今回は、FPSに登場するアタッチメント「サプレッサー」を、FPS初心者が使うことについて、私の思いをまとめてみた。
どのFPS作品にも必ずと言っていいほど登場するアタッチメント「サプレッサー」。非常に強力なアタッチメントだが、その分デメリットも多い。CoD作品では「ゴーサプ(パークのゴーストとサプレッサーの組み合わせ)」と言われている、ある意味嫌われたロードアウト構成にも出てくるアタッチメントだ。
そんなアタッチメントを、FPS初心者が使ってもよいのか、私の意見をまとめてみたので、使っても良いか悩んでいる人は参考にして見てほしい。
◆サプレッサーの効果
作品により効果が微妙に異なるが、大分すると以下2つの効果のどちらかに当たる。
- 発砲時の赤点がミニマップに表示される作品の場合、赤点表示しない
- ミニマップが無かったり、赤点がミニマップに表示されない作品の場合、弾を発射した際の弾痕を表示させない
特に1.の効果が強力。上級者であるほど、ミニマップの赤点をもとに敵の位置を推測するため、その赤点を消すことは、重要な情報を封じ込めることになるからだ。うまく立ち回れば、一切倒されること無く敵部隊を一掃することができたりするほどだ。
ただし、それだけ強力なサプレッサーには、必ずデメリットがある。作品によって違うが、
- 射程距離低下
- 弾速低下
- そもそもの威力の低下
など、威力面のステータスが大きく下がるようなデメリットが多い。そのため、中距離の敵との戦闘がやりづらくなり、必然的に近距離戦闘を行わざるを得なくなる。
また、サプレッサーを付けていても、「バシュッ!」という特有の音が周囲に生じる。上級者であればその音を頼りに居場所を特定してくるため、何が何でも位置バレすることが無くなるわけではない。
◆初心者がサプレッサーを持つことについて
KD率1.0超えが標準になったらご自由に。
そうでないなら使用しないことをオススメする。
理由は以下の通りだ。
【その1】そもそも撃ち勝てない
サプレッサーを使うと威力面のステータスが下がってしまうので、必然的に中距離での戦闘は難しくなる。初心者でも撃ち勝てる可能性がある中距離戦闘が行えず、どうしても近距離戦闘を仕掛けざるを得ない。
FPS初心者が中上級者相手に近距離戦を仕掛けても、反撃されて倒されてしまうことが大半である。せっかくサプレッサーを装備しても撃ち勝てず、つまらないと感じてしまうだろう。
【その2】立ち回りスキルが足りていない
「敵に気付かれないように立ち回れば、中上級者相手に近距離戦を仕掛けても勝てるのでは?」という考えもあるだろう。だが、FPS初心者は立ち回りスキルが身についておらず、奇襲を仕掛けようとしても、失敗して終わってしまうことが多い。歩くべき場所で走り、撃たないようにすべき場所で撃ち、じっとしておくべき場所で動いてしまうためだ。
立ち回りスキルが十分に育っていない状態では、サプレッサーの強みを活かしきることがそもそも難しいだろう。
【その3】戦闘経験が積めない
これは人によっては当てはまらないだろうが、FPS初心者がサプレッサーを握ると陥りやすい事項なので紹介する。
サプレッサーを装備することで位置バレしにくくなると、どうしても部屋の角や建物2階等で籠ったほうが強い、と考えがちである。もちろんこれも立派な戦術なのだが、FPS初心者がいきなりこの戦術に頼ってしまうと、正面からの撃ち合いスキルや、敵の目をかいくぐって進む立ち回り力などが身につかないため、結果的に上手くなることができない。
また、サプレッサーが付けられない武器が登場する作品もあるため、そのような武器を使用することができなくなってしまう。そうなると、マップやルール等、状況に応じて様々な武器を使いこなすことができなくなってしまう。結果的に、全体的な戦闘経験値が積めないで終わってしまう可能性が高いのだ。
◆KD率1.0超えしてからは戦術の1つとして採用しよう
KD率が1.0を超えたということは、脱初心者ができたということ。ここまでくれば、撃ち合いや立ち回りの基礎は身についているはずだ。
そこまで来てからサプレッサーを使用すれば、新たな戦術を身に着けて戦うことができ、自身の腕前を更に高めることができるだろう。
◆まとめ
サプレッサーを使いたいなら、ひとまずKD率1.0超えが当たり前にできるようになった脱初心者になってから使うようにしよう。それまでは標準武器を使用し、撃ち合い力や立ち回り力を鍛えたほうが、後々のFPS力にも活きてくるはずだ。
では!