今回は、PS4のゲーム「仁王2」のDLC第三弾「平安京討魔伝」についての感想記事だ。
全部で三つ予定されているDLCの中で、最後の作品にあたる「太初の侍秘史」。仁王2の総まとめとなる作品だが、どんなゲームになっているのか、早速みていこう。
※この記事は、DLC第一弾「牛若戦記」、第二段「平安京討魔伝」をプレイしていること前提でまとめている。まだ感想記事を見ていない、という人は、先に読んでおいてほしい。
◆総評
DCL1作目、2作目とは違い、ボリューム自体は少な目な印象。どちらかというと、エンドコンテンツに力を入れた作品だった。
登場するボスはどれも強力。エンドコンテンツに登場する敵まで加えると、本当に鍛え上げて考え抜いたビルドで挑んでいく必要がある。そういった面ではやりごたえはある作品だろう。
仁王2を骨の髄まで楽しみたい、という人にとってはいい作品といえるが、そこまでやろうと思っていない人にとっては若干残念に感じるかも。
◆「太初の侍秘史」の特徴
舞台は平安時代初期!主人公の誕生秘話に迫る!
「太初の侍秘史」は、主人公と、メインストーリーのラスボスである大嶽丸の誕生秘話に迫るストーリーとなっている。
再び輝きだしたソハヤマル。気か付くと平安時代初期の村へと送られていた。そこは、主人公の母親から聞いていた、鬼を斬った若者の伝説が残る地であった。
そこでは、まだ悪に染まっていなかった「大嶽丸」や、どことなく主人公に似た謎の美女「鈴鹿」など、主人公自身、および大嶽丸に関連したキャラが出現する。様々なキャラの過去や秘密が明かされていき、仁王2の集大成を飾るストーリーが展開される。
エンドコンテンツ「奈落獄」の追加
エンドコンテンツとして追加された「奈落獄」。これまで登場したボスたちと連戦し、更に難しい層へと進んでいくモードだ。
単純にボスのステータスが上がっていくだけではない。これまではボスは基本1対1だったが、「奈落獄」では先に進むほど、同時に複数の敵を相手にするようになるので、これまで以上に難易度は跳ね上がる。
ボスを倒すと、「冥府の瑠璃」という強化アイテムが入手できる。これを消費することで、装備の強化ができるため、これまで倒せなかったステージもクリアできるようになる。
この、ステージをクリアし、素材を集めて強化し、ビルドを組み、もっと高難易度のステージに挑む、という構図は、まさにハクスラゲームそのものだ。
大振りで広範囲、高威力を持つド派手ボスが追加!
「太初の侍秘史」で追加された中ボス、大ボスの数はあまり多くは無い。しかし、先鋭部隊が追加されたと言えるほどに、どれもこれも超強力なボスばかり。
中ボスでは「以津真天(いつまで)」や「金鬼(きんき)」、「水鬼(すいき)」といったボスが追加。どいつもこいつも威力が高く、攻撃範囲も広く、体力も多いので攻略に時間がかかる。普通にボスとして登場してもおかしくない強さを誇っていた。
大ボスは、本編のラスボス「大嶽丸」との再戦や、新ボスが2体しかいない等、バリエーションが少ないのはちょっと残念。だが、新ボス2体はどれも強力で一杉縄ではいかない。
特にラスボスは…鬼畜ともいえる強さ…クリアするのは中々に難しかった。これぞ高難易度ゲーの極地、といえるだろう。
高難易度モード「仁王の夢路」
「平安京討魔伝」で追加された、メインストーリーの4週目「悟りの夢路」。そのさらに上を行く「仁王の夢路」が新たに追加された。「修羅の夢路」よりもさらにレベルが高い敵がどんどんと登場する。その分強力な装備が次々とドロップ可能だ。
エンドコンテンツ「奈落獄」を突破するための装備を集めるためにも、この高難易度モード「仁王の夢路」に挑んでみよう!
◆まとめ
「仁王2」の追加DLC第三段である「太初の侍秘史」。エンドコンテンツにどこまでのめり込むことができるか、でこの作品の評価が変わるような印象だった。「仁王2の世界をとことん堪能したいな」という人は購入してOKだろう。
また、今では本編に加えDLC3作がすでに同梱された完全版も発売されている。これから仁王2をやり始めたい、という人は、是非そちらを購入しよう。
では!