秋吉ブログ

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【百英雄伝】神ゲー?クソゲー?プレイレビュー・評価まとめをしてみた!

今回は、PS5版の「百英雄伝」をプレイした感想と、このゲームの良い点、悪い点をまとめていこう。

(本記事の情報は2026/4/8時点を元にしている)

2024/4/23に発売された「百英雄伝」。「幻想水滸伝」シリーズのスタッフが集まって作成した作品であり、「幻想水滸伝」自体が人気シリーズである、ということから注目を集めていた。

筆者は「幻想水滸伝」シリーズは未プレイだが、評価の高さは聞いており、本作も気にはなっていた。発売後だいぶ時間は経ったが本作を購入し、ストーリークリアと一通りのやり込みまでプレイしてみたため、本作の感想などをまとめていきたい。

 

総評

「古き良きRPG」ではなく「古臭いRPG」。1990年代のゲームシステムをそのまま現代へ持ってきたような印象。本作の要である「仲間集め」をはじめ、戦闘の奥深さやバランス、各種UIやレスポンスなど、ゲームの中核部分の作り込みや、楽しいゲーム体験を提供するための優先順考慮が欠落している。

ただ、豊富で遊び甲斐のあるサブ要素や、3D背景ピクセルアートを活かした映像美、様々な音声コンテンツなど、非常に充実している部分も多い。安価な作品という点で考えると圧倒的コスパではあるが、本作の中核部分にマイナス要素が多過ぎるため、作り込まれたサブ要素を楽しむ以前の問題になってしまっていた。

全体的には凡ゲーレベル。作り込み方を変えていれば、良ゲーから神ゲーレベルになってもおかしくはなかっただけに、あまりにも勿体ない作品だと感じた。

 

どんな人にオススメ?

  • 王道のコマンド型JRPGが好き
  • ボリューム満点のゲームがやりたい
  • 攻略サイトを見ながら進めることを楽しいと思える
  • 徹底的探索も楽しめる

という人にはオススメできる。逆に

  • ゲームは3Dの美麗グラフィックであるべき
  • 現代ゲームの親切設計に慣れた
  • コマンドRPGとしてのやりごたえを享受したい
  • 攻略サイトは見ないで進めたい

という人は、ストレスが溜まる部分があるので注意した方がよい。

 

このゲームの特徴

往年の古典的なコマンドRPG

本作はドラクエシリーズのような、広大な世界と、そこに点在する街やダンジョンを探索し、戦闘では敵と味方の行動を交互に繰り返しながら攻撃や回復、支援をして敵の撃破を狙う、コマンド型のRPGである。

ダンジョンや街を探索

広大なフィールドを歩く場面も

戦闘は古典的なコマンドRPG

敵との出会いはランダムエンカウント形式。素早さが高いキャラから順に行動し、剣や槍などの物理攻撃や魔法攻撃で敵の体力を削り、勝利を目指していく。攻撃は通常攻撃に加え、MPを消費した魔法と、1ターンに1つ溜まっていくSPを消費したSP技とが存在しており、それぞれを組み合わせながら戦っていく。

ボス戦では、専用のギミックが用意されていることがある。敵の攻撃を防いだり、大ダメージを与えたりと、戦闘を有利に進められるが、頻繁利用はできないので、使いどころは見極める必要がある。

通常攻撃や技、魔法などのコマンドの中から、状況に応じて最適なものを選択する

ボス戦にはギミックが用意されているものも。ギミックの活用の仕方で、攻略難易度が変わってくる

また、特定キャラの組み合わせをパーティに入れていると「英雄コンボ」という専用技が使えるようになる。ただ攻撃をするだけでなく、味方を大回復したり、攻撃とバフの両者を同時に発動したりと、様々な特徴がある。

特定のキャラの組み合わせで出せる「英雄コンボ」。単純な火力技から、回復やバフができるものなど複数存在

 

一騎打ち、戦争という特殊な戦闘

通常のコマンド戦闘以外にも、一騎打ちと戦争という2つの戦いが用意されており、いずれもゲームの要所で発生する。

一騎打ちは、その名の通り、主人公勢と敵との1対1の戦闘。こちらから攻撃をしかける「こうげき」と、敵の攻撃い大して反撃をする「迎え撃つ」という2つの選択肢の中から、適切なコマンドを選ぶ、じゃんけんのようなゲーム性になっている。

