今回は、「Apex Legends」の「アリーナ」をプレイしていて「勝てないな…」と悩んでいる人が、大体どんな行動を取ってしまっているのかまとめてみた。
アリーナを野良でプレイしていて、「連携が取れて戦いやすいな」と感じる戦いと、「なんか勝てないな…」と感じる戦いに交互に出くわす。何が違うのか、自分の立ち回りや味方の立ち回りを見ていくと、大体共通した問題点があるような気がする。
本記事では、私が自分自身のプレイの欠点や、味方の動きを見て感じた「これをやっていると勝てないな…」というポイント5選をまとめてみたので、「アリーナに勝てない…」と悩んでいる人は、本記事のような行動をとっていないか、今一度振り返って見てほしい。
◆アリーナで勝てない時にしがちなこと
単独行動
これは真っ先に思いつく人もいるだろうNG行為。敵が3人固まっているところに単独突入したり、「フェーズランナー」のような広めのマップで味方とは別方向に走っていったり…「信じれるのは自分のみ!」と言わんばかりに、周囲の状況を見ずにどんどん前に出ていってしまう。また、アイコンによる意思表示が他ゲームと比べ充実しているにも関わらず、それを使用しない場合も多い。
何を意識すればいい?
大体の場合、目の前に映る敵一人に全神経を集中させてしまい、ミニマップや画面に映る周囲の状況をもとに、周囲の敵、味方の位置関係が見えていないことが多い。「敵一人のシールドを割って、体力も半分くらい削った!今こそ攻め時!」という「その敵一人の状況」だけで判断してしまっていると思われる。
なので、まずは5秒に1度ほど、ミニマップと自分が狙う敵以外の周りの状況を見ることをクセづけてほしい。
- 味方が2人とも後方にいるのに無駄に前に出ていないか
- 味方が挟み込もうと動いている最中なのに無駄に攻め込もうとしていないか
- 攻め込もうと考えている先に他の敵がいる可能性が無いか
などが主に見るところ。「味方が全然カバーしてくれないんだけど!」と怒る前に、「自分がやろうとしている行動が、上手く進展できる状況にあるのかどうか」を、動き出す前に一度考えてみるようにすると、誤った猪突猛進が減っていく。
もし攻め込みたいなら、動き出す前に「ここを攻める」という意思表示をアイコンで行おう。それを見て味方も動き出せるので、何もしないよりチーム全体の動きを合わせられる。
結果的に、全員がお互いをカバーしあいながら綺麗に攻撃を仕掛け、見事に撃ち倒せた
ビビって常に引き気味
「無駄に前に出てやられてはいけない」という考えに取りつかれると次に取ってしまう行動が、「ビビッてしまって全く前に出ない」という行動。前に出ないと物資も取れず、敵に有利な陣形をあっという間に引かれ、こちらが不利になってしまう。味方がせっかく前に出て敵の陣形を崩しても、フォローに行けず、結果的に奮闘した味方がそのままやられてダウン、ともなりがちだ。
なぜかマップの端から動かず、ぺちぺちと銃を撃つのみ…これでは、物資はすべて敵に取られる上、強ポジも簡単にとられてしまう
何を意識すれば良い?
恐らく、前に出れない大きな理由は、マップの遮蔽物の位置や、射線が通る場所を覚えていないからだろう。こればかりは、何度もプレイして覚えるしか手立てはない。
まずは何より、前線に出てマップの構造を覚えよう。漫然とプレイしてはNG。ちゃんと「覚える」ようにしよう。
- 戦闘ポイントにやりやすい個所はどこか
- そのポイントの周囲にはどんな遮蔽物や移動通路があるか
- 回り込みたいならどのルートが使えるのか
- どこから狙ったら、どの場所まで射線が通るのか
といったことが主に覚えるポイントだ。
同じ箇所にみんなで固まる
「Apex Legendsは味方3人でカバーしあうことが大事なゲーム。自分勝手な行動は許されない…」という考えに縛られると取ってしまう行動が、みんな同じ場所に固まってしまう行為。同じ場所に固まってしまうと、敵から簡単に挟撃を許してしまう上、逃げようにも逃げ道が無く、そのままやられてしまう可能性が高い。
これがなぜNGな行動なのか、図で示した方がわかりやすいだろう。
一方向だけで撃ち合うよりも、複数方向から挟みこまれた方が不利なのは誰でもわかるだろう。挟み込みを安全に、確実に行うには、基本はチーム3人で扇形の陣形を作る必要がある。一か所に固まると、敵がこの扇形陣形を非常に作りやすくなり、結果的に挟み撃ちを簡単に許してしまう。
また、敵は狙う方向が1か所に限定されるため、こちらの動きに対応しやすくなってしまう。逃げようとしても、隙だらけの後ろ姿を一方的に撃たれてそのままダウン、という展開に繋がってしまうのだ。
何を意識すれば良い?
