今回は、PS5版「Call of Duty Black Ops 7」をプレイした感想をまとめていこう。
なお、マルチプレイのみの感想をまとめている。
(本記事は2025/11/16時点の情報をもとにしている)

前作「CoD BO6」に続けて更に登場したBOシリーズである本作。CoD大好きプレイヤーである筆者はβ版を遊び、比較的楽しめたことから、発売初日から購入してプレイした!
最大レベルである55まで到達し、プレステージ1に突入するところまでやり込んだうえで、本作に感じた感想をまとめていく。「本作は買いなのか?」と気になっている人はぜひ参考にして欲しい。
総評
近年発売のCODマルチの中でクオリティは高い方で、面白い。ここ暫くの作品でストレスに繋がる要素だった部分をとり除き、欲しかった要素を詰め込んでくれているため、「筆者は」一度遊び始めると、やめ時がわからずいつまでも遊んでしまった。
ただ、撃ち合い難易度は初心者お断りどこか、経験者をもふるいにかけるレベルで高い。経験者ですら敵を倒しにくく、デスがかさんだりする場面が多い。また、PS5プレイヤーにとっては不利と言える要素が多く、なおのこと戦いにくい。反射神経に優れているキーマウプレイヤー向けのゲームに大きく舵を切った作品になっている印象だ。
筆者は面白いと感じているが、どんな人にもお勧めするか、と言われると首を縦には触れない。YouTubeなどでプレイ動画を眺めてみて、スピード感についていけそうだな、と思ったのであれば、買ってみると良いと思う。
どんな人におすすめ?
- スピーディFPSが好き
- FPS経験豊富
- キャラコン、反射神経に自信がある
という人にはおすすめできる。逆に
- クリアリング重視なFPSが好き
- FPS完全初心者
という人には、相当な根性が無い限り、本作は向かないと感じた。
本作の特徴
近未来を舞台にしたチームシューターFPS
本作は、2035年という近未来を舞台に、メイン武器、サブ武器、投げ物など、FPS作品には揃っている一通りの装備を身につけて走り回る、6vs6のチームシューターFPSゲームだ。スキルやアルティメットなどを駆使して戦うようなスペシャリスト系FPSではなく、エイムとキャラコンの腕前で勝負が決まる、地に足突いたタイプの作品だ。

CoDマルチの王道ルールである「チーデス」、「キルコンファーム」、「ドミネ」、「ハーポ」、「フリーフォーオール」「サーチ&デストロイ」はもちろん搭載。キルを重視した戦いがしたいなら「チーデス」や「フリーフォーオール」、競技性の高い旗取り合戦がしたいのであれば「ドミネ」や「ハーポ」を選ぶなどし、自分がやりたいゲームモードを自由に選んでマルチプレイを楽しめる。
また本作から、新たな競技ルールとして「オーバーロード」が追加された。マップに配置されるEMPボムを回収し、指定のポイントまで運ぶと、運んだチームに対して1点が加算され、先に8ポイントを先取したチームの勝利となる。EMPボムを保有したプレイヤーの居場所は敵チーム全員に共有され、一方的に狙われるため、いかにボムキャリアーを護りながらポイントまで移動するのか、を考えながら戦うこととなる。


武器、パーク、ワイルドカード等を組み合わせるロードアウトシステム
本作は、「CoD BOCW」時代に採用されたロードアウトとほぼ同じシステムが採用されている。

武器
武器にはそれぞれレベルが存在する。敵をキルしたり、オブジェクトに絡んだりすることで手に入るスコアを貯めるとレベルが上がり、アタッチメントが解放されていく。アタッチメントは「サイト」、「マズル」、「バレル」などの様々なパーツが用意され、同じパーツジャンルの中でも、射程距離を上げるものや、弾速をあげるものなど、様々な特長がある。
これらのアタッチメントを、最大5個まで装備し、自分の手に馴染むオリジナル武器を作っていく。