「こうげき」と「迎え撃つ」から、敵の行動に合わせて最適な技を選択する

戦争は、軍隊を指揮して戦う簡易的なシミュレーションゲーム。部隊のリーダー毎にパッシブスキルとアクティブスキルが用意されており、リーダーの特徴にあった部隊を編成して、ミッションの攻略を目指す。

リーダーと部隊を選定し、軍団を構築

戦闘はシミュレーションゲームの形式で進み、ミッション目標の達成を目指す

 

前衛、後衛、サポートを組み合わせたパーティ編成

戦闘に出るパーティは、戦闘メンバー6人とサポートメンバー1人の合計7人を編成する。

大量に存在するキャラの中からメンバを算出。メンバ毎に火力型、防衛型、素早さ型など特徴がある

戦闘メンバーは、前衛3枠、後衛3枠にキャラを入れ込んでいく。キャラ毎に武器のリーチが異なっており、リーチが長い武器を使うキャラは、自軍後衛から敵軍後衛を狙うことができるが、リーチが短い武器の場合は、自軍前衛に配置しないとそもそも攻撃が届かない。

前衛、後衛、サポートを決めて布陣を構築。キャラによっては前衛でないと攻撃ができないキャラも

 

レベルアップ、装備、ルーンによる育成要素

敵を倒すと経験値を入手してレベルアップする、というRPGにはよくある王道育成形式を採用。また、一定レベルへ到達すれば、後述するルーンをセットする枠が解除されていく。

戦闘に勝利すると、敵との強さの差に応じて経験値を獲得し、一定値到達でレベルアップ

キャラごとに頭、胴、アクセサリーなどの防具を合計4種セットし、各種ステータスの向上を図ることもできる。

よろず屋や宝箱から入手した防具を身に着けることでもステータスが上がる

武器はキャラ毎に固定で変更ができない。代わりに、鍛冶屋でお金を消費してレベルアップさせることが可能だ。

武器変更できない代わりに、鍛冶屋で強化が可能

そのほか、本作特有の強化要素として「ルーン」が存在する。キャラごとにルーンを埋め込むスロットが複数用意されており、手に入れたルーンをスロットへセットすることで、追加のステータス向上やパッシブ効果付与、新たな魔導レンズの獲得ができる。特に魔導レンズは、ここではめたルーンの技しか利用できないため、どのキャラにどのルーンをセットするのか、しっかり考えていく必要がある。

ルーンをセットし、パラメータ増加や新たな技の習得を図る

 

自分の街を発展させていく街作り

物語序盤が終わると、プレイヤー専用の街が用意される。初めはほぼ何もない街だが、仲間や素材を集めていくにつれ、道具屋や防具屋などの商業施設や、牧場、釣り堀などの生産設備、はたまた娯楽設備やキャラ育成設備、探索部隊派遣設備など、冒険に役立つものやサブ要素を充実させるものが多く追加されていく。

施設作成に必要な素材は、フィールド探索や敵を倒したりする中で入手可能。生産設備や探索部隊派遣設備を作ってしまえば、自分で探しに行かずとも、一定時間で段々と素材が手に入るようになっていく。

スキルボードのような一覧から、解除したい街の施設を順次建設していく

建設に必要な素材はフィールド上から拾ったり、敵を倒して入手したりする

初めは何もない寂れた砦だが…

施設を建設していくと、立派な拠点へとどんどん姿を変えていく

必要なキャラと素材、設備レシピが揃えば、温泉も作れる

 

数多の英雄達が織りなす、戦禍もののRPG

本作の舞台は、多くの種族や価値観、文化を持つ国が集まっている「オールラーン大陸」。大陸には神秘的な力を秘めた魔導レンズである「ルーンレンズ」というものが存在しており、このレンズの力を引き出すことで、各国は様々な技術を獲得していっていた。中でも「ガルディア帝国」は魔導レンズの研究に力を注いでおり、更なる魔導レンズの力を求めて各地に捜索の手を広げていた。

ある日、連合国の警備隊に参加した、辺境の村出身の青年「ノア」は、帝国軍人の「セイ」達と共に、とある祠に存在するとされる強大な魔導レンズ「原初のレンズ」を探す任務に赴き、無事に発見する。

本作の主人公である、辺境の村出身の少年「ノア」

帝国軍人「セイ」との共同任務で、強大な魔導レンズ「原初のレンズ」を無事発見する

それ以降、「ガルディア帝国」は不穏な動きをし始め、更には帝国と連合国の境界の村を急襲する賊が現れはじめる。果たして帝国の抱える陰謀や賊の正体は何なのか。「オールラーン大陸」全体を巻き込み、数多の英雄たちの抱える正義と真実が織り交ざる、新たな戦乱の世が幕を開ける。

 

このゲームの良い点

とてつもないボリュームの多さ!コスパは抜群!

