秋吉ブログ

20年以上にわたり様々なゲームをやりまくっている、ゲーム大好きな管理人「秋吉」が書くブログです。ゲーム情報を盛り沢山出していきます。ゲーム以外の情報も時々…

【バイオハザードヴィレッジ】プレイした感想 ~FPSのアクション型バイオ!ホラー要素は少な目だが怖さは十分!~

今回は、PS4のゲーム「BIOHAZARD VILLAGE」をプレイした感想と、このゲームの良い点、悪い点をまとめていこう。

なお、わずかではあるがネタバレ要素があるので、「全くネタバレしたくない!」という人は「◆個人的感想」だけ読むことをオススメする。

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筆者はバイオ7はすでにプレイ済み。前作の続編のバイオが発売したとのことで、「これは気になる!」とさっそく購入!一通りゲームプレイしてみて感じたことをまとめたため、本作の購入を迷っている人は是非見てみてほしい。

 

 

◆個人的感想

総評

バイオ7の仕組みをベースに、アクション要素がより強くなった作品。過去作でいうとバイオ4が近い。あの作品が好きな人はハマるだろう。前作と比べホラー要素が若干薄くなったのは残念だが、ところどころで十分恐怖を味わえるような個所もあるため、バイオ6のような、「ホラーじゃなくてアクションゲームじゃん!」となるようなことは無い。

主観視点による恐怖感を活かした演出と、群がる敵を様々な武器でなぎ倒す爽快感が並立した作品で、ここ数年のシューティングホラーの中ではかなり出来の良い作品と感じた。是非ともオススメしたい! 

 

どんな人にオススメ?

  • アクションホラーが好き!
  • 短い時間でクリアできるゲームがやりたい

という人は楽しめる。逆に

  • ホラー要素強めな作品が良い
  • ストーリー長めの作品がよい

という人には向かないだろう。

 

◆このゲームはどんなゲーム?

前作からアクション面が強化、ホラー感は薄まったが恐怖感は十分!

本作のプレイスタイルは、前作「バイオハザード7」と同じく一人称視点。ただ、前作と比べアクション要素が少し強くなっている。前作ではただ敵の攻撃をガードするだけだった防御が、敵を押し返せるようになる新たなアクション要素が追加された。また前回よりもキャラの移動が素早く、よりスピーディーに動いて戦えた印象だった。その分、登場する敵の量も多い。2、3人の敵と戦う場面などザラにあった。

アクション要素が強くなった分、前作よりもホラー要素は薄めな印象。前作は家という閉鎖空間が舞台だったが、本作は村や巨大な城、工場が舞台となる上、常に程よく明るいので、全体的に恐怖感は少な目。特定のステージは本当に怖く、そこだけは「ザ・ホラーゲーム」といった感じだが、前作のような「ずっと続く閉鎖的恐怖感」はない。「もっとホラー感がある作品が欲しい」と思っている人にとっては、本作はちょっと残念かも。

ただ、やっぱり1人称視点となると、少しでも薄暗いと十分怖い!ホラーゲームがあまり得意ではない人なら十分恐怖を味わいながらプレイできる。

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多少薄暗いところはあるが、全体的には明るく開放的な空間が舞台。ホラーよりもアクション重視なのがステージからもわかる

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ステージによっては、ほぼ真っ暗な中を進む場面も。そういった場所は非常に怖く、十分ホラーゲームだった

 

シューティング上級者から初心者まで、幅広いプレイヤー層が楽しめる!

本作に登場する敵は、標準難易度「スタンダード」でもハンドガンを5発ほど当てないと倒れないほど硬い。私のような、シューティングアクションは得意!というプレイヤーでも、QTE的なイベント要素を除き、クリアまでに3回ゲームオーバーになってしまうほど、十分歯応えを感じてプレイできた。ストーリーを1回クリアしたら解放される最高難易度「Village of shadows」に挑もうものなら、相当なスキルが必要になる。

設定も細かく変更可能で、照準の感度設定から、視点移動時の加速度設定も可能。シューティングゲーム経験者なら気になる設定要素も丁寧に作られており、ストレスなくプレイできる。

 

アクション要素強め、というと、アクションゲームが苦手な人は手を出すのを諦めてしまうかも。しかし、一番下の難易度「カジュアル」にすれば、敵の体力は少なく、そこら中に弾薬や回復アイテムが落ちており、銃で狙いを定める時に強力な「エイムアシスト(勝手に照準が合ってくれるシステム)」が働くので、シューティングゲーム初心者でも安心してプレイできるはずだ。

 

アイテム管理が大きく変更!武器商人も登場!

多くのバイオ作品は、持ち運べるアイテム数に上限があり、持てないアイテムはアイテムボックスに預けて管理する仕組みをとっていた。

本作ではアイテムボックスが廃止され、持てないアイテムは入手を諦めるか捨てるかしかない。また、アイテムごとにカバンの占有領域が細かく決められており、アイテムの置き場を考えないと、同じ量のアイテムでも持てる場合と持てない場合が出るようになった。過去作「バイオ4」でも取られたスタイルだ。ストーリーに使う貴重品は専用のカバンに入れられるので、カバン容量を圧迫することはない。

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カバンはマス目で限られており、各アイテムの置き場をパズルのように決めていく

また、本作では新要素「商人」が追加された。商人からは弾薬やアイテム、強化パーツの購入や、武器の改造を行える。どんどん強くなる敵と戦うためにも、商人からアイテムを購入したり、武器を強化したりするのは必須。勿論、無限にお金を入手できるわけではないので、「今はどの商品にお金を費やすか」の選択で、その先の攻略難易度が変わってくる。

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お金を使用して武器を強化!他にも弾薬、回復薬の購入もできる!

