今回は、PS4のFPSゲーム「タイタンフォール2」について、このゲームの特徴や良い点、悪い点をまとめていく。
2016年発売と、かなり前に発売されたゲームだ。battlefieldやCall of Dutyなどの人気FPSに対抗するかの如く現れた本作、「やってみようかな」と考えているプレイヤーもいるのではないか?
どんなゲームなのか、プレイした感想をまとめていこう。
◆個人的感想
総評
キャンペーン、マルチプレイ共にとても楽しめた。FPS好きだけでなく、ロボゲーが好きな人にもおすすめできる。
まさに新たな境地のFPSゲームと言えるだろう。
どんな人におすすめ?
- FPSでもキャンペーンを楽しみたい!
- 一風変わったFPSがしたい!
- スタイリッシュなFPSがしたい!
という方にはおすすめできる。
半面、
- battlefieldのように、他に足がついた撃ち合いだけがしたい
- たくさんの武器種を使いたい
という人には合わないかもしれない。
◆本ゲームの特徴
巨大ロボットである「タイタン」を操る事ができるFPS
普通FPSというと、銃を持った人間を操作し、建物の中などを索敵しながら撃ち合う、ということを想像する。本作はそれだけでなく、巨大なロボットである「タイタン」に乗り込み、実際に操縦して戦う事ができる。ここが他のFPS作品とは一線を画しているところだろう。
タイタンは強力な武器を持っており、「パイロット」と呼ばれる生身のプレイヤーが相手ならすぐに倒すことができる。装甲も頑丈で、普通のライフルでは満足なダメージは与えられない。まさに最強キャラと化す。
ただ、タイタンの弱点として、巨体なため敵から見つかりやすく、狭い建物内に入ることができない。これを利用すれば、パイロットであってもタイタンを制圧することも可能だ。
タイタンは乗るだけでなく、コンピュータによるオート操作にすることもできる。自分の後ろをついてくるように指示したり、特定拠点を守るように指示することで、タイタンをおとりに裏から回り込んで敵を倒すなど、普段のFPSには無い戦いを行うことも可能だ。
タイタンの呼び出しには、専用のゲージが溜まり切ることが必要になる。このゲージは時間経過や、敵を倒すなどのチーム貢献で貯めることができる。一度呼び出したタイタンが破壊されても、このゲージをチャージし直せば、再度呼ぶことができる。
タイタンの種類が豊富!それぞれ特徴もある!
タイタンの種類は全部で7種類だ。タイタン毎に得意とする距離が違ったり、装甲を捨てて素早く動けたり、その逆に強固な装甲を持っていたり、と様々だ。自分のプレイスタイルにあったタイタンを選んで遊ぶことができる。
FPSが苦手でも、ロボゲーが得意な人であれば、お気に入りタイタンを使いこなすことで大きく活躍することができる。
広大なマップと、特殊能力を使ったスタイリッシュな撃ち合い!
本作のマルチプレイで出てくるマップはかなり広い。ただ広いだけでは無く、途中に建物があったり、岩があったりと、攻めこむルートは豊富だ。
広いマップだと撃ち合いが発生せず、つまらないのでは...と思うかもだが、そんなことはない。パイロットの動きが早く、2段ジャンプや壁走りといった高速移動手段を持っているため、非常に素早く移動することができる。
また今作では、「戦術」という特殊スキルを装備し、プレイ中に使うことができる。例えば、「グラップル」を使えば、中距離を素早く動くことができる。「亜空間移動」を使えば、一定時間敵に見つからず移動することができる。この戦術も全部で7種類と多い。
これらにより、人対人の戦いでも、非常にスタイリッシュで楽しい撃ち合いをする事ができる。
非常に面白いキャンペーン
今作のキャンペーンは非常に面白い。ネタバレになってしまうため詳細は言えないが、胸が熱くなるようなストーリーが展開されている。
本作の主人公は、特別な力は持ってないただの一般兵だ。その一般兵がトラブルに巻き込まれ、戦場に残ったのは、先輩兵士が愛用していたタイタン一体のみ、そのタイタンと共に力を合わせ、強大な力を持った敵に対し戦いを挑んでいく。
果たしてその先に待ち構えているものは何なのか、皆さんもプレイして確かめてみて欲しい。
また、キャンペーンを一通りクリアすれば、マルチプレイ操作の基礎を身につけることができる。
◆このゲームの良かった点
battlefieldとCODの良いとこどり!