定価が5000円未満のハーフプライスゲームとは思えないボリュームを誇っているのは素晴らしいの一言。

まずなんと言っても仲間の多さだ。100を超える仲間は世界各地に散らばっており、全員を仲間にしようとすると、世界中の隅々まで通した、かなりの探索が必要になる。中には、特定キャラをパーティに入れ、指定の場所までいかないと仲間イベントが発生しないキャラも複数存在するので、仲間集めだけでもかなりの時間が溶けた(まあ、この仲間集めには大きな問題点もあるのだが…)。

特定の戦闘に勝利することが仲間になるキャラもいる

とてつもないお金を用意しないと仲間になってくれないキャラも

また、ミニゲームの数もかなり多い。カードゲーム、ベーゴマ、砂上レース、演劇など、まるでミニゲームの豊富さで有名な「龍が如く」シリーズをやっているかのような位に用意されている。かつその一つ一つが作り込まれており、ついメインストーリーそっちのけでプレイしてしまうほどだった。このミニゲームひとつひとつも、最後までやりこんでいくと新たな仲間が入手できるなど、褒美も相応に用意されているのがよい。

世界中から集めたレシピを用い、審査員の好みに合わせて、適切な料理を提供する料理対決

ベイ○レードもとい「ベーゴマ」も存在。世界各地から強力なコマを集め、No.1を目指す

筆者は仲間を100人以上集め、ある程度のミニゲームをやりこんだ上で、ストーリークリアまでにかかった時間は約49時間だった。値段以上に遊び込めるボリュームで、この部分は非常に満足いくものであった。

 

ド王道ながらも胸アツなストーリーは面白い!

巨大な勢力に命を狙われ、弱小組織となりながらも、様々な人々や部族の力を借りて徐々に力強い組織へと成長していく様や、敵の中にも様々な思いを抱えた人物がおり、自分の信念に沿って進む様は、何年も前から存在しているJRPGのド王道ストーリーだ。この先の展開がある程度読めるし、少し主人公の思い通りに事が進み過ぎている気はしなくはないものの、それでも終盤にかけての盛り上がりは、思わず食い入るように見てしまうストーリーとなっていた。特に、物語終盤近くの大戦争では、主人公の思いに皆が惹かれ、巨悪の根元を打ち倒そうと盛り上がっていき、胸が熱くなった。

少し毛色は異なるが、昔のテイルズシリーズがこんな感じな王道ストーリーが多かっただけに、懐かしさも覚える。やり終わった後は、「なんだかんだこういう王道ストーリーが1番熱くなるだよな…」と感じるはずだ。

 

美麗グラフィックにほぼフルボイスの没入度!

本作のグラフィックは、2Dのキャラ絵に背景だけ若干3DにしたHD-2D仕様になっている。このスタイルで有名な「オクトパストラベラー」シリーズと比べると若干落ちるものの、それでも、きれいな背景映像や、迫力のある戦闘シーンを描き切っていたのは見事だった。

ドット絵ながら、明暗表現や水のきらめきなどを美麗に表現しており、見応えがある

戦闘エフェクトも、かっこよく迫力のあるものが揃う

一騎打ちの迫力は、2Dとは思えなかった

定価5000円未満のゲームにも関わらず、何と本作に登場する会話シーンの殆どがフルボイス!しかも、仲間にしているキャラや、パーティに入れているキャラによって、微妙に違う会話が織り込まれている。また、サブ要素の「劇場」では、同じキャラでも配役ごとに違うセリフをフルボイスでしゃべってくれる。100人以上のキャラがいる時点で、声優数も尋常じゃない量を採用、収録しているはずなのにこの値段で販売してくれているのは物凄い。

しいて言えば、ラスボスを倒した後のエンディングシーンがフルボイスでなかった点だけは残念だったが…

 

