今回は、「Call of Duty Vanguard」をプレイして、個人的にオススメだと感じた設定についてまとめていく。
なお、本記事はβ版をプレイした際の結果をもとに作成している。
FPSをプレイする上で切っても切り離せない設定。ただ、設定項目は大量に存在するため、それぞれがどういう意味なのか、どの設定が自分に合っているのか、よくわからない方も多いだろう。
β期間中の設定をもとに「CoD Vaguard」の設定値の内容と、筆者の感じるオススメ設定をまとめてみたので、参考にして見てほしい。
◆オススメの設定(基本操作 編)
感度
ここは人によって得意不得意が変わるので、「こうすべき」という設定値がない。参考として、筆者は
- 通常感度(横):高7
- 通常感度(縦):6
- エイム感度の増幅:1.1
がしっくりきた。
筆者は置きエイムしたまま移動したり、そのまま敵にエイムを合わせたりする戦い方をする人なので、同じような戦い方をする人は参考にして見てほしい。
ボタン配置プリセット
「ハイパーバンパータクティカル」がオススメだ。
デフォルト設定からジャンプ、しゃがみ、格闘の配置が変わり、ジャンプがL1、しゃがみがR3、格闘が○となる。
これの利点は、指を動かすことなく、しゃがみやジャンプができる点。特に右スティックを離さずしゃがみができる点が大きい。敵から撃たれた際に、視点移動とスライディングが同時にできるので、安全な場所に素早く移動できる。
モンハン持ち(人差し指で○×ボタンを押す持ち方)ができるのであればこの設定にする必要はないが、私のような手が小さめな人はこの設定を試してみてほしい。
レスポンス曲線
まずはレスポンス曲線の意味から説明する。
端的に言ってしまえば、ADS状態で右スティックを大きく動かした際に、視点がどのように動いていくか、を決めたもの。あくまでADS状態のみに関係する感度設定である。
各タイプの違いを、ざっくりとではあるがそれぞれ解説していく。
- 標準:スティックの倒し初めは視点がゆっくり目に動き、その後どんどん視点移動速度が早くなっていく。初期設定はこのレスポンス曲線となっている。中遠距離を狙うことの多いプレイヤーが一番適している。
- リニア:スティックを倒した量がそのまま視点移動に反映される。設定した感度がそのまま反映されると思ってよい。他の2つのレスポンス曲線は移動にクセがあるため、それがしっくりこない、という人はこれにするとよい。が、このレスポンス曲線タイプを使うプレイヤーはあまりいないらしい。
- ダイナミック:最初は素早く視点が動き、その後少しゆっくり目に変わる。近距離で戦うことが多いプレイヤーや、ADS状態で置きエイムしたまま周囲を警戒するプレイヤーに合ったタイプ。プロプレイヤーの多くがこの設定を採用しているのだとか。
私はARやLMGを主に使って前に出て、置きエイムしながら敵を迎撃していくタイプのプレイヤーのため、近距離で動き回る敵に素早くエイムが合うよう、「ダイナミック」に設定している。
コントローラーの振動機能、トリガーエフェクト
こちらはいずれも「オフ」がおすすめ。
「オン」の方が臨場感は出るが、上手くなる上では臨場感など不要だ。むしろコントローラーが揺れたり、トリガーが変に重くなって敵を狙いづらくなるため、邪魔になるだけだ。真っ先に切っておこう。
キャンペーンをやる時は、オンにしておくと臨場感が出てよいのではないだろうか。
◆オススメの設定(ゲームプレイ 編)
ターゲットエイムアシストモード
パッドプレイヤーのみ関係する設定だ。
エイムアシスト機能の一つに、敵にエイムを合わせると視点移動速度がスローダウンし、視点移動しようとしてもそのまま敵にエイムが合い続ける「ターゲットエイムアシスト」というものがある。この「ターゲットエイムアシスト」強度を設定するのがこの「ターゲットエイムアシストモード」だ。
全部で4段階の強度が存在し、
レガシー ⇒ 標準 ⇒ 精密 ⇒ フォーカス
の順で強度が上がっていく。強くなればなるほどスローダウンが効き敵を捕らえ続けるが、近距離の敵を狙う際はスローダウンのし過ぎで敵の背中側にエイムが合い続け、撃っても当たらないことが多くなる。
どのモードが良いかは、メインで使用する武器によって設定を変えるとよい。SMG等の近距離武器なら「レガシー」、ARやLMGなら「標準」、SRなら「精密」というような区分けで考えて概ね問題ない。ウォーゾーンを良くプレイする人であれば、武器種に関係なく標準を採用した方が、ウォーゾーンと設定が同じなためプレイしやすい。
ちなみに「フォーカス」はオススメしない。スローダウンが激しすぎて、少しでも横移動されると全くエイムが合わせられなくなってしまうからだ。
私はARやLMGプレイヤーのため、「標準」が非常にしっくり来ており、よく使っている。
なお、前作「CoD BOCW」と本作で、「スタンダード」と「レガシー」の設定が逆になっているので注意しよう。(前作の「スタンダード」が本作の「レガシー」、前作の「レガシー」が本作の「標準」となる)
滞空時の乗り換え
段差を乗り越えたり、ジャンプで乗り換えを行いたいときに関連する項目。
デフォルトはスティックを倒せば勝手に乗り換えてくれるオート設定だが、それだと乗り換えたくないときに乗り換えが生じてしまうリスクも。