マズルやバレルなどのアタッチメントを好きなに当てはめていくガンスミスシステム

バレル1つをとっても、多彩な効果を持ったアタッチメントが揃う。つけるアタッチメントを変えれば、同じ武器でも異なる特徴が生まれる
パーク
パークとは、装備すると特別な効果が付与されるシステムのこと。爆破物から受けるダメージを減らしたり、マップの表示範囲が拡大したり、特定の妨害効果を受けなくなったりと、どれも試合を有利に運ぶものが揃っている。
本作では、パーク1、パーク2、パーク3の3つのセクションの中から、装備したいパークを1つ選んで装備する。後述する「ワイルドカード」の一つ「PEAKグリード」を使用しない限り、同一パークジャンルからは一つしか装備できない。
パークは「エンフォーサー」「リーコン」「ストラテジスト」という3種類に分類わけされており、最低2種類のパークを組み合わせると、新たな4つ目のパーク「コンバットスペシャル」を自動装備できる。


ワイルドカード
パークとは別に装備できる特殊性能で、メイン武器を2つ保持できたり、付けられるアタッチメント数を5個から8個まで拡大できたり、投げ物を複数保持できたりできる。全部で9種類あり、装備できるのはどれか一つのみだ。

ストリーク
デスすることなく連続スコアを獲得することで利用できるサポートアイテム。最大3つまで設定が可能。敵の位置をミニマップに表示する「UAV」や、ミサイルを操作して上空から敵をキルする「ヘルストーム」など、どれも強力な性能で、高性能なものほど、必要とされるスコアが多くなる。


使い込むと追加効果を付与できる「オーバークロック」
リーサル、タクティカル、フィールドアップグレード、スコアストリークは、使い込んでいくことで、追加の能力を付与することができるようになった。どの追加能力を付与するかはプレイヤーの好きに決められるため、同じものでも、自分のプレイングに合わせた機能拡張が可能だ。

スピーディなキャラコン各種
前作から採用された「オムニムーブメント」は本作でも続行。ダッシュ、スライディング、ダイブといった全キャラコンを前後左右自由に切り替えられる上、伏せたまま前後左右の好きな方向へ素早く体を切り替えられるので、非常にスピーディな戦闘を楽しめる。

更に、本作から壁ジャンプも追加された。壁に面した状態でジャンプすると、スーパーマリオの要領が如く、壁を蹴り上げて更に高い場所まで移動出来たり、位置取りを急激に変更できる。高所に対しても素早く移動できるので、立体的な立ち回りがやりやすくなった。

やり込み要素である「プレステージ制度」
「CoD BO6」から久々に復活したプレステージ制度は、本作でも踏襲している。
プレステージ制度とは、プレイヤーレベルが最大である55を迎えた段階で利用できる制度で、再度プレイヤーレベルを1に戻し、特別なバナーやプレイヤーアイコンを入手できる、完全なやり込み要素だ。最大で10まで存在し、10以降はプレイヤーレベルの上限が55から1000まで上がる。
レベル1に戻ることで、これまで解放していた全ての武器やパークなどに再度ロックがかかってしまう点は注意が必要だ。ただし、プレステージを回すと永久アンロックトークンを一つもらうことができ、これを武器、パーク、スコアストリークなどのいずれかに使うことで、レベル1に戻ってもそれだけは初めから使えるようになる。

また、本作からは武器にもプレステージ制度が導入された(WW2以来…かな?)。
武器レベルを最大にすると、レベルを1に戻す代わりに特別なスキンなどが手に入る。また、プレステージを回さないと手に入らないアタッチメントもあるので、それらの解放目掛けて武器レベルを上げていくやり込みもできる。
プレイして良かった点
良マップの数が多い!過去作のマップも復活!
ゲーム開始直後から、16種類という非常に多くのマップが用意されているが、そのどれも良マップなのはよかった。
基本的な3レーン構造はそのままに、各レーンをつなぐ細道がいくつか構成されたシンプルが構造がメイン。無駄に開放的な場所や、幾重にも斜線が存在するような場所は少なく、「敵のいる場所がわからず移動できない」となることがほぼない。特定の場所を陣取れば、近距離から長距離までの幅広いレンジ、かつ広範囲をカバーできることもなく、必然的に動き回ることを推奨される。