このゲームの悪い点

コマンドRPGとしての作り込みが雑…

コマンドRPGの面白い点といえば、

  • 敵に合わせた適切なバフ、デバフの掛け合い
  • 様々な特技や呪文を適切に選んでの攻撃の応酬

だと思っている。が、本作は物語終盤まで、かつ特定キャラ以外はコマンドRPGらしい要素が欠落しており、ただの単調な殴り合いになってしまっている。

多くのキャラが、SP消費技かMP消費技のどちらかしか持っていないうえ、持てる数も1,2個程度であり、状況に合わせた技の使い分けはほぼできない。ルーン装着により使用できる技を増やして行けるが、それも数個程度だし、技習得のルーンばかり使うと、キャラステータスを底上げするルーンがつけられない。「英雄コンボ」も、ごく一部を除き、各キャラでそれぞれ殴った方がダメージが出せるバランスの甘さも残念。

キャラ毎に持てる技数が少なくても、バフキャラ、魔法キャラ、攻撃キャラなどの特徴を持たせ、適宜交代させながら戦えればいいのだが、戦闘に出せるキャラは宿屋等で編成した6人で固定であり、控えメンバを活かしたローテーション戦もできない。

一部キャラは装備できるルーン総数が多かったり、専用技を持っていたりで、技や魔法のルーンを複数設置すればコマンドRPGらしく戦えるが、そのような戦いができるのはかなりの育成をやり切ってからで、それまでは単発技で頑張る他ないのは変わらないし、一部キャラだけ優遇するならわざわざ仲間を100人以上用意した意味がない。

 

また、一部キャラ(特に物理キャラ)とそれ以外のキャラとで強さの差が大きな差があるのも気になる。敵の攻撃の大半が物理技なため、物理防御が高いキャラはやられる可能性は少ないが、素早さタイプの剣士や遠距離タイプの猟師や魔法使いなどは簡単にやられてしまう。結果的に、物理防御力の高いキャラで大半をまとめ、回復キャラを1名、そのほかの強キャラ1名を置いておく、というのが戦闘の最適解になってしまい、実に勿体ない。

 

今から数十年前のドラクエやFFですら上記バランス感が取れている作品が普通にあっただけに、令和の今になってなぜここまでコマンドRPGとしての作りこみができていないのかは謎である。

 

仲間集めがあまりに不親切…攻略サイトが無いときつい…

仲間候補キャラの中には、自分で能動的に話しかけないとイベントが発生しないキャラがいる。後者がきつく、モブキャラとの見分けが非常につきにくいため、街中にいるキャラ全員に話しかけていかないといけない。

全員似たような見た目。本作に慣れると見分けがつくようになるが、さすがにもっとわかりやすくすべきだ

仲間候補キャラの居場所を見つける仕組みはあるが、その解放にも専用仲間を見つける必要がある上、あろうことかそのキャラがいる場所は、ストーリー上立ち寄ることが無い街の、何の変哲もない家の中、という始末。どう考えても序盤で必ず手に入るようにすべきシステムなのに、優先度がおかしい。仲間の中には、既に攻略した街やダンジョンに後になって配備されるキャラもいるため、仲間候補キャラの居場所を教えてくれるシステムが無いと、同じ場所を何回も行き来する必要が生じ、時間が無駄にかかった。また、実際に上記システムを作ってもざっくりとした助言しかくれないので、使ったとてだいぶ探すのに手間取るキャラが多いのもバランスが悪い。

 

街発展にも課題がある。施設を新設するには、それ専用の仲間を引き入れる必要があるが、前述のとおり仲間の場所を見つけるのが大変なので、普通に遊ぶだけでは、ストーリー終盤になっても主要設備の半分も解放できない状態になる恐れすらある。そうなると、沢山用意されているミニゲームを遊ぶことすら叶わないのだ。

 

筆者は探索を頑張っては見たものの、物語終盤まで至っても多くのキャラが仲間になっておらず、サブ要素の殆どを遊べなかったので、思い切って攻略サイトを見て仲間を集める方向にシフトした。沢山の仲間が手に入っていくと、作れる施設が増え、戦闘キャラの編成もやりやすく、ゲームがどんどん面白くなってきただけに、明らかに作り方を間違っているとしか思えなかった。

