今回は、「Monster Hunter Wilds」の「歴戦ラギアクルス」をソロで安定して討伐するための装備と立ち回り方法をまとめてみた。
(本記事の情報は2025/7/10時点である)

強力かつ広範囲を攻撃できる攻撃をいくつも持ち、厄介なディレイ攻撃もかみ合わせてくる強敵である「ラギアクルス」。これまでのモンスターと比べると全くと言っていいほどその強さが違う、ある意味異例なモンスターだった。
それでも非歴戦個体はまだ倒しやすいものの、歴戦個体、特に星5ともなると、1発位だけで致命傷なレベルの火力を持っており、常に油断ならない敵だった。また、「宝玉」を手に入れたい、となると、剥ぎ取りドロップの確率が非常に渋く、調査ミッションの確定報酬として狙いたいが、そうなると歴戦個体と戦わざるを得ないため、困っているプレイヤーも多いのではないだろうか。
そんな強力な歴戦ラギアクルスを、ソロでも比較的安定して討伐するための戦い方をまとめてみたため、「倒せない…」と悩んでいるプレイヤーは是非とも参考にしてほしい。

なお、早く討伐するための記事ではないため、高速討伐を考えているプレイヤーの参考にはならないため注意してほしい。
歴戦ラギアクルス ソロ討伐(装備編)
装備はこんな感じ。何かあったときのために、各防具のレベルは上げられるなら上げておいた方が安全だ。


武器
武器は弓がおすすめ。
ラギアクルスの攻撃は、見分けにくいディレイ攻撃の数々や、思ったよりも遠いところから高速で突進してくる攻撃など、予想しにくい動きをしてくるモーションが多い。また、体全体が大きいため、至近距離で戦うと、ラギアクルスの攻撃モーションを捉えにくく、対処を誤る場合が多かった。
弓であれば、ラギアクルスから少し距離を空けて戦えるため、モーション全体を見渡して攻撃内容を判断しやすい。また、チャージステップによる謎の無敵判定の長さから、多少甘えた回避でも問題なく回避が可能だ。安定して倒す、という観点から見ると、かなり戦いやすい武器だと感じた。
ラギアクルスは炎属性弱点のため、アーティア武器「アンギルバイン」を採用。パーツは全て「基礎攻撃力増強」にしている。
復元ボーナスは、理想は基礎攻撃力強化を全てで埋めることだが、筆者は基礎攻撃力強化2つに属性強化2つまで出てくれたので、ここで妥協した。
武器スロットには、火力を上げるような「ファーストショット」「フォースショット」「散弾・剛射強化」「火属性攻撃強化」を優先装備しよう。会心系の装備にしたいなら、「超会心」にしてもよいだろう。
防具
巧撃、連撃、回避性能を積むことで、安定した回避と、回避から実現するバフを実現できるようにした。
| 部位 | 装備 | スロット |
|---|---|---|
| 頭 | レダゼルトヘルムγ |
挑戦珠【3】 |
| 胴 | レギオスメイルβ |
回避珠【2】 体術珠【1】 |
| 腕 | レギオスアームβ |
反攻珠【3】 体術珠【1】 |
| 腰 | レギオスコイルβ |
挑戦珠【3】 体術珠【1】 体術珠【1】 |
| 足 | レギオスグリーヴβ |
体術珠【1】 |
| 護石 | 連撃の護石Ⅱ | - |
| 装衣 | 回避の装衣 | - |
第二弾アップデートで入ったセルレギオスの装備を大量に使用し、巧撃の火力アップや、回避性能の向上を図った装備。回避後に攻撃…というループを繰り返すことで、敵の攻撃をいなしながら大火力での反撃を実現している。
セルレギオス自体が強いので、そもそもそんなに装備品が作れない、というのであれば、
- 回避性能
- 巧撃
- 挑戦
- 連撃
の優先順で、これらのスキルが優先発動する装備をつけていけばOKだ。
武器やスロットだけでは連撃の発動に限りがあるので、「連撃の護石Ⅱ」を装備し、連撃効果を発動できるようにした。
装衣は、回避を多用してバフを盛る構築のため、「回避の装衣」にしている。
なお、ゴアマガラの装備は回避性能がいくつか積まれていることから、よく言われる強装備「ゴア装備」で回避性能だけでなく会心を上げ、会心時の火力を上げるゲーム開始当初の装備でも問題なく戦える。すでにゴア装備一式を持っているのであれば、その装備のまま、弓を装備して戦いに行ってもよい。
歴戦ラギアクルス ソロ討伐(立ち回り編)
動き方
1.ラギアクルスの頭を狙い、R2→○→×を繰り返す
ラギアクルスの弾弱点は頭だ。ひたすらに頭を狙い、ダメージを稼ごう。導きの矢を頭に当てれば、多くの矢を安定して弱点に叩き込めるうえ、接撃ビンを使っている場合でも射程が比較的伸びるので、安定して高ダメージを出しやすくなるので、隙を見て打ち込んでいこう。

