秋吉ブログ

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【レビュー】ファイナルファンタジー7リメイク ~王道JRPG!このゲームの特徴などを徹底レビュー!~

今回は、PS4のゲーム「FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE」について、プレイした感想と、私の感じたよい点、悪い点を徹底レビューしていく。

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FFシリーズの最高峰作品の一つともいわれている今作。派生ゲームや作品も複数存在し、その人気の高さがうかがえる。

そんなFF7を、最新システムを引っ提げてリメイクされた作品が発売された。買おうかどうか、気になっている人もいるのではないか。

原作未プレイの私がこのゲームをプレイしてみて感じた内容をまとめるため、皆さんの購入要否の判断材料になれば幸いだ。

 

 

 

◆個人的感想

総評

「ファイナルファンタジーⅦ」という映画を見ている、という意味では楽しむことができた。

最高グラフィック、ありとあらゆる場面でフルボイスなので、FFの世界にどっぷり浸かることができた。

ただ、「ファイナルファンタジーというゲーム」と見ると、ゲームシステム面などからみて、ちょっと微妙だった。

 

総じて、面白いけど、動画共有サイトか何かでプレイ映像を見ていればいいかな?というような感覚になるゲームだった。

 

どんな人におすすめ?

  • FFシリーズ大好き!
  • こてこてRPG大好き!

という人にはオススメできる。逆に、

  • アクションゲームなんだからちゃんとアクションしたい!
  • 素早いストーリー展開が欲しい!
  • ムービーゲーは嫌だ!

という人には合わないと思う。

 

◆このゲームの特徴

フルボイスと圧倒的グラフィックで描く、王道JRPG!

FFシリーズの中で特に人気である「ファイナルファンタジー7」を、最新のグラフィックを見ながらフルボイスで楽しむことができるのが、本作の何よりの特徴だろう。

ストーリー本編はもちろん、道中で話している一般市民の会話や、任意イベントの会話もすべてボイス収録されており、FF7の世界にどっぷりつかることができる。

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魔晄炉の爆破に巻き込まれたミッドガルの情景。旧式のPS4であっても、風景一つ一つが微細に描かれている。

 

新たなFF7は分作という形で発売されており、本作が1つ目に当たる。クラウドたちがミッドガルを脱出するまでを描いたストーリーとなっている。残りのストーリーが何作あるのか、いつ発売されるのか、は未定だ。

 

アクションゲームとコマンドゲームの融合

本作は全部で2つの戦闘システムを用意している。

 

1つ目はアクションゲーム型だ。これが一番メインのシステムといえる。

操作キャラクター1体を選択し、フィールド上を自由に移動しながら、攻撃やガード、回避をプレイヤー自身の手で操作する。いわゆる普通のアクションゲームである。

ただ、随所にコマンドRPG要素も取り込んでいる。アビリティや魔法、アイテムを使う場合は、〇ボタンを押すことで表示されるコマンド一覧の中で、使いたい技を選んで使用する。オーバーリミッツ発動や召喚獣の召喚も同じだ。

さらに、魔法・アビリティ・アイテムを使用するには、「ATB」というゲージを指定された数分消費する必要がある。このゲージはキャラごとに個別に用意されており、キャラが攻撃・回避・防御を行うと少しずつ溜まっていく。

まさに、アクションゲームとコマンドゲームとが融合するように作られているといえよう。

なお、コマンド選択時は周囲がスロー状態になるため、この間に攻撃を一方的に受ける心配は特にはない。

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キャラクター1人を操作するアクションゲーム。操作キャラを別キャラに切り替えたり、切り替えずにキャラにアビリティを使うよう指示できたりもする

 

仲間キャラが増えた場合は、最大3人まで戦闘に参加可能で、使用キャラの変更もスムーズに行うことができる。また、状況に合わせ、操作キャラを切り替えなくても、味方キャラにアビリティや魔法の使用を促すようコマンド操作するまで可能だ。

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画像は、ティファを操作しながら、他キャラのバレットに指示出しをしている。このように左下にコマンドが表示されるため、これによって他キャラを操作できる

 

2つ目はクラシックモード、いわゆるコマンドゲームタイプだ。アクションゲームが苦手な人でもプレイできるように、と設けられたシステムである。

このモードでは、全キャラが自動で攻撃、ガード、回避を行なってくれる。プレイヤーが操作するのは、各キャラにアビリティや魔法を使うようコマンド入力するのみなので、非常に簡単に操作可能だ。

なお、このモードにすると、ゲーム難易度はデフォルトで1番難易度の低い「イージー」に設定される。

 

やり込み要素も存在!

本作では、メインストーリーだけでなく、クエストやミニゲームもいくつか用意されており、やり込み要素がある。これらをクリアすることで、通常は発生しないイベントシーンを見ることができたり、特別な装備品を入手することができたりする。まるで「龍が如く」シリーズのようだった。

やり込み要素は他にも、敵の持つ技を全てコピー習得したり、闘技場に参加して報酬を手に入れたり、ダーツをプレイしたりと、かなり用意されていた。

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画像は集めた音楽をジュークボックスで選んでいる場面。この音楽を集めるのもやり込み要素の一つだ

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こちらは武器の強化画面。武器ごとに手に入る強化内容が異なるのも驚いた

 

 

 

◆本作の良かった点

グラフィック綺麗!エアリスかわいい!それでも落ちない読み込み速度!