 

一騎打ちと戦争を用意した意味が解らない…

コマンド戦闘とは別に用意された一騎打ちと戦争だが、存在の必要性を感じない要素だった。

一騎打ちは、相手の発するセリフパターンを覚え、それに合わせて攻め込むか迎え撃つかを選ぶだけのゲームに成り下がっている。パターンを覚えられなければただダメージを受けて負けるだけ。ただ、常に選択肢を間違えるようなことをしなければ、なんだかわからず勝ててしまう場面も多い。

戦争は、リーダースキルの内容を把握したうえで部隊の兵種を選択すれば、後はそこまで考えなくても勝利できるような、イベント戦的要素が強い。本場のSRPGの足元にも及ばないような戦略性の浅さだ。

一騎打ちだけは、ストーリー上の熱い場面で発生するし、迫力のある戦闘映像美が見れるので悪くはなかったものの、そうであればただ1対1のコマンド戦闘にすればいいだけのこと。せっかく用意するならもっと作りこんでほしかった。コマンド戦闘部分に問題点がいろいろあるので、いっそのこと一騎打ちと戦争は排除し、その開発リソースをコマンド戦闘に集中させた方がもっと面白い作品になったと思う。

 

昨今に合ってない不便システムがあまりにも多い…

  • コマンドRPGなのに倍速機能がない。戦争も倍速がなくテンポが悪い
  • セリフの自動送り速度や、メニュー画面でのページ送り速度、戦闘での技決定ボタン押下時の反応がワンテンポ遅い
  • ファストトラベルが使えるようになるまでが少し遅い、かつ使おうとすると毎回若干の演出が入ってテンポが悪い
  • ダンジョンにいるとファストトラベルが使えない
  • ダンジョンからの即座脱出には専門消費アイテムを使用する必要がある
  • ルーン変更、パーティ変更が一部施設でしかできない。パーティ変更は特定サポートを入れればセーブポイントでもできるようになるが、貴重なサポート枠が潰れる
  • 仲間候補キャラのいる場所や、仲間になる条件を一覧化して後で見直す仕組みが無い
  • ダッシュするには、アクセサリー枠かサポート枠を消費しないといけない
  • ストーリー分岐があるわけでもないのに、高頻度で会話に対する回答選択肢が現れ、テンポが悪い
  • 少し歩いてムービーの繰り返しが非常に多い
  • カバンが回復薬、装備品、その他アイテムで共有であり、必要設備が作れないと枠が非常に少ない
  • 釣り場がどこにあるのか、初回アクセスするまでわからない。とある魚が釣れないと大事な拠点設備が作れず、街の発展が停滞する
  • ベーゴマの対戦相手もどこにいるのかわからない
  • 一度戦った敵の場所や、敵が落とすアイテムの一覧が、専用設備を作らないとわからない

などなど、ユーザが快適に遊ぶためのUI、レスポンス、ゲーム設計が考えられていない点が異常なまでに多く、積み重なると非常にストレスとなってくる。1990年代はこれでよかったかもしれないが、今は令和だ。ハーフプライスゲームでも上記を実装できているゲームが多くあるだけに、この要素は非常に残念だった。

ただ唯一、雑魚戦をオート進行で突破できるシステムだけは褒められるポイント。どういう戦い方をしてほしいかも、全体方針からキャラ単位まで細かく指定できるので、ストーリー進行からレベル上げ、素材収集まで多くの場面で重宝した。またPS5では、switch版でいわれているようなローディング問題は発生しなかった。

(「英雄コンボの組み合わせが、実際にパーティを組んで戦闘してみないとわからない」というのを書こうとしたが、ステータス欄で表示変更ボタンを押すと一覧化されている、ということをクリア後に知った…そういうのももっと早く教えてほしいんだが…)

 

まとめ

大事な部分が大雑把なため、他がどれだけ良くても良い印象にまで至れなかった、あまりにも勿体ない作品である「百英雄伝」。開発陣があまりに古いゲームを基準に考えすぎてしまったのかな…若手スタッフがテストプレイすればこの怪しさに気付けたと思うのだが…

面白いと思う人もいる作品ではあると思うが、パフォーマンス面以外にも問題点は色々あるので、本作を購入しようか迷っている人は、ここで紹介している内容をもとに、購入するかどうか決めてほしい。

 

では!