秋吉ブログ

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【マーベル スパイダーマン2】プレイした感想、良い点、悪い点をレビューしてみた!

今回は、「Marvel's Spider-Man 2」をプレイした感想と、このゲームの良い点、悪い点をまとめていこう。

(本記事の情報は2026/7/2時点である)

2023年10月20日にPS5版がリリースされた「Marvel's Spider-Man 2」。2018年に発売された「Marvel's Spider-Man」から3作目となる作品で、過去2作品とも非常に高い評価がつけられた名作である。

発売からだいぶ時間が経ってから本作をプレイし、トロコンするまで本作をプレイしてみたので、本作の感想をまとめていきたい。

 

個人的総評

変わらず神ゲーだった。「うーん」と思う場面に出くわしても、結局そのまま遊び続けて、気が付いたらトロコンしてしまったほど。

相変わらずオープンワールドにしてはボリュームが少ないし、ストーリーがいいところで終わってしまうし、これまでの作品と比べてバグに出会うし、といった欠点はあるものの、それでも移動や戦闘の爽快感が圧倒的で、一度始めたらやめ時を失うほどにのめり込めた。

スパイダーマン好きは勿論、アクションゲーム好きなら是非ともオススメする。

 

どんな人におススメ?

  • スパイダーマン好き
  • オープンワールドは移動が面倒で避けている
  • アクションゲーム好き

という人にはおすすめできる。逆に

  • ストーリーは本作だけで完結していてほしい(他作品までやりたくない)
  • 大ボリュームが欲しい

という人にはおすすめできない。

 

このゲームの特徴

スパイダーパワーで街を移動するオープンワールドゲーム

本作はオープンワールドアクションゲームに該当する。シームレスに繋がった広大なフィールドを、プレイヤーの好きなように、縦横無尽に動き回れるゲームジャンルだ。また、メインストーリー以外にも、サイドクエストを通じて、主人公の関係者や世界観をより深く知ることができたり、各地に散らばる収集品を集めるやり込みがあったり、といった点も特徴だ。 

本作の舞台は、前作「マーベル スパイダーマン」と同じ大都会ニューヨーク。ただ、ステージサイズが倍近く大きくなっている。高層ビルが立ち並ぶ街並みを、スパイダーマン特有の蜘蛛の力を用いて自由に飛び回りながら、目的地まで移動する。

蜘蛛の力を駆使して、広大なニューヨークの街並みを素早く移動

高所の通路に行きたい…他ゲームでは迂回して通路を見つけ移動しないといけないが…

糸の力を使って、簡単かつ一瞬で移動できる

ニューヨークの各所では、ヴィラン達による様々な事件が発生する。待ち構える敵とは、近接主体の戦闘で鎮圧させていく。

襲ってくる敵と近接戦闘で撃破

ミッションの最後には大ボスが待ち構えていることも。ボスたちは様々な特殊能力を持っており、雑魚敵とは比較できない程に強い。ボス討伐用のギミックを活用したり、敵の攻撃パターンを覚え、隙を見て攻撃する、といった、手に汗握る戦いができる。

巨体を活かした力で圧倒してくる大ボス「サンドマン」。圧倒的火力で襲ってくるため、攻撃のパターンを覚えて対処していく

 

蜘蛛の力を活かした多彩な戦闘アクション

敵に気付かれていない場合はステルスキルが可能。背後から近づいてキルする標準的な方法以外にも、遠方から一気に近づいて攻撃したり、敵を糸で釣り上げて壁に貼り付け無力化したり等、蜘蛛の力を活かした独特なステルスキルができる。操作に慣れれば、

  • 屋根を伝いながら敵へ接近
  • 遠距離から一気に近づいてステルスキル撃破
  • そのまま高所へ即座に移動

といった忍者プレイも可能だ。

大量の敵が徘徊するエリアに潜入し、高所の鉄骨を渡りながら移動

敵を糸で釣り上げ拘束し、無力化するステルスキル

敵に気付かれた場合は、スピーディな近接戦闘となる。

◻︎ボタン連打での連続攻撃をはじめ、△ボタンで蜘蛛の糸を放出することで、遠い敵に一気に接近できる。その他、ゴミ箱などのオブジェクトを掴んで投げつけたり、敵を宙に浮かせたりと、ボタンの組み合わせによって様々な戦いができる。敵の攻撃が来る時は○ボタンで全方位に回避が可能。敵の攻撃に合わせてL1ボタンを押せばパリィもできる。

スパイダーマンらしく、糸を使って高速移動したり、拘束したりが可能

糸でオブジェクトを掴み、振り回してぶつけることも可能

アビリティによる特殊攻撃も可能。リチャージが必要になるものの、敵を遠くに弾き飛ばしたり、まとめて宙に浮き上げたりと、高火力かつ汎用性の高い技が揃っており、戦闘を有利に進められる。