注意したいのが、欲張って剛連射までやり続けないことだ。硬直の多い剛連射を必要以上に使うと、ラギアクルスの攻撃を回避しきれない。剛連射まで繋げても問題ない攻撃と、そうでない攻撃があるため、それらを覚えるまでは剛射で止めておいた方が安全だ。剛射後も攻撃する余裕があるなら、またR2→◯のコンボに戻るなどして調整しよう。
2.落石ポイントを覚えて活用する
ラギアクルスと戦う場所には、落石ポイントが比較的多く用意されている。落石を的確に当てることで、大ダメージと大ダウンを取れるので、使わない手はない。覚えて使いこなそう。
水路を通りすぎるだけになることが多いエリア13には、水路の途中に落石ポイントがある。ラギアクルスが岩の下に来たタイミングでスリンガーをひっかけて下に岩を落とすことで、ラギアクルスに大ダメージを与え、強制的に陸に引っ張り上げることができる。
ラギアクルスのアイコンが岩の下を通る少し前に岩を落とすように狙えばちゃんと当たってくれる。

開けた水場で戦うことになるエリア15では、滝側の岩壁にスリンガーでつかめる部分がある。ここをつかんで引きずり倒すと岩を落とすことができ、直下にいるラギアクルスに大ダメージを与えられる。また、その後に大きな波が発生し、プレイヤー含めラギアクルス含め、滝の反対側へ流されていく。
この岩は、一度掴むだけでは岩を落とせない。掴んだ後に再度○ボタンを押すことで落とせるため、あらかじめスリンガーをひっかけておき、ラギアクルスが直下に来たタイミングめがけて○ボタンを押して岩を落とそう。

水中では、2か所の落石ポイントがある。特に、水中戦が始まった時に左側にある落石ポイントはすぐに落とすことでラギアクルスへダメージを与えられるため、水中戦が始まった瞬間にスリンガーをひっかけて落とすようにしよう。

水中戦のもう一つの落石ポイントは、ミニマップを見て判断してほしい。落石ポイントは、ミニマップ上で青い丸で表記されるため、ちょくちょくミニマップを見て、青丸の場所まで自分が移動し、ラギアクルスを誘導しよう。

3.水中戦では、敵の攻撃を回避してから1回反撃する、という行動を徹底
ラギアクルス特有の水中戦は、地上戦と違い、取れる行動に大きな制限がかかる。敵の攻撃の合間に1発入れてすぐに回避して、というような、地上戦のようなプレイングを無理にすると、手痛い反撃を受ける。回避や上昇、下降のモーションに長めの硬直があるせいなのが原因だろう。
水中戦では、こちらからは攻撃を仕掛けず、必ず敵の攻撃を見て適切な回避をしてから、1発攻撃を当てて次の攻撃に備える、というような動き方を徹底しよう。
4.水中戦での攻撃は、スリンガー張り付きからの武器攻撃のみ使うようにする
水中戦での主な攻撃手段は、
- ラギアクルスにスリンガーを当てて張り付き、ナイフや武器で攻撃
- 水中に落ちている専用のスリンガー弾を当てて遠距離攻撃
の2種がある。が、安定したプレイングを実現するなら、スリンガー張り付きからの武器攻撃のみ使うようにした方がよい。
専用スリンガー弾を拾って攻撃できれば、結構な火力を出すことが可能だが、そのためにはラギアクルスから視線を外し、スリンガー弾を拾う必要がある。これがかなり危なく、拾っている間にラギアクルスから攻撃が飛んできて回避できない場合がよく発生するためだ。
攻撃モーションと対処法(地上戦)
噛みつき攻撃
様々なバリエーションがある噛みつき攻撃。出の早い噛みつき攻撃はリーチが短いので、弓を使っていれば最初の噛みつきには当たることはない。
気を付けるべきなのは、多くの噛みつき攻撃から派生してはなってくる超リーチの追加噛みつきだ。噛みつき攻撃の後、ワンテンポおいてから大きく頭を動かし、その後に一気に突っ込んでくる。リーチが非常に長く。プレイヤーがラギアクルスより離れた場所にいても攻撃が届くので、噛みつき攻撃の後には必ずこの「追撃超リーチ噛みつき」が来ることを念頭に置いておこう。
噛みつき攻撃自体はストレートな攻撃なので、チャージステップで簡単に回避できる。落ち着いて対処しよう。