過去作で人気であった「レイド」「ハイジャック」といったマップも復刻実装されているため、過去作マップで遊びたいと思っているプレイヤーも楽しめる。
マップ投票システムも引き続き実装され、「自分はここはやりたくないな」というマップを避けて遊ぶこともやりやすい。
ちょっと近距離戦闘レンジが多すぎる気がするのは気になったが、それでもよく考えこまれた、遊んでいて楽しいマップだらけなのは非常に良かった。
過去最高に爽快感のあるCoD!
実際に測定したわけではないが、本作は過去のCOD作品の中で、1番機動力が高い。過去作よりもダッシュ速度が速く、それが爽快感にダイレクトにつながっていると感じる。本作から登場した壁ジャンプにより、高所にある窓にもさっと入り込め、戦闘回避、急襲といった行為も素早くできるので、なおさら爽快感を感じやすい。
また、前述した良マップのおかげもあり、接敵機会が多く形成され、走ってはキルし、走ってはキルし…を繰り返すプレイがやりやすい。前述のスピード感ある動きと合わせ、芋るよりも動いた方が、数多くのキルを取れるようになっている。特に、小さいポイントを敵味方で取り合う「ハードポイント」では、ひっきりなしに戦闘が続くので、「自分、今、めっちゃ爽快なFPSをしてる!」という楽しみを味わうことができた。
TTKが短めなのも爽快感を感じる要素。ARで見ると、平均TTKは大体0.3秒、ヘッドショットを1発でも入れればTTKが大体0.25秒くらいまで下がってくれるので、背後から敵の虚をつくことができれば、一気に複数の敵を仕留めることも可能で、こちらも爽快感を感じられた。
ロードアウトの組み合わせが充実!
過去作でも多くのパークやフィールドアップグレード、ワイルドカードがあったものの、「強い組み合わせはこれ」というのがだいたい決まっていた印象。特にワイルドカードは顕著で、9割のプレイヤーが「PEAKグリード」しか使ってない、といっても過言ではないだろう。増えたパーク欄には、「ゴースト」「ニンジャ」といった隠密系を載せる、というのが鉄板ではないだろうか。
しかし本作ではそこが見直しされ、強いロードアウトがいろいろ組めるようになっていたのはよかった。個人的には、「ゴースト」「ニンジャ」「コールドブラッド」がまとめて発動するフィールドアップグレード「ミュートフィールド」が嬉しい。発動中はパークが合計6個発動している状態になり、制限時間内に敵をキルすれば効果時間を延長できるので、「ゴースト」や「ニンジャ」といったパークを常設する必要が無くなっている。その分、デフォルトパークは他のパークを試せるし、ワイルドカードを「PEAKグリード」ではないものを使って楽しむこともしやすくなった。
SBMMの削除による素早いマッチング!
SBMM(スキルベースマッチメイキング)とは、直近数試合のプレイヤーの戦績をシステム側で「スキル」として独自に採点し、近いスキルのプレイヤー同士をマッチングさせるシステムである。初心者は初心者と、上級者は上級者とでマッチングするため、多くのプレイヤーが満足できる試合が実現できる…はずなのだが、これがいろいろ問題があり、不評なシステムだった。不評な理由はいくつかあるが、一番言われているのは、毎試合スキル値を計算して同スキルのプレイヤーを集めてくることとなるため、マッチングに時間がかかる、という点であった。
ここ5,6年のCODシリーズには、SBMMがデフォルト実装されていたので、全プレイヤーが避けられなかったのだが、本作ではSBMMを大きく緩和した「オープンマッチ」が用意されているため、SBMMの弊害である「マッチングの長時間化」が起きなくなっている。個人的にはこれが非常にうれしかった。
