今回は、PS4のゲーム「仁王2」のDLC第一弾「牛若戦記」についての感想記事だ。
全部で三つ予定されているDLCの中で最初となる「牛若戦記」。新たな敵、新たな武器などが追加されている。どんなゲームになっているのか、早速みていこう。
◆総評
正統な追加DLC、といった感じの作品だ。変な追加要素や改悪もなく、純粋な拡張コンテンツであり、本編を楽しんでプレイできた人にとってはすんなりと楽しめる追加コンテンツだ。
ただ、やり込み要素が強いか、というと若干悩ましい。これ単品だけを購入し、仁王2のDLC全体の評価を下そうとするのは難しいところ。
購入を迷っている、という人は、この先追加されるDCLを無料入手できるシーズンパスを買うか、次のDLC第2段の評価を見てから買うかするとよいだろう。
◆「牛若戦記」の特徴
舞台は平安〜鎌倉時代!新キャラや新守護霊も追加!
DLC3作品は、全て合わさって1つの物語となるように構築されている。その導入部分となるのが「牛若戦記」だ。
仁王2本編の舞台は、織田信長や木下藤吉郎が登場する戦国時代であった。「牛若戦記」はそこからさらに400年ほど遡った、平安時代の終わりから鎌倉時代初期あたりを描いた作品となっている。登場人物も、源義経や武蔵坊弁慶といったその時代を生きた武将が登場する。
かれらが使用する武具や守護霊等も、ゲームを進めていくことで入手可能だ。どれもこれも、本編のものには引けを取らない強力な性能を持っている。
新武器「仕込棍」
新たに「仕込棍」が追加された。触った感触はリーチの短い槍、という方が近い。
初期状態では使い勝手が悪く、他の武器を使った方が戦闘が楽に感じる。しかし、熟練度を上げていくことで手に入るスキル技には、広範囲を一気に攻撃できる技など、面白い技が並ぶ。たくさん使い込んで技を身につけ、それらの技を臨機応変に使い分けていくと強力な武器になる、まさに上級者向けの武器、といった感じだった。
中ボス、大ボス含め、新たな敵が多数
中ボスでは、巨大な蟹の形をしており、正面からの攻撃はほぼ受け付けない「化け蟹」や、巨大に似合わず素早く強力な攻撃を仕掛けてくる「ぬっぺふほふ」などが新たに登場。特に「ぬっぺふほふ」は、見た目のかわいらしさに反して非常に難敵で、中ボスであっても油断ならない強敵だった。力押しで行けそうでいけない、繊細なプレイが要求される敵だ。
大ボスでは、DLCのメインキャラである源義経や武蔵坊弁慶に加え、前作の仁王にも登場した「海坊主」の亜種「海入道」が追加されている。どれもこれも一筋縄ではいかない強敵で、攻略し甲斐があった。
その他、既存キャラに新たなモーションが追加された敵も登場。「一度見たことあるから」といって油断していると痛い目を見るため、注意しながらプレイしよう。
高難易度モード「修羅の夢路」
追加DLCのストーリーとは関連しないが、メインストーリーの周回要素として、「あやかしの夢路」よりもさらに高難易度のモード「修羅の夢路」が追加された。
このモードでは、敵のレベルが上がるだけでなく、武器やキャラレベル、魂代といったレベル要素の上限を突破して育成できるようになる。更なる強みを目指し、仁王2の世界にどっぷり浸かることが可能になるのだ。
◆まとめ
ついに始まった良作ゲーム「仁王2」の追加DLC。本編を楽しんでプレイできた人にはおすすめできた。
では!