尻尾攻撃3種
- その場で回転する攻撃
- 急接近して尻尾を大きく横振りに叩きつける攻撃
- 自分の背後だけを尻尾で叩く攻撃
の3種類がある。特に厄介なのが3番目。しっぽの攻撃の前に一度溜めモーションが入るディレイが厄介だ。また、怒り状態では、この攻撃の後に横タックル攻撃まで続けて行ってくる場合があるので注意したい。
その場で回転する攻撃は、まず首だけを背後に回し、その後に尻尾を大きく横振りする。最初の頭の回転から尻尾振りをするまでの間に溜めがあるので、頭が回ったからとすぐに回避はせず、まず尻尾の動きを見るように注意しよう。

首を後ろ側に、尻尾を前側に持ってきたときは、急接近してからの尻尾攻撃の合図。ラギアクルスが一気に前進してプレイヤーの前まで来た後、一度停止してから尻尾を振り回すディレイ攻撃を仕掛けてくるため、接近に驚いて回避せず、一度止まって尻尾が動くのを待ってから回避しよう。


後ろ向きのまま尻尾攻撃をするモーションは、プレイヤーが尻尾側にいないと使ってくることはない。弓の場合は頭側に常に張り付くようなプレイングをするため、お目にかかることはない。特に気にしなくてよいだろう。
横タックル
横向きになった状態で、プレイヤーめがけて体を横方向に一気にスライドして突進してくる技。非怒り状態の場合は1回、怒り状態の場合は2回連続して使ってくる。また、時々、タックルと同時に背中から小さく放電しながら攻撃してくる場合もある。更に、本モーションは、噛みつきモーションから続けて攻撃をしてくることが多く、特に怒り状態の場合はその傾向が強い。怒り状態の時に噛みつきモーションをしている場合は、この横タックル攻撃をしてくることも加味しておこう。
対処自体は非常に簡単。横向きになり、一度プレイヤーから離れるようにスライドしたのち、一気に突進してくるため、そのタイミングを見てチャージステップすれば回避できる。2連続攻撃してくる場合も対処は一緒だ。
2連続攻撃をしてくる場合は、攻撃後に大きな硬直が発生するため、剛連射まで繋げて攻撃する絶好のチャンスだ。


直進タックル
直線上にタックルしてくる攻撃。非怒り時は一回、怒り時は2回連続で行ってくる。
プレイヤーの方向を向いたまま、少し後退したモーションをした後、一気に突っ込んでくる。後退する動きが見えたらタックルに警戒して回避しよう。背中に帯電する時としない時があるが、どっちであってもモーションは変わらないので対処は同じだ。
回避する際は後ろ方向に回避すると、突進終わりのラギアクルスの頭近くまで移動できるので、後ろ向きに回避するのがおすすめだ。

2連続突進時は、一回目を回避後すぐにやってくるため、間に攻撃を挟んだりせず、回避に専念した方が安心だ。
突進後の硬直が長く、剛連射まで繋げるチャンスなので、積極的に狙おう。
雷のブレス攻撃2種類
雷のブレス攻撃は全部で2種類。直線上にブレスを2回飛ばす攻撃と、横方向に一回飛ばす攻撃だ。どっちの攻撃が来るのか見切るのは難しいが、弓のチャージステップであればどっちであっても回避できる。とりあえず、「2回くるもんだ」と思っておいた方がよい。
ラギアクルスとの距離にもよるが、接撃ビンの適正レンジにいるなら、ブレスを吐いたと同時にチャージステップすれば回避できる。2回目のブレスも、合わせてすぐチャージステップしよう。

電撃まとい攻撃2種
ラギアクルスの身体の周りに電撃を纏い、周囲を攻撃する高火力攻撃。攻撃パターンは2種類あり、どちらをしてくるかによって対処方法が微妙に異なる。
正面を向いたまま咆哮する場合は小さめな攻撃。攻撃範囲も狭く、頭と尻尾近辺は攻撃範囲から外れるため、絶好の攻撃チャンス。この攻撃が来たときは、頭側に一気に移動し、剛連射や竜の千々矢まで繋げられるため、積極的に使おう。