battlefieldといえば、広大なマップで、戦車やヘリコプターも交えた大人数の戦いがメインとなる。反面CODは、狭いマップ、少人数で、頻繁に銃撃戦を行うことを主体とし、ブーストや特殊装備を使用したスタイリッシュな戦闘が可能な作品だ。
今作はこの両者のちょうど真ん中をいっている。「battlefieldほど戦略が必要とされるのはいやだけど、CODほどわちゃわちゃするのもやだ」という人こそ楽しめる作品になっているだろう。
タイタンによるロボゲーFPSという新しいジャンル!
FPSなのに途中からロボットに乗り込んで戦う、という発想はすごく斬新だった。自分のタイタンを呼び出した時の「おー!カッコええ!!」という感動が凄かったものだ。
フィールドにタイタンが出てくると、戦い方が本当に変わる。これは試合のいいアクセントになってるな、と思った。シューティングの上手いプレイヤー一強、とはならないのだ。
またタイタンは、敵の撃破やオブジェクト確保などのチーム貢献があまりできなくても、時間がたてば勝手に呼び出すことができる。FPSが上手くない人でもタイタンを呼び出すことができるシステムを採用しているわけだ。初心者救済手段としてすごく良い手である。
戦術、タイタン、武器、ブースト、軍備品など、様々な組み合わせを楽しめる!
マルチプレイに挑む際には、戦術や武器、軍備品などを組み合わせてロードアウトをつくる。この組み合わせが非常に多い点もよかった。
ロードアウトで設定できる装備のパターンは、
- メイン武器
- サブ武器
- タイタン
- 戦術
- 軍備品
- パイロットキット
- ブースト
- タイタンキット
と全部で8つ。それぞれに更にバリエーションがあるため、自分用のロードアウトを作る楽しみが多く、楽しかった。
【良い点】多彩なゲームルール!初心者も楽しめるモードも!
マルチプレイのゲームルールは全部で11種類。「パイロット対パイロット」を除き、すべてのモードでタイタンを使うことが可能だ。
その中で「賞金稼ぎ」「消耗戦」という2大人気ルールは、第三勢力のBOTを倒すだけでもチームに貢献することができる。このゲームルール、地道にBOTを倒しながら、ちょいちょい敵プレイヤーを倒すとより有利になる、といった感じなので、敵プレイヤーを倒すのに躍起になっていると負けてしまうのだ。初心者も楽しめる点としてすごくよいと感じた。
タイタンはいらん!パイロットだけの銃撃戦がしたい!という方は、パイロットしか出てこない(タイタンが使えない)ルール「パイロット対パイロット」がある。これは普通のFPSルールにあるチームデスマッチだ。
◆このゲームの悪かった点
タイタンリンチが起きやすい...
タイタンは、一度呼び出せば体力が0になるまでずっと居座り続けることができる。体力回復キットを持っていれば、タイタンを修復することまで可能だ。そうなると、片方のチームに強いプレイヤーが何人かいた場合、そのチームのタイタン複数体がずっと居座り続ける形になってしまう。こちらもタイタンで応戦したとしても、タイタン一体だけでは多勢に無勢だ。
この状況を突破するには、敵チームの呼び出しているタイタンの数以上のタイタンを同時に呼び出し、チームメンバと協力する必要がある。意思疎通の図りづらい野良プレイだとかなり厳しい戦いを要求されてしまうだろう。
メイン武器の種類が少ない...
今作のメイン武器の種類は、他のFPSと比べ少なめだ。武器種毎に見ていくと、
- アサルトライフル:5種類
- ショットガン:4種類
- ライトマシンガン:3種類
- スナイパーライフル:3種類
- ショットガン:2種類
- ランチャー:4種類
である。(サブ武器は割愛)
タイタンや戦術など、他のロードアウト作成要素が多いため、たくさんの武器種を用意することはできない、というのが背景にあるのかも、と推測する。だが、シューティングである以上、メインとなる銃撃戦で武器の種類が少なめだとちょっと物足りない。
◆まとめ
今作はタイタンの登場により、今までのFPSにはない、斬新なゲームになっています。小さい的を撃つのは苦手、という人でも楽しめる作品となっているため、皆さん是非プレイしてみて下さい!
では!