周囲の敵を吹き飛ばせる「マイルズ・モラレス」のアビリティ「ヴェノム・スマッシュ」

蜘蛛の力を混ぜ込んだガジェットを駆使すれば、ただ殴るだけではない補佐的な動きができる。離れた敵を拘束できる「ウェブ・シューター」や、周囲の敵を一か所に集める「ウェブ。キャッチャー」など、全部で5種類のガジェットが存在する。

周囲の敵を糸で一気に集めるガジェット。他にも様々なガジェットがあるので、これらも駆使して戦っていく

 

スキルやガジェットの育成システム

レベルアップ時に手に入るスキルポイントを使用し、スキルツリーを介して新スキルを習得する、往年アクションRPGの育成システム。

スキルはピーター用、マイルズ用、共通用の3種類が存在する。ピーター用、マイルズ用は、各キャラが持つアビリティの性能を引き上げるスキルが中心となり、共通用は移動や糸を使ったモーションといった汎用的な性能を強化できる。

3種類のスキルツリーから、解放したいスキルを自分で選んで獲得

ゲーム中に集められるパーツやトークンを使用することで、体力や攻撃力といった基礎性能を強化したり、ガジェットの性能を向上することもできる。

体力や攻撃力などの基礎ステータスを向上できる

ガジェットも、効果範囲や発射可能数の増加といった強化が可能

 

マップ中に散らばる様々なサブクエ、収集要素

ニューヨークの街には、サブクエストや収集物など、ストーリーとは異なるサブコンテンツが散りばめられている。これらはストーリーの進行度に応じて順次開放され、プレイヤーがやりたいタイミングで実行可能。クリアすることで経験値や各種トークンがもらえる他、専用スーツがもらえるクエストもある。中には、サブクエストの中で独自のストーリーを構成しているものもある。

サブクエや収集要素は、ニューヨークの街にアイコン形式で表示される。中には全体マップには映らない独自の要素も

写真を撮って集めるサブクエストもある

 

様々なスーツを利用した着せ替え要素

スパイダーマンのスーツを変更する着せ替え要素。原作に出てくるスーツや、周年記念で発表されたスーツなど、その種類は30種類を超える。また、同じスーツの色違いを選択できるものもあるため、これら全部を細かく分ければ50種類を超える量が用意されている。スーツは任意のタイミングで変更できるうえ、一部を除きほぼすべてのムービーが、着せ替え後のスーツで映像化される。

スーツは装備パーツを消費して解放可能。また、サブクエストをクリアしないと手に入らないスーツも存在する。

見た目を変更できるスーツ要素。ムービーシーンも身に着けたスキンが反映される

なお、過去作ではスーツ毎に特殊能力が付与されており、特定の能力が欲しい場合はスーツが固定されてしまっていたが、本作ではどのスーツを選んでも性能に変化はなく、完全なスキンシステムへと変更されている。

 

苦悩と向き合いながら戦う2人のスパイダーマン物語

本作の主人公「ピーター・パーカー」と「マイルズ・モラレス」は、人の身でありながら蜘蛛の能力を持つ蜘蛛人間。2人は「スパイダーマン」として、産まれ育ったニューヨークの街を、様々なヴィランから守っていた。

本作のダブル主人公「ピーター・パーカー」と「マイルズ・モラレス」。スパイダーマンとしての活動を日々こなしていた

ある日、更生し始めていたスーパーヴィラン「サンドマン」が、再びニューヨークで暴れ始める。「ピーター」と「マイルズ」は協力して「サンドマン」の暴走を食い止めるが、去り際に「サンドマン」から意味深な発言をされる。

「いずれヤツらが来るぞ」という意味深な発言…これはどういうことか…

その後、謎の勢力「ハンター」がニューヨークを襲撃。狙いは過去にスパイダーマンたちが捕まえたスーパーヴィラン達のようだ。またその出来事を起点とし、「ピーター・パーカー」や「マイルズ・モラレス」の中に眠っていた様々な苦悩も明らかになっていく。

果たしてハンターの目的は何なのか、2人は自らの苦悩と向き合い、克服できるのか…ダブルスパイダーマンが主人公の新たな物語が幕を開ける。

突如ニューヨークを襲い始めた「ハンター」の頭「クレイヴン」。彼らの目的は何なのか…

新旧2人のスパイダーマンは、ニューヨークの街を護ることができるのか

 

このゲームの良い点

移動も戦闘も何もかもが爽快!