もう1つは、より長いチャージ時間を経て、より広い範囲に放電する攻撃。この攻撃は、ラギアクルスの身体周り以外にも、周囲に落雷を落とす攻撃までついてくるため、放電部分から外れたからと油断してはならない。落雷が落ちてくる場所は、見辛いものの地面が光るため、それを見て落ちてくる場所を見極めよう。
背中に電撃を集めるのと同時に、ラギアクルスが自分の背後を見るような動きをしたらこの攻撃だ。ラギアクルスから離れるだけでなく、放電中に落雷が落ちてくることも加味し、無駄に攻撃せず、地面を注視しよう。


この大放電を行った後は、ラギアクルスの背中が一時弱点となる。ここで集中弱点攻撃を行うことで、ラギアクルスに大ダメージを与えることができるので、積極的に狙っていこう。

雷を纏った回転突進
1番の大技。通常ラギアクルスなら使用回数は限られるが、歴戦ラギアクルスの場合はそれなりな頻度で使ってくる上、攻撃を受けようものなら途端に致命傷になりかねない程の高火力だ。この攻撃は、1回目の突進後、折り返してもう一度タックルを仕掛けてくるが、2回目のタックルには謎の電撃ダメージ判定があり、チャージステップで回避しても、何故かその電撃ダメージを受ける場合がある。これがかなり厄介だ。
1回目のタックルは、長めのチャージ時間の後、高速で近付いてくる。チャージステップできるよう構えておけば、対処自体はしやすい。

その後の折り返し攻撃に向けて、1回目のタックルを回避したのに合わせて後ろ(ラギアクルスが移動した方向)を向き、その後に足元を見て、足元目掛けて抜刀閃光スリンガーを撃てば、2回目のタックルをしようとしているラギアクルスの攻撃を止めることができるのでおすすめだ。

攻撃モーションと対処法(水中戦)
2連続ブレス
電気の弾を2回連続で発射する技。特に厄介なディレイなどもなく、回避はしやすい。×ボタンを押して、斜め前方向に移動するような動きをしよう。
この攻撃後は、ラギアクルスの口元がしばらく弱点になる。よって、回避しながらラギアクルスに近づき、弱点の口元にスリンガーを当てて、R1ボタンで攻撃を当てよう。


帯電突進
身体に電気を纏い。直線にタックルしてくる技。地上のタックルと同じく、急激に近寄っては来るものの、変なディレイもなくストレートに突っ込んでくるため、回避はしやすい。
問題はこの攻撃が来るのかどうかの見切り方。いきなり光ったと思ったら突っ込んでくるため、予備動作が見切りにくい。「光った」&「突進が見えた」と思ったらすぐに横方向に回避しよう。

尻尾攻撃
水中で回転し、大きく尻尾を横振りする攻撃。この攻撃だけ、横方向の回避では対処できない。一応、頭側へ逃げ込めば当たらないが、自分やラギアクルスのいる位置によっては頭側に移動する猶予がない場合も多い。
身体を横方向に丸めたうえで、背中が光ればこの攻撃が来る。これを見たら×ではなくR2かR1を長押しして、上下に移動しよう。時々2連続で攻撃することがあり、2回目攻撃時はプレイヤーに再度近寄って攻撃してくる。2回攻撃来ることを常に頭に入れ、2回目の動きを見たら再び上下に移動して回避しよう。
この攻撃後は大きな硬直時間が生じるため、絶好の攻撃チャンス。頭に張り付いて、R1で武器攻撃をしよう。


放電攻撃
大技である放電攻撃。長めのチャージ時間を経てから、ラギアクルスの周囲に雷を発生させる。
身体を大きく折り畳み、チャージしたのちに放電する形のため、この動きを見たら×ボタンで回避しながらラギアクルスから離れれば当たることはない。
この放電後は、背中が弱点になることがある。放電が終わったら×ボタンでラギアクルスに近づき、集中モードで背中が赤くなっていないか確認して、赤くなっていたら背中にスリンガーを打ち込もう。

まとめ
全ての攻撃が致命傷な超強力モンスターである「歴戦ラギアクルス」。弓を使って適切に回避しながら戦えば、ソロでも安定したプレイングが可能だった。
様々な攻撃パターンを頭に入れておく必要はあるものの、本記事を参考に動きを覚えて、是非とも戦ってみてほしい。
では!