アシストキルの導入で初心者も安心!
本作では、自分がダメージを与えた敵を味方がキルした場合に、自分にもキルカウントが入るアシストキル制度を導入している。これにより、まだFPSに慣れてない初心者でも、キル数が少な過ぎてゲンナリしたり、他プレイヤーに戦犯扱いされてしまうのでは…という恐怖感に苛まれることが少なくなる為、初心者救済要素として非常に良い制度だと感じた。
プレイして残念な点
PS5にとって、撃ち合い難易度は過去一高い…
本作の撃ち合い難易度は、過去のCODシリーズと比べてもトップクラスに高い。FPS経験のあるプレイヤー向けで、初心者お断り感が出ているのは気になったところ。
まず、良い点にも上げたスピードの速さだが、逆に言うと「敵の姿をとらえる」→「狙いをつける」→「撃つ」という一連の行為に求められる反射神経の高さが上がったといえる。自分自身の移動速度も上がっているので、せっかく敵に狙いをつけたのに、自分の操作で勝手に狙いを外してしまう、ということも発生しやすい。筆者のようなおじさんプレイヤーになってくると、FPS経験が長くても、「ついていくのが手一杯」という状態になりつつあった…
また、エイムアシストが大きく弱体化されたことで、パッドプレイヤーはそもそもエイムが難しい。細かい説明は省くが、パッドプレイヤーの多くがやっているであろう「左スティックで移動しながらエイムを補正する」という動きが抑制されてしまったため、右スティックで繊細なエイムを行わないと、近距離でもエイムを外してしまうことが多い印象だ。
それでも、せめてフレームレートが高ければ抗えるのだが、PS5ではどう頑張っても120FPSまでしか出ない(筆者が使っている初期PS5だと120FPSも出ない、という話もある…)ので、100超えのFPSが安定して出せるハイスペックPCのキーマウプレイヤーと比べると、ハードスペックが多くの面で負けている…筆者のような、反射神経の優れていないPS5プレイヤーは、立ち回りで何とか対抗するように頑張るしかなく、撃ち勝つのが大変だった。
武器レベル上げがしんどい…
ここ2年間のCoD作品は、武器レベル上げがやりやすく、3,4時間も遊んでいれば1本の武器のレベルを最大にすることができた。が、本作は「CoDBOCW」や「CoDV」の時と同様、武器レベルの上限が大きく上がり、その分武器レベルを最大にするのにかかる時間が非常に長くなった。
1,2時間も使えば最低限のアタッチメントは揃うので、ストレス少なく遊べるようになるまでの必要時間は短めではあるものの、いろんなアタッチメントも組み合わせてみたい、と思った際に、異常なまでに時間がかかってしまうのは残念だった。
武器バランスが悪め…
多数の武器が用意されているが、「強い武器」というとかなり限定されている印象だ。かれこれ15時間ほどプレイしてみたものの、多くのプレイヤーが一部ARやSGしか使っていないのが現状だった。また、とあるマークスマンライフルは、チートといっても過言ではないバランスブレイカーな強さを誇っており、運営側のバランス調整の粗さが目立っている(強すぎるので多分修正されるだろう…)
筆者が好きな武器種であるSMGは…本作はちょっと弱い印象だ。連射時のブレが大きい武器が多いだけでなく、エイムアシストの弱さ、キャラスピードの速さから、至近距離戦闘が避けられないSMGは、扱う難易度が非常に高くなっていた。
まとめ
スピーディさに特化した作品となっている「CoD BO7」。操作難易度が非常に高く、思ったよりキルが取れなくてイライラする場面も多いが、それも一興として受け止め、本作特有の爽快感のあるFPSを楽しんで見て欲しい。
では!

