今回は、スマートフォンゲーム「モンスターハンターライダーズ」について、このゲームの特徴と、私の感じた良い点、悪い点を書いていく。
(本記事の情報は2020/3/10時点を元にしている)
モンハンの新たなスマホゲーム、ということで、2020/2/19にリリースされた本作。これまで発売されたモンハンのナンバリングタイトルとは異なり、少しRPG感が漂う。いったいどんな作品なのか、さっそく見ていきたい。
◆個人的評価
総評
「ちょっとひまだな」という時にさらっとでき、ゲームシステムの出来もよく、楽しんでプレイすることができる。
スマホを縦向きにしてプレイできる点も個人的にはGOOD。
が、既知感があるのはどうしても否めない…これはすでに大量のスマホゲームが出た後でのリリースなので致し方ないと思う。
どんな人にオススメ?
- サクッとやれるお手軽RPGがやりたい!
- あまり課金しなくても楽しめるスマホアプリがいい!
- 見知らぬ人とのオンライン通信はせず、一人プレイに没頭したい!
という人にはオススメできる。
逆に
- もっと目新しいゲームがやりたい!
- クランを組んで、クランメンバと頂点を目指すようなゲームがやりたい!
- 自分、ハードゲーマーです!
という人は飽きてしまうと思われる。
◆このゲームの特徴
キャラを組み合わせてユニットを作る
本作では、「ライダー」という人型キャラと、「オトモン」というモンハンに登場するモンスターとを組み合わせ、1つのユニットを構成する。
「ライダー」は、通常のモンハンでいうハンターだ。ただし、今回はモンスターを狩るのではなく、仲間としてともに敵と戦う。「ライダー」はガチャを回すことで手に入れることができ、最小☆2、最大☆5までのレア度が確認できている。もちろん、レア度が高い方が、ステータスや持っているスキルの性能が高い。また同じキャラでも、レア度によってステータスが違う。
「オトモン」は、通常のモンハンでいうモンスターだ。リオレウス、リオレイア等がそのまま味方として手に入り、先に紹介した「ライダー」とペアになって戦う。 「オトモン」は「ライダー」と異なり、ストーリーを進めることで手に入れたり、「オトモン」を手に入れる専用のクエストをクリアすることで手に入れることができる。「オトモン」にも同じように、同じ「オトモン」でもそれぞれレア度が設定されている。
「ライダー」「オトモン」それぞれに戦闘タイプや得意な技、苦手なタイプなどが設定されており、それぞれの相性がよいキャラクター同士を組み合わせると、より大きなステータス上昇を発生させる。この組み合わせはキャラごとに固定ではなく、キャラによっては炎系と電気系が相性がいいものも、炎系と水系が相性いいものも、様々だ。
各キャラの強化には、専用の強化素材とゲーム内通貨を消費することでレベルアップできる。既定の上限を迎えた場合は、「限界突破」をすることで、さらにステータスを増加させることが可能だ。
モンハン登場モンスターが勢揃い!
登場する「オトモン」は、これまでのモンハン作品に出てきたモンスターがたくさん登場している。自分が確認したところだと、
リオレイア/リオレウス/ウルクスス/ラギアクルス/
フルフル/ケチャワチャ/ゲリョス/ドスジャギィ/
イビルジョー/イャンガルルガ/ティガレックス/
ドスイーオス/ナルガクルガ/ジンオウガ/
テオ・テスカトル/ロアルドロス…
といったモンスターは登場していた。
この先もアップデートでどんどん追加予定のようなので、過去作に登場したモンスターは勢ぞろいするかもしれない。
各モンスターは、過去のモンハンに出てきたフォルムそのままでゲーム内に登場する。技を使うときも、体力が0になって倒れるときも、まったく同じ動きだ。モンハンをやり込んだ人からすると、「お~…」と少し感心する。
昔ながらのコマンドRPG!特技の組み合わせはプレイヤー次第!