オープンワールドゲームの弱点が「移動の面倒くささ」だ。せっかくの広い世界も、ただスティックを倒すだけの移動行為に時間がかかり過ぎると、段々と飽きが目立ち始めてしまう。

本作ではR2ボタンを押すだけで、空を駆けるような高速移動ができるため、移動が楽しくて仕方ない。本作で追加された「ウェブウイング」も、糸以外での移動手段としてしっかりと味を出している。他にも様々なボタンを使った移動手段もあり、これらを駆使することで、何かの競技でもやっているかのような気持ちよさを体験できた。

空を高速で滑空できる「ウェブ・ウイング」。序盤から使用できる気持ちいい移動方法だった

戦闘も非常に爽快で楽しい。極論、△ボタンと□ボタンでの攻撃と、○ボタンでの回避、という単調な戦闘システムではあるが、それだけでも遠くの敵に一気に近づいたり、あらゆる方向から来る攻撃を回避できたりと、映画のような動きのカッコ良さでかなり楽しめる。操作に慣れ、アビリティやガジェットを使ったり、L1+R1及びL2+R2、△長押しといった特殊な戦い方を駆使し始めると、もっと戦闘幅が増えて楽しくなる。そうこうしている内に、「自分ってアクションゲームがマジでうまいんじゃない?」というような気持ちが押し寄せ、ずっと戦闘を続けてしまった。

 

アクションの幅が広く、大量の敵が襲ってくることから、操作に慣れてないうちはタコ殴りにされることも有る。また、本作からパリィが必須の技、回避が必須の技といった、敵の攻撃への対処法が増えた。これにより、アクションゲームに慣れてない人だと、難易度ノーマルでも難しめ。筆者は難易度ハードであるSPECTACULARで進めたが、10回以上はゲームオーバーになったほど。難易度イージーである

難易度イージーである「FRIENDLY」にしておくとちょうどよく戦えるので、難しかったら変更をおススメする。

 

映画をプレイしているような圧倒的映像体験!

半アニメテイストで描かれている映像は、ムービーであってもゲームプレイであっても、色合いや滑らかさが全く変わらずシームレスに繋がる。これにより、見るパートとプレイパートの垣根を極力なくし、全体を通して一体感のある映像体験が味わえた。

ムービーパートは本当に映画そのもの。会話パートでは各キャラの表情や動きをなるべく静かな画面で捉え続け、表情に注目しやすくしてくれているし、戦闘パートでは映像を細かく切り替えたり、あえて引いて戦況全体を映したりと、とにかくすごい(語彙力)。「この映像はスパイダーマンの映画にあったシーンです」と言われても全く違和感を感じない。ムービー中に時々QTEが挟まるが、時間猶予が結構あるし、数も多くないので、むしろムービーへの没入感をさらに増してくれて、正に「映画をプレイ」する感覚そのままだった。

ムービー中にQTEが出ることも。シーンの場面に合わせて出てくるので、正にプレイする映画!

戦闘シーンのカメラアングルも、映画のシーンを切り取ったかのような描写が冴える。強技を撃つ際にカメラが近付いたり、スローモーションがかかって注目度を増したりと、映画の戦闘シーンをそのまま再現しているかのよう。かと言ってグワグワ動く画面が見辛くなるようなこともなく、この加減は絶品だった。

戦闘で使用できる技によっては、ズームやスローダウンが発生し、映画的盛り上がりを演出してくれる

 

ストレスフリーな親切設計!

何よりロードの速さに驚く。ゲームを起動するときも、ファストトラベルするときも、場面が切り替わる時も、ロードというロードがほぼ発生しない。オープンワールドゲームでここまでロードを短くできるのは物凄い。

 

また、ゲーム難易度も全部で4段階用意され、いつでも変更が可能。さらには、敵の体力や攻撃力など、個別パラメータをいじることもできるので、「敵の攻撃力を上げて緊張感を出したいけど、体力は下げてサクサク倒せるようにしたい」みたいなプレイングも可能。非常に現代的でよかった。

細かな難易度や操作の補助など、様々なカスタマイズ幅がある

 

なんだかんだで夢中になれるストーリーが良い!

本作のストーリーは、友情、復讐、葛藤など、ヒューマンドラマをテーマとしている。超人的な能力を持ち、ヒーローとしてあがめられているスパイダーマンたちも、中身は日常生活を送る人間。本作ではそんな彼らを取り巻く人間模様を描くことで、ただのヒーローものではない、人間味あるストーリーが展開されていて非常に良かった。

後で考えると、粗があったりご都合主義だったり展開が急だったりする場面もある。が、プレイ中はそのような微妙ポイントが気になることは無かった。その理由は、「余計な考察要素や伏線を設けず、わかりやすくコンパクトにまとめたこと」にあると感じる。伏線要素を散りばめると、プレイヤーの無意識下で、以降のストーリーへの期待値が膨れ上がってくる。エンディングでそれらが綺麗に回収されれば、記憶に残る良作になるのだが、畳み方が雑だと逆に不満要素となってしまう。本作はそういった伏線の数が非常に限定的で、なおかつハイテンポに物語が進むため、プレイヤーの期待通りにことが進み、絶妙な納得感が得やすい。いい意味で大味かつ適当で、マーベル映画を見ているような、多くのプレイヤーが楽しめるストーリーに仕上がっていた。