前作に存在したクラフトも変わらず登場。クラフト材料はフィールドだけでなく、敵を倒しても入手できる。入手した素材を使い、回復薬を作るのか、弾薬を作るのか、爆弾を作るのか…自分の選択が、そのステージを攻略できるかどうかに直結する。

クラフトするためには専用のレシピが必要になる。大体のレシピは商人から購入可能なので、武器改造にお金を費やすか、必要なアイテムを必要な時に必要な分作れるようにするためにレシピに費やすか、ここも悩みどころだ。

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素材を消費して、回復薬や弾薬を作成!レシピは商人から買えるぞ!

 

「バイオ7」の悲劇を乗り越えたイーサンを襲う、新たな脅威の物語…

本作のストーリーは、前作「バイオハザード7」の続きを描いた作品となっている。

「ベイカー邸」で起きた悲劇から数年、無事生還した主人公「イーサン・ウィンターズ」は、世界的に活動する対バイオテロ部隊「BSAA」に守られながら、妻の「ミア」、娘の「ローズ」と共に、幸せで平穏な日々を過ごしていた。しかし、そんな生活は、前作で「イーサン」を救助したBSAA隊長「クリス・レッドフィールド」の襲撃によって破られる。妻の「ミア」を撃ち、娘の「ローズ」と共に「クリス」にさらわれた「イーサン」。気付いた時には、知らない不気味な村の外れに、「イーサン」1人だけ残されていた。

いったい「クリス」の目的は何なのか?そしてこの村はどこなのか?奪われた娘を取り戻すべく、「イーサン」は再び巨大な恐怖へと立ち向かっていく。

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味方だったはずのクリスに襲われるイーサン。一体クリスの目的は何なのか…

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見たこともない、雪に覆われた不気味な村…ここはいったいどこなのか……なぜ自分がここに連れてこられたのか…謎が謎を呼ぶ

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登場する敵キャラクターも怖く、かつ魅力的。物語を支える重要なキャラだ

前作で謎だった伏線が回収され、「そうだったのか!」と納得する部分もあり、最後にはちょっと感動する部分もあり、新主人公「イーサン・ウィンターズ」を取り巻くバイオのストーリーとして、しっかりとした綺麗な物語が展開されており、一つの映像作品としても楽しめるほど。また、次作に繋がる新たな伏線も散りばめられており、早く続きの作品がやりたい…といった気分にもなった。

一応、前作をやっていない人向けに、物語の最初に前作のあらすじを説明してくれる。ただ、「イーサン・ウィンターズ」のストーリーをちゃんと堪能したい、というなら、ぜひとも前作「バイオハザード7」をプレイしてほしい。そのほうがより本作を楽しめること間違いなしだ。

 

やり込み要素も充実!ただメインストーリーは短め…

バイオ作品と言えば、やはり周回要素のやり込み。本作にも周回要素はしっかりと存在する。

ストーリーをクリアすると、プレイヤーの取った行動に応じて「CP」を獲得できる。「CP」は専用のショップで使用可能で、ストーリーで使える強力な武器や無限弾、観賞用のフィギュアやアートシートを購入できる。より高難易度なストーリークリアや、「近接武器のみ使用」「回復アイテム使用回数制限有り」などの縛りプレイをしたい、という場合には、「CP」を消費して手に入れた強力な武器が必要不可欠だ。

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CPを消費して特別アイテムを購入

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購入したフィギュアは自由に鑑賞可能だ

なお、周回前提の仕組みである以上、ストーリーのボリュームは少な目。「同じストーリーを何回もプレイするのは嫌だ」という人にとっては、約8000円というフルプライス価格を払うのは少しためらいがあるかも(ちなみに私は難易度「スタンダード」でプレイし、ストーリークリア時間は8時間ちょっとだった)。しかし、「BIOHAZAED VIILEGE」を購入すると、本編とは別にオンライン対戦ゲーム「BIOHAZAED RE:VERSE」もついてくるので、実質2つのゲームを購入しているのと同じことになる。そう考えると、メインストーリーの楽しさも相まって、本作は非常にお買い得なのではないかと感じる。

 

その他の追加コンテンツとして、過去のバイオ作品で人気だったサブゲーム「マーセナリー」がプレイ可能。制限時間内に多くの敵を連続で倒してステージから脱出、を繰り返し、高スコアを目指すモードだ。武器はゲーム開始時に商人から購入し、改造もそのタイミングで行う。沢山の種類の武器を購入するのか、1つの武器を強化していくのか、高スコアを出すための戦いはショップ購入の段階から始まっている。ぜひ全ステージで最高評価「SSS」を目指そう。

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完全にアクション寄りのシューティングゲーム

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最高スコア達成を目指して、何度もプレイしよう!

 

 

 

◆まとめ

アクション要素の強い主観視点バイオである「バイオハザード ヴィレッジ」。ホラー感もちゃんとあるので、アクション好き、ホラー好き、どっちのプレイヤーでも楽しめる作品だ。ストーリーも非常に面白いので、やって絶対損はしない。是非とも前作「バイオ7」と合わせてプレイしてみてほしい!

なお、「バイオハザード ヴィレッジ」には、グロ要素を比較的抑えた「通常版」と、グロ要素を全面に押し出した「グロテスクVer」の二つがある。「グロテスクVer」の映像は、その言葉の通りなかなかにグロいので、購入する際は注意しよう。どちらも値段は変わらないので安心してほしい。

 

では! 

 

【PS4】BIOHAZARD VILLAGE Z Version

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  • 発売日: 2021/05/08
  • メディア: Video Game
 
【PS4】BIOHAZARD VILLAGE

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  • 発売日: 2021/05/08
  • メディア: Video Game