特徴でも述べたが、本作の画質は本当にきれいだ。PS4のグラフィックスペックをフルに使っていると思えた。

グラフィックが売りのゲームでも、実際にユーザーがプレイしている最中は多少精度が落ちてしまうのだが、今作にはそれもほとんど見られない。常にハイグラフィックの中でプレイすることができた。私の持っているハードは旧式のPS4(通常版)なのだが、それでもかなりの高画質だったため、PS4(PRO)を持っている人であればより一層感動を覚えるだろう。

そんなグラフィックの中で見るエアリスは非常にかわいい。マジでかわいい。いや、エアリスだけではない。ティファやジェシーもかわいい…普段、ゲームの登場キャラに対して特段の感情は抱かないのだが、本作は初めてゲームキャラに「かわいい」と思ったかもしれない。 

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夜空を眺めるエアリス。かわいい…

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優しく微笑むティファ。これもかわいい…

 

また、グラフィックやフルボイスにこだわると付きまとうのが「ロード時間の長さ」だが、本作ではそれを一切感じさせなかった。

次チャプターのロード時や全滅後のリトライ時などに15秒ほどのロードが入るのみで、戦闘開始や終了、イベントの開始など、ロードを挟みやすいありとあらゆる部分がほぼ無ロードであり、ここはすごく快適だった。

 

分作とはいえ、圧倒的なボリューム感!

ミッドガル脱出まで、というのは、原作の中では全体の1/3ほどの部分までしかないのだそうだ。しかし、本作だけでもかなりのボリュームとなっており、非常にやりごたえがあった。

自分はサブストーリーや収集などといったやり込み要素をなるべくすべて回収するように進めており、そこまでやり込むと、クリアまでに「約45時間」という時間がかかった。 サブストーリーなどのやり込み要素をすべて省いたとしても、クリアまでに25~30時間は必要とするだろう。フルプライス発売の理由が少しわかったような気がしたものだ。

 

…ただし、時間がかかる大きな要素は、「ムービーが多い」というのも拭えない。RPGとしてみた場合は私はそこまで気にならなかったが、「ムービーゲーは嫌いだ!」という人にとっては、ボリューム不足と感じるところがあるかも知れない。

 

◆本作の悪かった点

無駄に広いステージ、移動がだるくなりがち…

本作のステージは広い。とにかく広い。ダンジョンも、街も、全て広い…移動に必要以上に時間がかかり、若干ストレスだった。

 

ダンジョンでいうと、RPGのテッパン戦闘システムであるランダムエンカウント(しばらく歩くと自動的に敵と戦闘になるタイプのエンカウントシステム)を採用しているのであれば、これでもあまり疑問は持たなかった。しかし、今作は敵が出てこない場所と出てくる場所を明確に分けるシステムを取っており、この「敵が出てこない部分」が長いため、移動が非常に長く感じてしまった。

 

また街の中では、立ち入りできない家が多く立ち並ぶ通路が多く作られている。さらに、他キャラクターが道案内をするような場面では、先頭のキャラクターの移動速度に従うため、先頭キャラが歩くことしかしない場合、こちらも歩くしかできない。広い街中をただ歩く、ということが何度か発生し、若干ストレスであった。

 

アクションゲームでもコマンドゲームでもない中途半端さが…

本作はアクションゲームに分類されるが、アクションゲームにしてはキャラの挙動がスムーズではなく、コマンドゲームにしては技の中断が発生してテンポが悪い、といった感じで、なんとも言えない中途半端さがあるシステムであった。

 

アクションゲームなのであれば、回避したいタイミングやガードしたいタイミングで、それぞれの動きができて欲しい。通常攻撃への移行も素早く行って欲しいところだ。なのだが、本作ではそれぞれの動きに若干の待ち時間が発生する。この辺りのシームレス制が弱いのだ。

コマンド制のゲームとしても少し不親切だ。ATBを消費して技を発動しようとした際に敵から中ダメージ相当の攻撃が入ると、発動が中断される上、消費したゲージも戻ってこない。また1からゲージを溜めなおす必要がある。チームがピンチの際にこのような中断が起きてしまうと、途端に身動きが取れなくなってしまうため、非常にストレスであった。

 

沢山プレイし続ければこのあたりの不都合も少しづつ解消されるのだが、そうなるまでにはかなりのプレイ時間を必要とするため、慣れるまでは本当に大変だった。

 

また、プレイヤーが操作していないキャラは、通常攻撃しかしない。ATBゲージが溜まっても、プレイヤーが指示を出さなければ、アビリティも魔法も使わない。「テイルズシリーズ」ではコンピュータ操作により特技や魔法を柔軟に使うようになっているが、本作にはそれがない。魔法を発動させるためにいちいちコマンド画面を開く必要があり、戦闘テンポが悪目だった。

 

◆まとめ

不満点もいくつか記載したが、やはり超人気RPGらしく、素晴らしいストーリー展開が広がっている。すべての作品が出た後に、全作品が収録されたコンプリート版のようなものが出るのは間違いないと思うが、「すぐにでもやりたいな」と迷っている方は購入してみることをオススメする。

 

では!

 

ファイナルファンタジーVII リメイク - PS4

ファイナルファンタジーVII リメイク - PS4

  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: Video Game