今回は、COD BOCWでよく言われている「芋」と「待ち」の違いについて、どのようなプレイが該当するのかまとめてみた。
FPS作品は基本的に、敵を待っていた方が有利である。その結果、「芋」という行為が問題視されている。特に本作は、敵を連続で倒した方が獲得スコアが高いため、「芋」促進ゲームと言われがちだ。
「芋は悪」と言われているが、個人的に、「芋」と「待ち」の違いが何なのか、イマイチ明確化されていないように感じる。自分の立ち回りが「芋」なのか「待ち」なのかわからない、という人もいるのではないか。
私が考える「芋」と「待ち」の違いをまとめてみたので、本記事を参考に、自分が「芋」プレイヤーとなっていないか、振り返ってみてほしい。
◆「芋」は何故ダメなのか
「芋」がダメ、と言われている理由は、主に2つある。
- チームの戦力にならず、味方が不利になる
- 自分の成長に繋がらない
「芋」プレイヤーは常にマップの端に居続け、試合に干渉しないため、もはや存在しないに等しい。よって、味方からすると、チームメンバーが常時1人欠けた状態で試合しなくてはならなくなり、非常に不利になる。
また、「芋」プレイヤーはマップの端から動くことがほぼ無いため、敵のいる場所を予測したり、横移動しながら撃ったり、と言った立ち回りやエイム力が鍛えられず、結果的に自分のFPS力がいつまでも上がらない、といった状態になりがちだ。
反面、「待ち」プレイをするには、敵のいる位置を予測し、予想外の場所から敵がやってきても正確に撃ち勝てるスキルが必要になる。身に着ければ自身の腕前が大きく向上し、結果チームメンバーにとって大きな戦力になることができる。上手い「待ち」プレイヤーが1人いるだけで、マップによっては戦況をコントロールできてしまうほどだ。
◆「芋」と「待ち」の違いは?
端的に言ってしまえば、
独りよがりな迎撃が「芋」、チームの勝利に繋がる迎撃が「待ち」
である。それぞれ実例を交えながら細かく解説しよう。
「芋」とは?
オブジェクトルールなのにも関わらず、拠点から遠く離れた場所で敵が来るのをひたすら待ったり、前線に上がらずマップの端からLMGやSRで遠くを狙い続ける行為が「芋」だ。
「待ち」とは?
オブジェクトルールの拠点周辺で、敵が拠点に侵入するのを防いだり、前線に自分しかおらず、味方が追いついてくるまで敵の進行を止めたりする行動が「待ち」だ。敵のリス位置付近に居座り、敵の進軍を足止めする行為も含む。
同じ位置でも、「芋」にも「待ち」にもなる
マップの端にいたらなんでもかんでも「芋」なのか、というと、そういうわけではない。同じ地点であっても「芋」にも「待ち」にもなりうる。その違いは、「今いる場所が、チームの勝利に結果的に繋がっているかどうか」にある。
具体例を見てみよう。
まずは、「MOSCOW」のハードポイントで、マップ端の2階を陣取っている。
同じ地点だが、画像左は第2拠点への侵入ルートを広くカバーしており、いろんな方向から拠点に入ろうする敵を迎撃できるため、味方にとっては非常に心強い存在になる。そのため、こちらは「待ち」プレイになる。
反面、画像右は第4拠点に拠点が移動した後の状態。この地点に居続けると、今度は前線から大きく離れた場所に居続けるだけになり、敵もほとんど通りかかることが無いため、チームの勝利とはほど遠い動きをしていることになる。よって、こちらは「芋」プレイとなる。
続いて、こちらは「GARRISON」のドミネーション。
画像左は、自チームがB拠点を確保した状態で、C拠点サイドにある戦車に陣取り、スナイパーを構えている状態。ぱっと見、ポイントから大きく離れたところにいるため、「芋」プレイであるように見えるが、画像左の状況ではB拠点に迫る敵を排除することが勝利に繋がり、敵を排除できればチームに貢献できることから、「待ち」となる。
反面、画像右は敵にB拠点を取られた状態。この時は、とにかくB拠点を確保することが大事なので、遠くで待ち構えることは大して意味が無いため、この場合は「芋」となる。
◆どうすれば「待ち」プレイヤーになれるのか?
ミニマップを見て、前線を把握することが大切。前線がわかれば、その線より先に敵がいる可能性が高いので、そこで「待ち」プレイをすれば、敵の足止めができる。
ミニマップを見て前線をどう考えるか、については、別記事でまとめているのでそちらを参考にしてほしい。
◆まとめ
芋プレイヤーが多いと、ゲームテンポが悪くなってしまい、ゲーム自体がつまらなくなってしまう上、プレイヤー自身の成長もしなくなる。しかし、待ちプレイを極めれば、自身の腕前向上ができるうえ、チームの勝利にも貢献できる。
この記事の内容を参考に、ぜひとも「芋プレイヤー」ではなく「待ちプレイヤー」となるように注意してほしい。
では!