空中はマニュアル、地上はプッシュにし、ちゃんと自分でボタンを押すことでハンドリングできるようにすることをおすすめする。
自動ダッシュ、ダッシュでリロードキャンセル
SMGやSG、近距離向けARを使うなら「自動TACダッシュ」がおすすめ。これ以外なら「自動ダッシュ」がおすすめだ。
「自動ダッシュ」は、スティックを倒すだけで勝手に走ってくれるため、素早い移動が必要な場面でも、もたつく心配が無い。「自動TACダッシュ」は、スティックを倒すと勝手にタクティカルダッシュ(通常だとダッシュボタンを素早く2回押すことで使える高速移動)が出てくれるため、一定距離を非常に早く移動できる。
「自動TACダッシュ」の欠点として、
- 普通の走りができない
- 移動中に撃たれたなど、使いたい時に柔軟にタクティカルダッシュができない
- タクティカルダッシュ中のエイム速度はより遅くなる
といったものが挙げられる。積極的にインファイトを仕掛けるような武器は、上記デメリットもほぼ無いに等しくなるが、中距離向け武器はエイム速度がもとから遅めのものが多い上、そもそも走り回るような戦い方をしないので、むしろデメリットの方が目立つ。自分がよく使う武器をもとに、どの設定がよいか決めてほしい。
リロードキャンセルは、自動ダッシュを「オン」にするのであれば「オフ」にしておこう。リロードしたいのに間違えてリロードキャンセルしてしまう恐れがある。自動ダッシュを「オン」にしないならリロードキャンセルを「オン」にする選択肢も出てくる。
武器マウントの使用、武器マウントの解除
武器マウントとは「リーン」のこと。どういうコマンドを叩けばリーン状態になるか設定する項目だ。
ここはデフォルト設定のまま、特に触らないで問題ない。
弾切れ時の武器切り替え
使っている武器の弾薬がすべて切れた状態で発砲する際に、自動でサブ武器に切り替える設定だ。
ここもデフォルトの設定のままで問題ない。
◆オススメの設定(アクションの挙動 編)
スライディングの挙動
ダッシュ中にしゃがみボタンを押すことで使えるスライディング。デフォルトの「長押し」だと、スライディングするまで若干の遅延が発生してしまう。ボタンを押すだけでスライディングできる「タップ」がオススメだ。
ダッシュ/TACダッシュ
ダッシュ、およびタクティカルダッシュのやり方を設定する項目。
ここはデフォルトのままの方が、各ダッシュの切り替えがしやすいのでオススメだ。
ステディエイムの挙動
「ステディエイム」とは、SRを持っている時に使える息止めのこと。
ここはデフォルトの「長押し」で問題ない。
◆オススメの設定(上級操作 編)
エイム感度増幅(ステディエイム)
SRで息止めをしている時限定のエイム感度設定だ。
筆者はあまりSRは使わないので、デフォルトの1.0のままとしている。
L2/R2ボタンのデッドゾーン
そもそもデッドゾーンとは何か、について説明する。
デッドゾーンは、左右のボタン、ないしはスティックをどれだけ大きく倒したら操作が反映されるか、を示したものだ。デッドゾーンを低くすれば、ボタンやスティックを少し倒すだけでキャラの移動や視点移動が行われる。逆に高くすれば、大きく倒さないと反映されない。
「L2/R2ボタンのデッドゾーン」は、ボタンに関するデッドゾーンを決める項目。ここはデフォルトの「13」のままで問題ない。
使い分けたいなら、単発銃を使うけど連射しやすくするために値を小さくし、フルオート銃だけど指切りしやすくしたいなら値を大きくすると良い。
スティックの最小入力無効値
「L2/R2ボタンのデッドゾーン」のスティック版だ。
キャラの移動に使う左スティック側は、デフォルトの「10」のままで問題ない。視点移動に使用する右スティックは、自身のスティックさばき度合いで決めて欲しい。
デフォルトの「10」は、スティックを倒した大きさが素直に視点移動に反映される。基本はデフォルトで良いのだが、大きく倒しすぎるクセがある人はデッドゾーン設定を上げておくようにしよう。
左スティックの最大入力値、右スティック最大入力デッドゾーン
名前が違うが、どちらもスティックの左右が違うだけで設定内容は同じだ。
こちらはスティックを倒した時の振り向き速度が最大に到達するまでに、どれだけスティックを倒せば良いか、を設定したもの。値を小さくすれば、少しスティックを倒しただけで一気に視点が動く。
この設定を小さくしてしまうと視点がぐりんぐりん動いてしまいやすいので、デフォルトの「99」のままで問題ない。
◆オススメの設定(グラフィック 編)
ワールド/ウエポンモーションブラー
こちらは「オフ」がおすすめ。
モーションブラーとは、視点を動かした際に、画面上の銃や背景が残像として少し残る設定のこと。オンにした方がより現実世界に即した臨場感あるプレイができるが、一時的に視認性を下げてしまうので、「オフ」にした方が戦いやすい。
被写界深度
エイムした際、照準が合ってない箇所をぼやかし、狙う先をフォーカスしやすくする設定。
オン、オフの両設定を試してみたが…筆者は正直違いが判らなかった…ここはデフォルトのままで問題ないと感じる。
◆まとめ
操作設定は人によって好みが分かれるところ。自分に合ったものを見つけたいなら、β版期間中に色々設定を弄ってみて、やりやすい設定値を捜してみよう。
では!