今回は、パッドプレイヤーである筆者が、PS5版の「XDefiant」をプレイして、個人的にオススメだと感じた設定についてまとめていく。
(本記事は2024/6/8時点の情報をもとにしている)
FPSをプレイする上で切っても切り離せない設定。ただ、設定項目は大量に存在するため、それぞれがどういう意味なのか、どの設定が自分に合っているのか、よくわからない方も多いだろう。
筆者が「XDefiant」をある程度プレイしてみて、設定値の内容把握と、筆者の感じるオススメ設定をまとめてみたので、参考にして見てほしい。
なお、全部の設定値を紹介するとあまりにも長くなるため、
- 「ここは変えておいた方がいいな」と思った設定
- 読むだけだと何が変わるのかわからない設定
のみピックアップして説明していく。
◆オススメの設定(ゲームプレイ&UI編)
視野
別名「視野角」。人によりしっくりくる数値はまちまちだが、大体90~110辺りの範囲に収まることが多い印象だ。筆者は107が一番しっくりきた。
視野角にはそれぞれメリットデメリットがある。自分で設定を変えてみて、やりやすい視野角を決めよう。
視野角を上げる場合
- メリット①:左右の状況を画面表示するため、自分の横にある脅威の存在に気付きやすい
- メリット②:プレイヤー自身の動きにスピード感が出る(実際に足が速くなるわけではないので注意)
- デメリット①:敵が間延びして見える上、敵の動きも早く映るため、遠距離の敵を狙いづらい。
- デメリット②:高性能ハードでない限り処理落ちする。
視野角を下げた場合
- メリット①:敵をしっかり捕らえられるため、どんな距離の敵とも戦える
- メリット②:処理落ち頻度が少なく、フレームレートが安定する
- デメリット①:実際に視点移動しないと左右の状況が把握しづらい
エイム視野
エイム時専用の視野角のこと。エイムの時だけ別の視野角になると、エイム感覚がくるってしまうため、ここは「一貫」で良い。
エイムの動作
ADS状態に移行する方法を設定するもの。基本は「長押し」の方が素早くADS有無を切り替えられるため、「長押し」が良い。「切り替え」の方が使いやすい、という人も見たことはあるが、非常にまれだ。
エイムでリロード中断
リロード中にADSすると、リロードを勝手に切り止めてADS状態に移行する。
リロード中に不意に敵に遭遇した時に、ADSするだけでまた撃ち出せる為、オンの方が良い。
自動ダッシュ
左スティックを倒すだけでダッシュ状態に移行するかどうかを決める設定。筆者は素早くダッシュ状態に移行し、機敏な動きができるように「オン」にしている。歩き状態に移行する際も、左スティックを少し倒せば歩き状態にはできる。が、不必要に走り過ぎてしまう場合もあるため、歩きと走りを使い分けたいなら「オフ」にしておくのもアリだ。
HUDを調整
「HUD」とは、ミニマップや自キャラの体力、マガジン残数等の表示のこと。これらを画面上のどこに配置するか、決めるのがこの設定だ。
中央に寄せる程、ミニマップ、弾数などの重要情報の表示間隔が狭くなり、視線を大きく動かさずとも必要情報が集められる。中央に寄せ過ぎると敵の視認性が悪くなるため、ちょうどよい頃合いを見つけよう。
筆者はこのあたりまで寄せるようにしている。
ダメージ数値
敵に弾が当たった際に、その敵に何ダメージが入ったのか、を表示するかどうか設定するもの。フルオート武器の場合、次々と現れるダメージ表示が積み重なり、結局何ダメージ入ったのかわからなかったため、「オフ」にしている。単発武器をよく使う人や、パーティを組んで少しでも情報を回したりしたいなら、「オン」にするのも良いだろう。
敵のHPゲージ
相対した敵の体力バーを画面に出すかどうか決めるもの。「オン」にした方が敵の視認性が上がるため、「オン」にしよう。
チーム構成オーバーレイ
敵味方の生存状態と、ピックしている勢力、ウルトラの蓄積状況を表示するかどうかを決めるもの。野良でプレイする際には、様々な情報が一目でわかるため、あると便利だ。
◆オススメの設定(コントローラー編)
ボタンレイアウト
「スキルサムブローラー」がオススメだ。「CoD」で言うところの「ハイパーバンパータクティカル」と同じ設定である。
デフォルト設定からジャンプ、しゃがみ、格闘の配置が変わり、ジャンプがL1、しゃがみがR3、格闘が○となる。
これの利点は、右スティックを離さずしゃがみやジャンプができる点。敵から撃たれた際に、視点移動とスライディングが同時にできたり、角待ちしている敵を倒すためにスライディングとジャンプと急激な視点移動を同時にして敵の射線をずらす動きができたり、射撃中にしゃがみ撃ちにシフトできたりと、キャラコンが全体的にやりやすくなる。
モンハン持ち(人差し指で○×ボタンを押す持ち方)ができるのであればこの設定にする必要はないが、私のような手が小さめな人はこの設定を試してみてほしい。
スティックレイアウト
左利き用にコントローラー配置を切り替えたりすることができる設定。
筆者は右利きなのでこれをいじることはないが、左利きで、エイムと移動のスティックが逆の方がいい、という人は、この設定をいじっても良いだろう。
エイムアシスト
Padプレイヤー専用の設定。敵のそばにレティクルを持ってきた際にスローダウンがかかるため、精密操作がしにくいPadでも敵を追って攻撃しやすくなる。
オンにすればアシストがかかり、オフにすればかからなくなる。エイム練習をする訳でもないなら、Padを使っている人でオフにする理由は無いので、オンのままにしておこう。