(まあ、もうちょい「ピーター・パーカー」に良い出番をあげなよ、とは思ったが…)

 

なお、本作は過去作「マーベルスパイダーマン」「マーベルスパイダーマン マイルズモラレス」の続編であり、過去作の出来事や人物を全て把握している前提で物語が展開される。ゲーム冒頭に、過去作のおさらいムービーも流れるが、それでわかるのは全体の3割程度。続編ものなので仕方がないのだが、ストーリー全体を理解したいなら、過去作全てをやっていた方が良い。

 

1作目「マーベルスパイダーマン」はPS5向けにDLC込みのリマスターが発売されているし、2作目「マーベルスパイダーマン マイルズモラレス」もPS5向けに比較的安価で発売されている。両作とも、ストーリーをまっすぐ追う遊び方であれば、全部で30時間ほどあればクリアできるうえ、ゲーム性は本作と同じ位洗練されており、退屈しない。是非とも遊んでみてほしい。

 

このゲームの悪い点

ボリュームは少な目…

本作のボリュームは、オープンワールドゲームとしては少な目なのは残念。

筆者は難易度をSPECTACULAR中心に進め、収集物やサイドクエスト等を6割ほど消化した上で、ストーリークリアまでにかかった時間は大体19時間であった。ボス戦突破にかなり時間がかかった部分もあったので、難易度ノーマルに当たるAMAZINGで遊んだ場合は、17時間未満でクリアできるだろう。その後、トロコンまでプレイしても、かかった時間は25時間ほど。やはり少な目だ。

過去作シリーズいずれもオープンワールドゲームにしては少な目な作品ではあるので、本作特有というわけではないが、やはりもう少しボリューム感が欲しかったところだ。’

 

面白くないミニゲームの数が多い…

サブクエストには様々なミニゲームが登場するが、どのミニゲームも

  • ジェネレータを見つけて起動したり
  • 立体上に絡み合った物体から不要物を削除したり
  • 高速飛行する鳥の背後を一定時間追従したり

と、正直面白くはない。にも拘わらずその数が結構多いので、サブクエスト回収が少し面倒くさく感じてしまった。一応、設定でパズルをスキップすることもできるが、それだとゲームの意味がないので…なんだかな…というところだ。

ミニゲームの1つであるパズル。他にも高速移動する機械を追いかける等、微妙なミニゲーム多めなのは微妙…

大量の敵がうろついている「ハンターの隠れ家」や、指定された条件で敵を倒していく「ミステリウム」など、戦闘が中心のサブクエストは楽しかったので、そういったサブクエスト数をもっと増やしてくれると嬉しかった。または、本作は移動が楽しいゲームなので、ウェブ移動を駆使したミニゲームがもっとあって良かったと思う。

 

バグがちらほら…

「テクスチャが崩れて一部映像が見えなくなる」といった軽微なものから、「物体の間にハマって動けなくなる」といったゲーム進行に影響を与えるものまで、20時間弱のゲームプレイ中にもいくつかのバグに遭遇した。頻繁にオートセーブが入るうえ、再起動すればもとに戻るので、プレイに大きな影響は出なかったが、過去作はここまで多くのバグは無かったので、少し品質の悪さが目立った印象だった。

文字によくわからないテクスチャが付与されてしまい、外れないバグ…

 

物語が完結せず、いいところで終わってしまう…

「この後の展開はどうなるんだろう」と興味がそそられたタイミングにストーリーが終わってしまう、明らかに続編ありきなまとめ方をしている。サブクエで描かれる関連キャラたちのストーリーですら、続きがある状態で終わってしまう。始めから分作が明示化されているわけでもないし、そもそも本作のボリュームが少な目なこともあるので、個人的には次作まで引き伸ばすようなことをせず、本作内で全て描き切ってほしかったところだ。

まあ、マーベル映画作品は分作っぽいストーリー展開をすることが多い(トビー・マグワイア主演のスパイダーマン映画は思いっきりそうだった)ので、ゲームがこういう作り方だったとしても不思議ではないが…ただ映画と違ってゲームって値段が高いからね…

 

 

まとめ

相変わらず素晴らしい出来で、神ゲーと言っても過言ではない「Marvel's Spider-Man 2」。メタスコア90点越えも妥当な作品だ。多くのプレイヤーに是非ともプレイしてみて欲しい。

 

では! 

 

【PS5】Marvel's Spider-Man 2

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