは、本を購入する際に「コイン」を使います。コインは1ヶ月に1枚が会員に対し付与されます。このコイン1枚を使うことで、本の価格に関係なく、本1冊を購入することができます。1000円の本でも1コイン、3000円の本でも1コインです。聴き終わった本を返品すれば、使ったコインが返ってきます。
この返品制度を使えば、1ヶ月の間に何冊も購入することができます。実質、どんな本でも聴き放題です。本をたくさん聞きたい!という人はすごく嬉しい制度です。
返品により、再度本を聞こうと思っても、今購入している本を返品しない限り聞くことができない(※)ですが、一度聞いた本を再度聞くことは無いので、返品しても特に困ることも無かったです。
(※)購入後、本のデータをスマホにダウンロードしておけば、スマホの容量が許す限り、手元にデータが残るため、返品しても再度聞くことができます。
【良い点】1か月の無料期間がある!
Audibleは、初めて使うユーザ向けに、お試し期間として会員費が無料となる期間があります。その期間はなんと1か月間!かなり長いです。
やっぱり自分で触ってみないと、本当に自分に合っているかわからないですもんね。1か月という幅広い期間をお試し期間として提供してくれるのは、非常にユーザ目線に立ったシステムだなあと思いました。
【悪い点】人によっては、制度を有効活用できず、無駄にお金を払い続ける...
良い点に挙げた「他作業と併走できる」という点ですが、さすがに別のものを読んだり書いたりするような、少しばかし頭を使う作業とは併走できなかったです。当たり前ですね、聖徳太子じゃないですし...
となると、隙間時間で何か読んだり書いたりしている人は、聞く時間が設けられなくなってしまいます。無理やり聞いてても頭に入らず、意味ないです。
聞くタイミングがあるとしたら、歩いている時くらいでしょうか。歩く時間が長い人はよいですが、そうではない方は、購入しても読破できず、結局1500円分の価値を有効活用できず、お金を消費するだけになってしまうかもしれないです。
会員費は1か月1500円と、そこまで大きな金額ではないですが、ちゃんとその分の消化がしきれず1か月が終わってしまうのはもったいないです。1500円分しっかり使いきれるか、先に紹介した無料期間を用いて、自分の生活スタイルと相談して、入会するか決めましょう。
【悪い点】ビジネス書は内容があまり頭に入ってこない…
これは私だけかもしれないですが、オーディオブックでビジネス書を聞いていても、あまり頭に内容が入ってきませんでした…
紙ベースの本を読む場合、自分が気になったところを繰り返し読んだり、自分でマークを付ける等ができます。しかし、オーディオブックのように声だけしか情報がないと、こんなようなことはできません。
個人的に、ビジネス書は「書いてあることを理解し、自分の中に落とし込む」のに少し時間がかかるため、自分のペースで細かく内容確認することができないオーディオブックは合いませんでした…
ただし、小説は別です。小説は、読み手が登場人物の感情に沿ったしゃべり方してくれるので、逆に紙よりも具体的なイメージが頭に浮かびやすく、良かったです。
【悪い点】利便性が地味に悪い…
Audibleはスマホアプリがちゃんとリリースされているのですが、なぜかスマホアプリ上では本の購入や返品、会員情報の更新ができません。やるならパソコン上でしかできません。
これ、かなりめんどくさいです…スマホはいつでも持ち歩いていますが、パソコンは常時携帯するものではないです。外出先で本を聞き終わってしまうと、家に帰ってから返品、購入するしかないので、利便性が悪いなと感じました。
◆まとめ
私は非常に良い感想を抱いたAudibleですが、人によっては「紙の本が良い」などある人もいるはずです。
無料期間が1ヶ月もあるので、まずは試してみることをお勧めします。きっと、Audibleの良さを実感できますよ!
では!