本作は従来のモンハンのようなアクションゲームではなく、コマンドRPG制度を採用している。ユニットごとに素早さが定義されており、素早さが早い順に攻撃をしていく。攻撃力が高ければ与えるダメージが高く、防御力が高ければ受けるダメージが低くなる。
バトルで使う特技は、ライダーの技、オトモンの技、ライダーとオトモンのタッグ技の3種類があり、毎ターンの開始時に一定量手に入るSPポイントを規定数消費することで発動できる。
上記の技はキャラのレベルを上げると手に入れることができるが、戦闘に持ち込むことができるのは最大で4つまでだ。どの技を持ち込むか、は各ステージの開始前にプレイヤー自身の手で考え、設定することができる。
◆このゲームの良い点
サクッとできる手軽さ!周回要素も充実!
敵の体力が非常に高く設定されているイベントクエストなどの特定ステージを除き、現在公開されているほとんどのステージは、1ステージクリアするのに1分ほどしか必要としない。隙間時間にサクッとやるのにはちょうど良い。
また、周回要素もしっかり用意されており、周回設定を行えば、スタミナが0になるまで、コンピュータがオートで対象ステージを周回してくれる。周回時はスマホ電源を無駄に消費しないよう、自動で省電力モードになってくれるのもありがたかった。
ただ、周回時にスマホをスリープモードにしたり、他アプリを起動してしまうと一時停止してしまうため、お風呂に入る時など、スマホが操作できないタイミングでオート設定にするとよい。
無課金にもやさしい成長制度!
現時点ではまだ登場するキャラクターは多くなく、ガチャを回すための魔法石も、ステージクリアやデイリーイベントをクリアするだけでバンバン手に入るため、無課金でも中々成長できなくて困る、ということはなかった。
通常のスマホゲームだと、レベルアップには他キャラを強化素材として消費することが必要なため、取得経験値が高い強化専用キャラをどこまで手に入れることができるか、で成長速度が大きく変わってしまう。今作にはこれが無く、ライダーならライダー共通の、オトモンならオトモン共通の強化素材を個別入手しておけば、どのキャラも簡単に強化できるところは良かった。
強化素材も、デイリークエストの達成報酬や、探索隊という、過去のモンハン作品にもあったような探索部隊を指定地域に派遣して入手するなどがあるため、困りもしなかった。
ゲームが苦手でも問題なくプレイできる!
難しい操作を必要としないコマンドRPGなので、モンハンのキャラは好きだけどゲームは苦手なのでプレイできないかも…という人でも、まったく問題なくプレイできる。
また、昨今のスマホアプリにはよくあるクラン制度がない。昨今のスマホアプリは、強くなるためにも、見知らぬ人たちが集まるクランに加入し、そこで強化素材を互いに交換したり、専用イベントに参加しないといけない…といったことが多いが、クラン制度そもそもが無いので、クラン恐怖症の人でも安心して楽しむことができる。
◆このゲームの悪い点
既知感が強く、目新しさが薄い…
正直、コマンドRPGのスマホゲーム、というだけですでにかなりのアプリがリリースされているため、あまり目新しさがなかった…
唯一あるとすれば、キャラ同士を組み合わせて1つのユニットを作る、というところくらいだろうか…ここもあまり強烈なパンチ要素にはならなかった…
ありきたりなストーリー…
本作には一応メインストーリーが存在する。ただ、よくあるありきたりなストーリーだ…
まだストーリーをすべて配信しきっていないため、この先に面白いどんでん返しストーリーが待っているかもしれないが、「スマホアプリでも濃厚ストーリーを楽しみたいんだ!」と思っている人は、ここにはあまり期待しないほうが良い。
ハードゲーマーには退屈なシステム…
良い点に上げた内容の真逆なのだが、よくあるコマンドRPGなので、悪く言ってしまえば退屈だ…
プレイヤー同士のリアルタイム対決があるわけでもなく、パズル等を駆使した腕前を披露する場があるわけでもないため、しっかりとゲームをやり込むようなハードゲーマーにはあまり向かないかもしれない。
◆まとめ
万人が遊べるように設計されたモンハン、といった感じの今作。
がっかりさせるような要素は一切ないため、どんなプレイヤーでも非常に取っつきやすいとは思う。
無料でダウンロード可能なので、少しでも興味あるかも、という人は、ダウンロードしてやってみることをオススメする。
では!