エイムアシストには、それぞれ「強度」と「追従」の強さが用意されている。色々いじってみたところ、以下のような違いがありそうだった。(違っていたら訂正求む)
- 強度:敵にエイムを持ってきた際にかかるスローダウンの強さを設定したもの
- 追従:エイムを合わせた敵が移動した際に、敵を追うように勝手に照準がついていく強さを設定したもの
「強度」を0にし、「追従」を−10にしたら、敵に照準を合わせた際にピタッとエイムが止まってくれるが、そのまま敵が移動した場合はあまり敵を追ってくれないため、自分でエイムを動かし続ける必要がある。逆に、「強度」を−10に、「追従」を0にしたら、敵にエイムを合わせてもあまりスローダウンがかからないが、敵が移動した際にエイムが勝手に追いかけてくれる。
筆者はデフォルトの全部0でも違和感なくプレイできたが、アシストのかかり度合いが強過ぎて逆に狙いにくく感じるなら、数値を下げて調整しよう。強度を下げるなら、−1か−2あたりに調整するプレイヤーが多い印象だ。
エイム反応のカーブタイプ
まずはカーブタイプの内容から説明していく。
端的に言ってしまえば、ADS状態で右スティックを大きく動かした際に、視点がどのように動いていくか、を決めたもの。あくまでADS状態のみに関係する感度設定である。
各タイプの違いを、ざっくりとではあるがそれぞれ解説していく。
- 標準:スティックの倒し初めは視点がゆっくり目に動き、その後どんどん視点移動速度が早くなっていく。初期設定はこのレスポンス曲線となっている。中遠距離を狙うことの多いプレイヤーが一番適している。
- リニア:スティックを倒した量がそのまま視点移動に反映される。設定した感度がそのまま反映されると思ってよい。他の2つのレスポンス曲線は、視点移動にクセがあるため、それがしっくりこない、という人はこれにするとよい。が、このレスポンス曲線タイプを使うプレイヤーはあまりいないらしい。
- 背向曲線:CoD作品で言うところのダイナミック。最初は素早く視点が動き、その後少しゆっくり目に変わる。近距離で戦うことが多いプレイヤーや、ADS状態で置きエイムしたまま周囲を警戒するプレイヤーに合ったタイプ。
私はARやSMGを主に使って前に出て、飛び出し撃ちと置きエイムとを組み合わせながら戦うプレイヤーのため、近距離で動き回る敵に素早くエイムが合うよう、「ダイナミック」に設定している。
X軸感度 / Y軸感度
右スティックを動かした際、視点がどれだけ早く移動するか、を設定する項目。ここは人によって得意不得意が変わるので、「こうすべき」という設定値がない。
参考として、筆者は比較的前線に出ていき、飛び出し撃ち、スライディング撃ちもするし、置きエイムしたまま敵にエイムを合わせたりする戦い方をする人なので、
- 通常感度(横):60
- 通常感度(縦):62
辺りがしっくりきた。同じような戦い方をする人は参考にして見てほしい。
コントローラー照準視点移動の感度ファクター
ADS時の感度を、通常時感度からどれだけ増減するかを示した項目。こっちはアイアンサイトや等倍スコープ等の倍率が低いサイトで適用される。
元の感度が高いので、エイム時の感度は少し下げ目の0.87倍とするように設定している。
コントローラー照準スコープ視点移動の感度ファクター
ADS時の感度を、通常時感度からどれだけ増減するかを示した項目。こっちは8倍スコープ等の倍率が高い、主にSRのスコープで適用される。
元の感度が高いので、エイム時の感度は少し下げ目の0.87倍とするように設定している。
デッドゾーン 左スティック / 右スティック
そもそもデッドゾーンとは何か、について説明する。
デッドゾーンは、左右のボタン、ないしはスティックをどれだけ大きく倒したら操作が反映されるか、を示したものだ。デッドゾーンを低くすれば、ボタンやスティックを少し倒すだけでキャラの移動や視点移動が行われる。逆に高くすれば、大きく倒さないと反映されない。
両方のスティックの値を一番下まで下げ、その後にスティックがドリフトしてしまうのであれば、ドリフトしないレベルまで最小値を大きくしていく、という形で調整しよう。その他は、視点移動に使用する右スティック最大、および最小は、自身のスティックさばき度合いで決めて欲しい。
加速感度倍率
右スティックを最大まで倒した際、事前に定めた感度に対して倍率をかけるかどうかをしました項目。2.0にするほど、スティックを最大に倒した時の振り向き速度が増加し、0にするほど振り向き速度に抑制が入る。
スティックを大きく倒した時とそうでない時で感度が変わるのは扱いにくくなるので、筆者は1.0にしている。
コントローラーの振動
銃を撃った時、ダメージを受けた時などに、コントローラーを振動させることで臨場感をプレイヤーに与える設定。
勝ちに行きたいなら圧倒的にオフ推奨。いちいちコントローラーが振動するとエイムがブレてしまい、狙いようがないためだ。
◆オススメの設定(ビデオ編)
120HZ リフレッシュレート
画面表示を、デフォルトである60FPSから倍の120FPSへ変更する設定。
- 120FPSを出せるマシンスペック(PS5、要件を満たしたPC)を使っていること
- 120FPS表示に対応したモニターを使っていること
の2条件を満たすことができればオンオフの変更が可能。画面全体の1秒間における描画数が変わるため、より滑らかに画面が動くようになる。
60FPSと120FPSでは明らかに120FPSの方が有利なため、利用できる環境なのであれば是非ともオンにしよう。
◆まとめ
操作設定は人によって好みが分かれるところ。自分に合ったものを見つけたいなら、射撃場を使って色々設定を変え、やりやすい設定値を見つけてみよう。
では!