「カバー」の考え方を変えるべきだ。先ほど、有利な状況を作るには扇形の陣形を作るべき、という話をした。であれば、こちらがこれをやればよいだけのこと。味方のすぐそばに居続けるのではなく、味方から少し離れた状況から、敵を挟みこむように動き、逆に敵の動きを限定させるよう立ち回ることを心がけよう。
扇形に展開する際は、なるべくミニマップの半分くらいのサイズの中で扇形を作る方が、誰かが集中砲火されても即カバーできるのでオススメ
スコープをずっと覗いている
「そこに敵がいることがわかっている…敵が姿を現した時に強烈な一撃をお見舞いしたい…」誰もが思うことだろう。スナイパーライフルを持っている時なんかは特に顕著になるのではないか。
ただ、スコープをずっと覗いていると、周囲の状況が一切見えなくなり、気付いた時には味方は違うところに移動していたり、味方と全く同じ方向を見ていたり、横を移動して裏取りしようとしてくる敵の存在に気付かなかったりする。そのまま隙だらけのところをつつかれてダウンだ。
何を意識すれば良い?
5秒に一回、スコープを外してミニマップと画面に映る周囲を見る…これに尽きる。一旦冷静になる時間を作れば、背後から迫ってくる敵の姿や足音に気付き、迎撃態勢をとることができる。とにかく、じっと除きっぱなしになるのは避けよう。
遮蔽物の無い場所で戦う
敵と撃ち合うのが目的のゲームなのだから、とにかく会敵してダメージを与えよう…もちろんその考えは正しいし、そのように動いてほしいところ。だが、撃ち負けてしまうプレイヤーは、「どういった状況化で戦えば負けないか」が考えられていない場合が多い。遮蔽物を一切使わず、全身を晒したまま敵と戦っては、被弾面積が増え、敵の攻撃を一方的に食らってしまい、結果的にダウンさせられてしまう。
また、初心者によくあるのが、敵に撃たれたからとその場で撃ち合いを始めてしまうこと。「撃たれた!まずい!すぐに反撃しないと!」という焦りがあるのかもしれないが、その場ですぐに戦っては、手負いな上に更に全身を晒して戦うことになるので、ほぼ負け確定だ。
何を意識すれば良い?
まずは何より、撃ち合う時は遮蔽物越しに撃つこと。やり方は単純。ADS時に銃口だけ遮蔽物の上に出せばよい。ほぼ全身が遮蔽物に埋まっていても、レティクルがちゃんと相手の姿を捕らえていれば、狙った先に弾が飛んでくれる。近距離戦がしたい時も、無理やり近距離戦に持ち込もうと動くのではなく、遮蔽物を転々として詰め将棋のように徐々に近づいていけば、被弾面積を抑え、敵にダメージを与えながら、近距離戦に持っていける。
遮蔽物を使い、被弾面積を減らすことが基本。敵からすれば、頭だけ出ている敵から一方的に攻撃されることになるので、こちらが撃ち負けることはまずない
敵から撃たれた場合には、即座に反撃せず、攻撃があった方向を即座に判別し、その方向との間に遮蔽物ができるよう移動することをまず優先しよう。撃たれた方向は、画面中央に赤い矢印マークで表示されるので、慌てずその方向を見て判断しよう。
画像左で、敵に撃たれた時点で即戦おうとしてはいけない。画像右のように、敵との間に遮蔽物ができる場所まで移動してから戦い始めるようにしよう
◆まとめ
- 単独行動
- ビビッて前に出ない
- 味方全員で同じ位置に集まる
- スコープ覗きっぱなし
- 全身を晒して撃ち合い
勝てないと悩む人は、大体これらの中のどれかをやってしまっているだろう。もちろん、場面によっては上記の行動をとらねばならぬ時もあるが、基本的には悪手。意識的にこれらを改善して動くように意識してみてほしい。
では!